北東北遠征 後編 早池峰山 岩手山 八幡平

【北東北遠征】18.8.13(茂津目)
【2018年8月13日~15日】
【メンバー】茂津目、山田、鈴木、西村

鈴木さんの前編、青森県2座に引き続き、後編岩手県の3座を
(8/13早池峰山 8/14岩手山 8/15八幡平)
茂津目が担当します。


–8/13 早池峰山–

8:50 西村さんと合流(盛岡駅)
10:50 河原坊駐車場 徒歩で小田越登山口へ
11:30 小田越登山口 登山開始
13:00 5合目
13:45 山頂
16:30   小田越登山口
17:00   河原坊駐車場着

 

西村さんが始発で出発し、新幹線で盛岡駅に到着するのが8:45
こちらは盛岡駅でレンタカーを入替えするために、
拠点であるつどい森のキャビンを7:30前に出る。

キューブをレンタカーしたつもりだったけど、出てきた車が
インプレッサスポーツ4WDだった。。
燃費悪そう。。
キューブ(クラス)で車種は選べないからこうなったらしい。
山田さんが運転してくれることになった。

西村さんと無事合流し早速向かいます。
遠征3日目のおやまは早池峰山です。過去に上田さんが記録している河原坊からのコースは崩落の通行止めのため、
先の小田越登山口からの入山になるが、小田越登山口には駐車場がない。
河原坊駐車場に車を止めて歩くか、バスになるのだが。。
早池峰山の登山者ピーク時はバスが運行しているけど、お盆時期は
バスはないとのこと。河原坊駐車場から小田越登山口まで歩くことに。
上りの道路を30分くらい歩いた。これが最強に暑かった。


通り過ぎる車に何度も「乗せてって・・・」と小声で叫んだ。
小田越登山口到着すると仮設トイレが5つ程並んでおり、小休止した。

11:30 登山開始

 

整備された木道で始まり、樹林帯をぬけると。

一合目~ とても涼しい!東北は最高!!と思った。

上を見ても

下を見ても楽しい!

13:00 五合目到着 順調順調

登っているとモーター音のような、大きな音が発生していて
この音はなんなんだと話していたら、すれ違いの「環境~」的な
腕章をしている方がエゾゼミだよと教えてくれました。

発電機みたいな西村さんいわく人工的な鳴き声でした。

お花大好き鈴木さんが、ハヤチネウスユキソウを見つけてくれました。
もう時期的に終わりなので、見ることが出来てラッキーでした。

はしごが2箇所あり。割と高度感はあるけどそんなに怖くない。

全員、はしごを無事クリアし稜線にでました。もう頂上はすぐそこです!

この稜線歩きが日本庭園のようでとても綺麗でした。

13:45 早池峰山 山頂到着!

無事に3座目ゲット。
西村さんは百名山70座目です。おめでとうございます!

風が爽やかで少し冷たくて気持ちよく、快適な上りでした。
なかなか来るのは大変な場所にあるけど、楽しいお山だなあと思います。

山頂にはトンボがたくさん飛んでいました。食事をしてくつろいだあと、下山です。

登り始める時間が遅かったので、上がってくるすれ違いがなくスムーズに降りる事ができました。

16:30 下山

下山後は道の駅はやちねで、早池峰山の登山バッチをゲット。
ここでそれぞれプチトマト10個入りくらいを120円で買う。
(翌日このトマトにみんな救われる)

温泉と食事は喜盛の湯 高炭酸風呂が人気らしい。
本当はもっとこじんまりした温泉がよかったけど
早池峰山から盛岡駅に向かっての温泉がなかなかなくて
この大きめな温泉施設にしたけど、めっちゃ混んでました。
さっと浴びて施設内のお食事処に移動し、順番待ち。
呼ばれたころ、全員揃いました。

本日の宿は、前日と同じく都南つどい森のキャビン。
余談:このキャビン、一泊一棟4名まで2,000円+電源が500円と超激安。
この電源は携帯の充電くらいで電化製品とかは使用できません。
中に電灯がひとつ。トイレは外だけど、快適でした。
西村さんにちゃんと伝えてなかったようで、シュラフがいることを知らず
シュラフないよとのこと。(シュラフがいるのは先発隊の話しだと思っていたらしい)
レンタルもないので、銀マットとかテントを下敷きにして寝てもらいましたが
窓があいていた為寒くてしっかり眠れなかったようです。ごめんなさい。
翌日の宿は岩手山の最寄りに移動しちゃったけど3泊ここでよかったと思った。
(シュラフのない西村さんと鈴木さんには猛反対されたけどw)

