三方崩山(さんぽうくずれやま)大のま谷滑降

★山行名 【三方崩山(さんぽうくずれやま)大のま谷滑降】
★年月日 【2001年4月8日(日)】
★メンバー【鷲見、鈴木(峠の仲間)】

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鈴木さんとはこの前の岳連講習の時に一緒になり、山スキーのパートナーを探して
いるらしいので一緒に組ましてもらうことにする。5時に一宮インターで合流し8時
前には平瀬に到着。林道のゲートが閉まっているので2キロほど歩いて詰めるが、
ところどころ雪が残っていて、巻くはめになる。左に三段の砂防堰堤があるところ
の右側が大のま谷であり、雪がたっぷり残っている。最初私は、普通の夏道ルート
を尾根沿いに登るものだと思っていたらそのまんま、谷をつめて滑降するらしい。
鈴木さんにみせてもらったガイドブックにもそう書いてあり、書いた本人は大阪の
加藤君で、北アルプスの3000m峰の山スキーコースに匹敵するスケールがあると書
いている。9時すぎにシールをつけて登り始めるがデブリだらけでとっても歩きに
くい。500mも上ると急斜面になりつぼ足で歩くが真中の少し盛り上がった
所で休憩したら、左側の岩峰から雪崩が発生し、私たちのトレースを消していった。
ただ、雪が重いので、雪崩のスピードはかなり遅い。上から6人パーティーが降りて
きて昨日左側の岩稜を登って、頂上にでたらしい。稜線には1時20分に到着し頂上
(2058m)へ20分ほどでピストン。正面に奥三方山の優美な斜面が見え、そこを滑
ると気持ちよさそうである。2時より滑降開始、とっても重たく滑りにくい雪でたい
へん。こけずに降りるのが精一杯で、滑ったあとから表層雪崩が発生する始末。
デブリだらけでめちゃくちゃな滑りをしながら3時半にやっと林道へ到着。
林道をちんたら下り、平瀬温泉につかり、焼肉のサカイで栄養をつけてから帰る。

PS 三方崩山は白山の右手の方にある支峰でミホロダムの左手にある山です。
  また、大のま谷ののまという意味は雪崩の事らしく、大きな雪崩が発生する谷
という意味らしい。。

―記:鷲見―

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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