【黒法師岳~鎌薙】19.11.9(河合)
【2019年11月9日~10日】
【メンバー】古賀、遠山、夏目、河合
【コースタイム】
【1日目】
8:40(登山開始)―10:10シブロク歩道―12:30シブロク歩道分岐―13:45バラ谷の頭―15:35黒法師岳―16:10登高尾根分岐―16:45カモシカ平
【2日目】
6:03登山開始―6:39丸盆岳―8:25鎌薙(核心部)―10:50鎌薙の頭―12:50不動岳登山口―14:50駐車場
11月9日(土)
朝6時河合家集合、途中三遠南信道路の道間違いで佐久間町手前まで行ったのに東栄町まで引き返すハプニングもあったが、水窪湖奥の戸中川林道ゲートに8時半に到着。
すでに5台ほどの車が止まっている。
私は今週の山行で3週連続の登山で段々体が動くようになってきた。
シブロク歩道の取つきまでは長い林道歩きが続く。
シブロク歩道の取つきは看板も出ていて分かりやすいが、登山道は、地図上に表示されていない。したがって、何となくあるような道を赤テープ頼りに進む。
登りだして10分ぐらいすると、昔はワサビ田ではないかと思われる石垣づくりの段々が出てきた。
道が沢から尾根に変わると道ははっきりとしている。しかし、この尾根の道も次第に斜面に変わり、道が不明になってきた。赤テープを頼りに、深南部の広葉樹の倒木や落ち葉、苔を踏みながら斜面を登る。
バラ谷の頭
バラ谷の頭は、今年の春、遠山さんと寸又峡~黒法師~蕎麦粒山~寸又峡を歩いた時に通過した。
小休止をして、黒バラ平水場へ下る。ここの下りは思ったよりも急で、笹で滑りそうなので注意する。水場にはザックをデポし下る。
思ったよりも水は多く出ている。
黒法師岳への登りは、熊笹が多く茂り道をふさいでいるが、かえって、この熊笹を持つと登りやすかった。途中の斜面で小休止。疲れたので熊笹の中にザックごと座り込む。風もなく静かな深南部を味わう。バラ谷の頭がいい眺めになっている。
丸盆岳への分岐からほんのちょっと離れた黒法師岳到着。
記念撮影
黒法師岳から等高尾根分岐まではやや急な下りである。天気は、黒っぽい雲が出ているが、雨が降るほどではない。この先のコルから緩やかな熊笹の登りを超えた丘がカモシカ平となる。
今日は、ここでテント泊。平な所を探し、エスパーステントを張って、テントの中に入る。お酒を飲んで騒いでも誰にも怒られない、深南部。居心地はよい。午後8時に就寝。
11月10日(日)
朝、4時起床。
身支度を整える
ここからは富士山がよく見えた。また、雲海と山並みと日の出の取り合わせがよい。6時出発。
朝、笹が霜で白くなっている中を丸盆岳に向かう
丸盆岳到着。
記念撮影をしてから、いよいよ鎌薙ぎへ向かう。
ここから先の道がハッキリしないので、ハーネスを取り付ける。
細い尾根は木をつかみながら登ったり、下ったり。
鎌薙までに下り道がよくわからなかったので、1回、懸垂下降を行った。
懸垂下降の遠山さん
ザイルを体にセット
鎌薙に到着し、ザイルを出して、夏目君にトップで行ってもらう。ザイルは8.7㎜×50mと7㎜×30mのザイルを連結して使った。鎌薙ぎは岩が浮き左右は切れている。
ゆっくり慎重に行ってもらう。
核心通過の古賀さん
次に古賀さん、遠山さん、私の順で通過。岩を持つと動く。浮いている。どれを持っても不安がよぎるが、何とか1ピッチ通過する。
鎌薙通過の動画 1 は こちら
2ピッチ目は私がそのままトップで行く。
ピッチを切ったところからトラバースして岩を左から巻いたためザイルが動かず重い。丈夫なコメツガを支点にしてピッチを切る。
2ピッチ目を登る遠山さん
ザイルを一度出すと安全なところまで出したくなるのが人情。
3ピッチ目もザイルを出し、安全に通過した。
鎌薙通過の動画 2 は こちら
すでにこの時点で11時近くになっていた。
鎌薙頭(何が書いてあるのか分かりづらい)
当初計画では不動岳を往復する予定であったが、鎌薙の通過で満足した私たちは、そのまま下山することにした。
下り初めの登山道は、熊笹。途中で鎌薙を振り返る
中間のブナ林を心地よく進む。
道は赤テープを頼りに進めば問題はない。不動岳登山口到着し休憩。
いたる所に滝がある
林道は、キロ11分ペースで黙々と歩いたため戸中川林道ゲートに到着した。
今回のコース
1日目
2日目
-記・河合-