外にテーブルとベンチがあって、炊飯したり朝食を取ったりしました。

岩手で山登りされる際の拠点におすすめです。

追記–鈴木
早池峰山で見たお花たち、お花畑が素敵でした。
キンロバイナガバノキタアザミ  北海道とか東北地方のお花のようです。
ナンブトラノオ 早池峰固有種
ナンブトウウチソウ 早池峰固有種
タカネナデシコ 西村さん、覚えてくれましたか?
ダイモンジソウ
イブキジャコウソウ
ハヤチネウスユキソウ 早池峰固有種–果実期だそうです。タンポポみたいに綿毛になって種子が飛んでいくんですって。
最盛期の綺麗なハヤチネウスユキソウは。。
2015年 上田さんのブログで見てください


–8/14 岩手山–

5:00 起床
6:30 出発
7:45 登山開始
10:25 5合目
12:00 8合目避難小屋
13:00 岩手山山頂
17:00 下山

 

この遠征で一番のがんばり所となる岩手山。休憩なしのコースタイムでも8時間かかります。
宿を別の場所にしたため、チェックインによる門限もあります。早起きしてがんばります!

7:45 馬返しキャンプ場の登山口から登山開始!

岩手山はどのコースからも長くてきついが、馬返しキャンプ場からの柳沢コースが
一番最短。

2.5合目の分岐より 登りは旧道 下りは新道です。
0.5合目でお話した方におすすめを聞いたら、旧道のほうが展望がよい。新道は展望がないから
下りで新道を使うと良いよとアドバイス頂きました。

まだ30分しか歩いてないのに暑い!!
5合目までは長くてつらいから心して行ってくださいと言われる。

旧道は展望いい~~!辛いけど振り返ると気持ち良い!
うっすら見えるのは、秋田駒ヶ岳らしい。

睡眠不足でちょっとつらそうな西村さんがんばって~~

お花の撮影で遅れを取っても戻ってこれる元気な鈴木さん

前日と違いとても暑くてきつい山登りが続きました。暑くて食べ物を食べたく
なかったけど、頑張って行動食を食べた。でもプチトマトはおいしかった。

あまり写真を撮っていなかったようだ。新と旧の合流地点。

八合目の避難小屋に到着。中に売店がありカップラーメンなど買える模様
ここで岩手山のバッチをゲット。お手洗いは水洗でとても綺麗でした。

登山口に8合目の水場は枯れかけていて出ない可能性があると書いてあったがちょろちょろと
出ていたので補給させてもらえた。冷却タオルを濡らしてひんやり、生き返った~

この時点で岩手山にガスはかかっていなかったけど、出発したらガスガスになってきた。

稜線に出ると白くてよくわからなかったり、スッと抜けたりを繰り返す。
火口をぐるっと回り込むと山頂です。富士山みたい!

風も強くて寒い!あともう一息!

13:00 岩手山山頂!

遠征4座目達成です!やったー!

山頂でも、ガスったり抜けたりでしたが
風が強くて寒いので早々に撤収。
ガスっているのでお鉢めぐりもやめて来た道を戻る。

帰りは7合目から新道を使って下山する。
なかなか苦戦しながら
慎重に降りたので少し時間がかかったが17時に無事下山!
この遠征でのラスボス的存在の岩手山を攻略出来て嬉しかった。
明日の八幡平は、ボーナスステージのような百名山だ。
天気予報は小雨だがゲットは確実なのであとは安全運転で
くれぐれも事故を起こさないように気を引き締めた。

本日のお宿は岩手山焼走り国際交流村

キャビン4人用 14,200円 一人あたり3,550円の宿泊費。
少し高いけど、久しぶりのおふとーーん!
施設内にお風呂も食事処もあります。
ただ、お風呂と食事を取る場所からキャビンまではちょっと遠い。。

外観撮り忘れ。キャビン内。散らかっておりますが。。二段ベッドがふたつ。
ガスコンロも炊飯器も食器もお風呂も全部備わっています。

翌日の八幡平のあと、秘湯の藤七温泉に入るか相談していたが
露天風呂が混浴な上、女子用の露天風呂に入るのに、女子内風呂から
男子内風呂を通り、女子露天に行かないとならず、バスタオルを
千円で買う必要があり、雨も降りそうだしやめるか!となりました。
天然泥パックに興味はあるので、いつか行ってみたいなぁ。

ってことでコラーゲンたっぷりパック。

翌日は、温泉もなしなら
朝7時ころまで寝て9時前くらいに出発に設定した。のんびりお酒飲んでそれぞれ就寝。

追記-鈴木
岩手山で見たお花
シロバナトウウチソウイワブクロオンタデアカバナホソツツジ—先が巻いてないからミヤマホソツツジとは違いますハクサンシャジンの白 珍しいと思います


–8/15 八幡平–

8:25 出発
9:10 八幡平レストハウス駐車場
9:40 八幡平頂上
10:10 下山
12:30 盛岡駅 冷麺
帰路へ

岩手山焼走国際交流村からみた岩手山。
少し山頂がガスっているけど、でっかいです。
あれに登ったんだよね~って言いながら離れました。

実はこの宿泊地付近からも登山口があります。
ここを登山口にしなかったのは、工程がちょっと長いからです(^_^;)

