快晴の御在所岳~鎌ヶ岳

【御在所岳~鎌ヶ岳】21.4.10 (上田)
【2021年4月10日】
【メンバー】上田、河合、日浦、Kさん(上田の友人)

週末がいいお天気ということで、急きょ呼びかけて鈴鹿 御在所岳から鎌ヶ岳の周遊コースに行ってきた。
6:30に音羽に集合し、東名-伊勢湾岸道-四日市ジャンクションから新名神、菰野ICで降りて鈴鹿スカイラインの477号線に合流し、御在所岳の中道登山口まで1時間20分で到着。新名神の接続でとても便利になった。駐車場はいっぱいで少し上の路肩に停めて中道へ。一点の雲もない快晴、少し冷えたがさわやかで絶好の天気の中、8:00に花崗岩の中の急登を高度を稼ぎます。

徐々に展望が開け、ロープウェイも間近に見えます。
負ばれ岩、下の岩が倒れそうな気がする(*_*;

離れて見るとサイコロを乗っけたような地蔵岩。河合君が「これはね、ダイダラボッチがポイと載せたんだよ(^^)/」
キレットは花崗岩の20m階段状の下り。鎖も使いながら注意して下る。風雨の時は特に注意。 急登を登ると富士見岩、大展望で観光客も足を運んでくる。
少し霞んではいるが、伊勢平野、伊勢湾だけで無く、知多半島、三河湾、渥美半島まで見える。北に目を移すと右から御嶽山、北アルプス、左に白山が雪をかぶっている。あー登りたい!南の鎌ヶ岳のとんがりもいい眺め。

遠く白山を望む

ロープウェー頂上駅~スキー場とのんびり歩き、いつもの混雑ほどでは無い御在所岳山頂に10:18に着き、少し早いがお昼とする。絶好のお天気でそれぞれのお昼と河合君のコーヒーでくつろぐ。
ここからは上田以外は初めての領域ということで、武平峠をめざす。遊歩道から花崗岩の急な下りに変わり、477号線を下に見ながら樹林の中を下っていく。

877mの武平峠を11:19に通過。

アカヤシオが早くも咲いていた。今年はいろんな花が早い。山桜も少し残っていた。

 

痩せた尾根を徐々に高度をあげると、1040m付近から北面の三ッ口谷への下降点を確認できたが、浮石が多く歩きにくそう。左側がガレた登り。

登りきると鎌ヶ岳の頂上(12:13着)、再び絶好の展望。2つの急登を登り切った満足感でみんな笑顔(^^)/

振り返ると御在所とその左に雨乞岳。

雨乞岳
南を見るとアップダウンの鎌尾根から入道ヶ岳、仙ヶ岳に続く道。雲母峰

頂上の三角点のすぐ北東から長石尾根の急下降。所々、赤テープを確認しながら正しいルートを探る。急で少し歩きにくいが緊張感を楽しむ。900m付近からは左の三ツ口谷へ下ることにする。

赤テープ伝いに時々不明瞭な道を右岸、左岸と渡り、谷の左岸830m付近で「この先崩壊」の看板。25000図の破線通り行こうとして間違えた。間違えた点からそのまま下降することはやめて、先ほどの看板まで登り返し、三ツ口谷の本流に向けて下降し、事なきを得た。

あとは穏やかな谷沿いの下りで、477号線に上がって車に戻った。14:34着。急登、急降下でしたがいいトレーニングになりました。Kさんも初めての鈴鹿で満足げでした。
足元の春の花もとてもきれいでした。ハルリンドウ

 

イワウチワ

どっかりと帯状高気圧に覆われ最高の天気で鈴鹿を楽しめました。

コロナ感染が収束せず、職場環境や家族の状況などから山に足が向かわない会員もいる中で、自分は県内、近県の山にボチボチ足を運んでいる。感染拡大の第4波の中にありますが、必要な検査が広く行われワクチン接種もいきわたるなど、もう少し安心して登れる日を願うばかりです。
(記:上田)

 

この記事を書いた人

愛知県山岳連盟 豊川山岳会事務局
山岳上級指導員 気象予報士
NPO法人 ウェザーフロンティア東海会員

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