甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 日帰り

【甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 日帰り】18.7.1(村上)
【2018年7月1日】
【メンバー】古賀・遠山・中川・村上

 

山行のお声がかかったのは一週間前。
私は参加を躊躇っていました。

私は山登りを始めて間もないのですが、甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根は既に2回12月に登っているルートでした。
しかし2回とも七丈小屋で1泊しており、日帰りの過酷さは十分知っていました。
さらに最近山登り行っていない上、トレーニングの宇連山で散々な目に会っていたばかりだったので、正直参加を躊躇っていました。

しかし、7月に控えた西穂~槍ヶ岳縦走に向けて同伴者の方々は毎週トレーニングをしており、これは参加せざるを得ないということで、頑張ってきました。

 

標準コースタイムだと、登り9時間10分、下り5時間30分、合計14時間40分。標高差2200mm。
…う~んツライ。

駒ヶ岳神社の駐車場に前日の22:30に到着し、テントを張り睡眠。

3:00に起床し3:40に登山開始。
既にトレイルランナー達が続々と入山。
黒戸尾根経験者ということで、今回初めて私が先頭を歩くことに。
後ろから「遅い!」と言われないようにしなければ…

 

ヘッドライトを付け真っ暗な登山道をひたすら歩く。
こんな早朝からの登山も私は初めてでしたが、黒戸尾根は道がきれいに整備されているため歩きやすかったです。

5:10 笹の平到着
コースタイム2時間30分のところ1時間30分で到着なので、かなり順調。
ここまでの道と刃渡りまでの道はひたすら同じような樹林帯を歩く退屈な印象。

 

 

6:20 刃渡り到着
スタートから3時間近く黙々と歩きましたが、歴戦の猛者たち。余裕そうです!
雲の切れ目からかろうじて八ヶ岳が見える。

 

7:00 五合目小屋跡到着。
本格的に梯子・鎖場が始まる。
5合目~7合目間は特に帰りが注意!

 

7:40 七丈小屋到着。
いつもだったらここで1日目終了だが、まだまだ先は先は長い。
南アルプスの天然水を補給し、山頂アタック開始。

 

8:50 八合目御来光場
黒戸尾根といえばこの景色。鳳凰三山と富士山が雲海の上に現れる。
オベリスクもよく見えます。
森林限界を超えましたが風はなく、日光は容赦なく照っているので、暑い暑い。

そこそこな良いペースで登っているはずですが、トレランのランナーがどんどん抜かしてくる&既に下山している。どんな健脚してるんだ…(絶句)

黒戸尾根といえばこの景色。パート2。
さすが修験者の道。剣や祠がたくさんあるな~なんて思っていると、本物の修験者が!
おそらく駒ヶ岳神社の方だと思われる。
真っ白なザックは特注なのだろうか…?

北沢峠からのルートとの合流点に到着。
北岳・仙丈ヶ岳を中心に南アルプスの主役達を一望。
さらに南からの涼しい風が。サイコ~!

10:00 甲斐駒ヶ岳山頂
スタートから6時間20分。コースタイムが9時間10分なので、3時間近く巻けました。
集合写真。テンション高めな古賀さん(笑)

遠山さんのドローン空撮。
はしゃぐ中川さんと私(笑)

下山途中の9合目ぐらいの地点でライチョウと遭遇。
なにやら地面を掘っているようで一向に逃げない。

七丈小屋まで下山したところでトレランの血が騒いだのか、中川さんがなんと走って下山するとのこと。
本気ですか!?と思っているうちに、黒戸尾根の森へ消えて行ってしまった…

 

12:00に七丈小屋を出発してからは、ただただ淡々と歩く歩く。
黒戸尾根はここからが長いことは重々承知していたが、今回は疲労もかなりきており、特にしんどかった。

 

 

15:10 駐車場到着
長い長い黒戸尾根もようやく終了。
既にくつろいでいる中川さんの姿が。自分たちの約1時間前に下山していたとのこと。
恐れ入りました。

山頂到着から5時間10分。下りは登り程短縮せず。
結果、往復11時間30分。標準タイムの約0.8倍でした。

 

 

<感想>
宇連山に続き2連敗となってしまうのでは、初めはビクビクしていましたが何とか登り切れました。黒戸尾根を日帰りで行けたというのは宇連山の件で自信を無くしていた自分にとっては、大きな自信となりました。
また後から分かりましたが、先頭を歩いていたのに、全然後ろの人をの様子を見ないとお叱りを受けました(汗)。周りへの気配りに気を付けます!
装備の軽量化の重要性を感じた山行でした。今後も「慢心、ダメ絶対!」をモットーに上ろうと思います。

この記事を書いた人

目次