八幡平駐車場に近づくに連れて前方の視界がやばいくらいガスにかかっています。
なんもみえねえ!どんな素敵な場所なのか、目を閉じても心でうつしてみても
わかりませんでした。。

八幡平レストハウス駐車場につきました。
歩いてすぐ下にある駐車場は無料で、レストハウス前は500円。
大人のみなさんは全員一致で500円のほうで良い◎
雨は降っていなかったが、念の為かっぱを持って行く。

道路は挟んだ登山口から歩き始めます

沼です。よくわかりません(^_^;)

30分歩いて八幡平頂上到着!北東北遠征 無事5座ゲット出来ました!

展望台ももちろん真っ白でよくわからないので、早々に下山。
下山中に雨がポツポツきた。
結局この遠征中に雨に降られたのは、最初と最後だけだった。
東北の女神は私達に微笑んでくれていたのだな。
ちなみに、八幡平では5月~6月に
ドラゴンアイが見れたりするみたいです。

ここに追記します–鈴木
八幡平で見たお花
アオモリアザミ 葉っぱが下のほうにあって茎がすーーと伸びてます。変わったアザミだと思って見ました。固有種のハチマンタイアザミは見つけられませんでした。鳥海山に咲くアザミのように下向きに咲くそうです。
クルマユリ
エゾオヤマリンドウ

追記終わり

レストハウスで八幡平のバッチをゲットして盛岡駅に移動します。

盛岡といえば、盛岡冷麺が有名ですが、山田さんが他のお店の冷麺を食べたいと
何度か言っていたり、西村さんも食べたことないとのことで
盛岡駅前にある有名店に行くことにしました。
ちなみに8/12夜 食道園

盛岡に来たら食べるべき冷麺1位と2位で、先日は1位を食べたので
この日は2位のお店らしい。(山田調べ)

盛楼閣

ちょうど昼過ぎに到着したらかなり並んでいる。。名前を書くと先に15組程いる。
お店の人に聞くと30分待ちくらいかなとのこと。なら待つか、と待つことに。

この画像の右手階段に人がめちゃめちゃいますw

回転がよいみたいで20分くらいで順番が来て呼ばれました。
先日のお店で、キムチ入りでスープの味がよくわからなくなったので、
辛味は別皿にしました。

先日の平壌冷麺もおいしかったけど、こちらの麺のほうが少し柔らかくて好きだー!
スープうまあ!!絶品でした。焼肉屋さんなので、肉を2,3口食べたいと全員一致してカルビを頼んだけど
誰も画像撮ってなかったw 盛岡冷麺おいしゅうございました。
また食べたい!
盛岡駅で、おみやげを各自買い物し、レンタカーを無傷で返却。
丁寧な運転ありがとうございます。
鈴木さんは、盛岡にもう一泊して観光してから帰るとのことでここでお別れ。
3人で東北新幹線で東京へ。東京から東海道新幹線で豊橋へ。

盛岡駅で買った駅弁を東海道新幹線に載ってから頂きました。
鶏めし駅弁 人気NO1だったので。。 おつかれさまです。

———

茂津目が計画する遠征もこれで4度目になりました。
全部参加してくれている西村さん、2度目の鈴木さんと山田さん
ありがとうございました。
5日間で百名山を5座登る旅を無事に終えられてホッとしました。
お天気も崩れる事もなく、事故やトラブルもなく
すべてほぼ予定通りに進められてよかったです。

個人的には青森でもう少し遊んでみたいと思いました。
温泉がやはり素晴らしいです。りんごを食べられなかったのが心残り。
東北は気候がとにかく快適でした。真夏はもちろん
また秋の紅葉の頃に遊びにいってみたいと思える素敵な場所でした。

–北東北遠征旅費の簡単な内訳です。(一人あたり)

往路:5,000円(帰省される方に便乗した為)
前半:16,200円(宿泊、食費、交通費等)
後半:12,140円(宿泊、食費、交通費等)
復路:22,650円(盛岡駅~豊橋駅 新幹線)
—– 計 55,990円+@(行動食等)
鈴木さん 会計担当細かくありがとうございます。

 

–全行程宿泊地と温泉

8/10 新城から青森まで車で移動
8/11 酸ヶ湯キャンプ場 テント泊 (酸ヶ湯温泉
8/12 都南つどい森キャンプ場 キャビン (蔦温泉
8/13 都南つどい森キャンプ場 キャビン (喜盛の湯
8/14 岩手山焼走り国際交流村 キャビン (焼走りの湯

この記事を書いた人

2014/6月より山岳会に入会しました。
色々な山行にこれからもどんどん参加していきたいです。

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