【黒川渓谷より木曽駒ケ岳へ】19.11.3(白井 良岳)
【2019年11月3日~4日】
【メンバー】白井、牧原夫妻
かねてより気になっていた中央アルプスの木曽駒ケ岳繋がる黒川渓谷。
黒川平から谷筋は伸びている。その谷はそのまま宝剣山荘までつながる谷である。
ネットで記録を探してもあまりない。百名山の駒ケ岳へ行くのにはとても良さそうであるが、あまり登山客はいないみたいだ。
一人で行くつもりであったが、埼玉県へ引っ越した牧原君を誘うと行きたいという返事を貰えたので、牧原夫妻と3人の楽しい山行となった。
11月3日(日)
宮田高原11:30—13:00伊勢滝避難小屋
今回は車が2台あったので、マッキーの車を菅の台バスセンターへ置き、自分の車に乗り合わせ宮田高原へ向かう。
すでにシーズンオフとなっている宮田高原キャンプ場を通り過ぎるとすぐに林道のゲートとなり、その手前の広い駐車場に停めて歩き出す。
林道を下って行くと30分ほどで黒川林道と合流する。合流までの林道はちょうど紅葉がきれいでした。林道は途中斜面より土砂に埋まっていたりして、車の通行は無理です。
合流した先の黒川林道はよく整備されており、伊勢滝避難小屋までは快適な林道歩きとなる。
伊勢滝避難小屋には予想以上に早く着いてしまったが、楽しみながらまったり過ごす。
伊勢滝避難小屋はこじんまりとしながらも、小屋の中に薪ストーブもあり比較的新しい感じの小屋です。
小屋の脇には薪が積んであるのですが、丸太のままで斧か鉈があれば子割にして、ストーブの薪と使えるのですが、なにぶん小屋のストーブも小さめなので、丸太のままでは大きすぎて使えません。
早くからまったりしてお酒を飲みだしたのでお酒が無くなり、もう少し持ってくれば良かったと後悔。
夕食は牧原家が用意してくれたもつ鍋を美味しくいただきまし。
黒川林道と合流地点
歩きやすい黒川林道
よく整備されてます
伊勢滝です
こじんまりとした伊勢滝避難小屋
夕食のもつ鍋
11月4日(月)
起床4:30—伊勢避難小屋出発6:10—7合目過ぎの分岐8:05—夫婦滝8:30—8合目分岐10:00—木曽駒ケ岳山頂11:10—11:20駒ケ岳頂上山荘で休憩11:40—12:00宝剣山荘—千畳敷駅12:35—(ロープウェイ)—シラビ平—(バス)—菅の台バスセンター13:40
避難小屋で泊まった夜に変な夢を見ました。寝袋で寝てる自分を何者かが寝袋ごともの凄い力で壁際まで引っ張られる夢でした。怖わ過ぎる!
それでもよく寝ることができました。
さすがに避難小屋の朝は寒い。昨晩の鍋の残り汁を使ってラーメンを入れて朝食とする。
空はこの上なく快晴。気持ちよく出発。
黒川沿いの登山道を登ります。登山道は途中右から流れてくる沢などで大きくえぐられていて、ガレ場もあったり、踏み跡がちょっと不明瞭なところもありますが基本新しい赤テープが目印となります。
出発前に小屋の前で
登山道で休憩、写真だと解かりにくいですがちゃんと登山道です。
7合目までこの樹林帯がとても気持ちいい登山道でした。あまり踏み荒らされていない北八ヶ岳の登山道っぽい感じで、大変気に入りました。
途中最近キノコに夢中のマッキーがタマゴタケを見つける。
7合目の標識を過ぎるとすぐに分岐があり自分達は黒川より離れ稜線の8合目を目指す。
ここから急に登山道は不明瞭になり、新しい赤テープも無くなる。黒川沿いの登山道には赤テープは続いているようでした。
ほぼ沢の中を歩いたり、岩場の下を右へ右へ薄い踏み跡を辿って夫婦滝へ到着。
今年夫婦となった牧原夫妻を記念撮影。この登山道用様にではなくしっかりと踏みしめしっかりと二人の道筋を付けながら歩んで行って欲しいですね。
途中陽だまりでまったり休憩。天気も良く谷筋の先に薄っすらと雪をまとう宝剣山荘周辺が見える。
8合目の稜線へでると、今回初の登山者と対面。馬の背を越えて木曽駒ケ岳への山頂を目指す。
タマゴダケ?
黒川渓谷上部の谷
夫婦滝にて牧原夫妻
後に宝剣山荘が見える
稜線へ出ると風が冷たく吹きっさらしの耳が痛くなるほどだ。天気がいいので展望も最高で御岳山が近くに見える。
山頂には20人ほどの登山客で賑わう。風が強いので我々はそそくさと降りて峠の駒ケ岳頂上小屋で風を避けて休憩。ここはすでに営業は終わっていました。
中岳へ少し登り返す登りが陽が当たらない為、積もった雪が踏み固められていて、下る人はアイゼン無しでは大変そうだった。中岳より宝剣山荘へ下る方は陽が当たるため全く積雪は無かった。これは千畳敷へ下る時も同じ。
千畳敷駅へ下りながら宝剣岳を観察。未だに登っていない中央稜など観察。
千畳敷は思ったほど賑わっていなくて、帰りのロープウェイも臨時便が出ていた事もあってほとんど待たずに乗ることができて良かったです。
馬の背より下に濃ヶ池が見える
自分は久しぶりの山頂、牧原夫妻は初登頂
中岳より駒ケ岳を望む
千畳敷を見下ろす
宝剣岳中央稜が見える
今回の山行をとにかく人が居ない静かな山道を楽しみながら登れたこと。
天気が極上に良くて、紅葉も綺麗だった。
普段あまりピークハントをしない自分ですが、牧原夫妻の人柄もあって楽しくのんびりと登ることができて良かったです。