鈴鹿宇賀川カニクチ沢左俣

【鈴鹿宇賀川熊谷・カニクチ沢左俣】18.8.19(高橋)
【年月日】2018年8月19日
【メンバー】高橋、中村さ、中川

2年前不慮の出来事で撤収せざるを得なかった宇賀川熊谷。ようやく遡行することが出来た。

R421のトンネル手前で旧R421に入り車止め前に駐車。宇賀川沿いの登山道を行き、ソウスケ谷出合いで宇賀川に降り立つ。2年前に比べ水量は少ない。2年前は降雨後だったので多かったのであろう。
熊谷は総じてゴルジュ地形ではあるが特に難しいところはない。ゴルジュの中の小滝をサクサク登って旧R421横断点で遡行終了とする。旧R421に上がって橋から見るとさらに奥に滝があったがそれはパスした。



旧R421を下りカニクチ沢のカニクチ橋、天狗谷の雲向橋を過ぎた所で沢に降りる。そこは天狗谷とカニクチ沢の分岐になっており、カニクチ沢F1がある。車道歩きのあとの水は気持ちがいい。釜を泳ぎ取り付く。更に小滝を1つ越えるとカニクチ橋。今度は橋をくぐる。2年前橋の下には大きな巣がありスズメバチがブンブン飛び回っていた。まだ巣はあったがもうスズメバチはいないようだ。少し朽ちていたので中が見えたが6,7層もある大きな巣であった。
直ぐに10m斜瀑。簡単にも登れるがあえて水流直登。サクサク小滝を越えていくと2俣。左俣右俣がそれぞれ滝となっており出合い更に滝となって落ちるY字滝は珍しい。

左俣に入り直ぐに大滝その1。難しそうではないが高さがあるためザイルを出す。少しヌメリがあるので保険で浅効きのスモールカム1つ。落ちてたら多分外れただろうけど。


ザイルをしまう間もなく大滝その2。段々の滝ではあるが岩は脆い。カムを入れたら割れたのでプロテクションは諦めた。崩れそうで怖かった。

続いて大滝3。遠目にはつまんなさそうだったが今回の秀逸。簡単なラインはいくらでもあるがなるべく水流沿いに登りたくなる滝。下部スラブは中間部まで登ったがプロテクション取れずにクライムダウン。上部はC4赤でプロテクションが取れたので水流直上。



大滝3をこじんまりさせたような小滝を越えるとガラガラ。ガラガラを登り稜線へ。予定通り標高900mの小ピークに出た。


石榑峠方面に稜線を進み768m標高点手前のコルから右俣に降りる。ガラガラの右俣を下り2俣を経てカニクチ橋へ。着替えをし車道を下る。

【ヒル情報】少ないが生息している。

【コースタイム】8:20駐車場~8:35熊谷~9:35旧R421~10:05カニクチ沢出合い~10:35 2俣 ~ 10:40 大滝1 ~11:45 大滝3 ~12:55稜線13:10~13:20コル~14:15カニクチ橋~14:55駐車場

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