台風が近づく中の八ヶ岳(12回目の大学OB合宿)

【八ヶ岳:行者小屋】(上田)

【年月日】2022年9月17日~18日

【メンバー】 上田歳彦 他7名

12回目の大学OB合宿を八ヶ岳に決めて、メンバーを募ったところ初参加の3名含めて8名の賑やかなパーティとなった。9/16時点で日本の南方を西に進み9/18には非常に強い勢力のまま西日本に接近・上陸する予想の台風14号の影響で、上田以外の愛知組はキャンセルで、入山メンバーも行動予定の変更含みでスタート。

初日集合前の八ヶ岳、稲穂も色づき秋本番が近い

赤岳から硫黄岳の稜線

甲斐駒ヶ岳

9月17日 晴れのち曇り

行動時間:美濃戸口 10:27=赤岳山荘 11:27=行者小屋 15:29

上田は5時過ぎに車で出発、関東組は車二台と新宿から特急あづさ+茅野駅からのバスと、それぞれ登山口の美濃戸口をめざす。車組も何とか駐車でき(八ヶ岳山荘管理の駐車場 1日700円)、予定の10時過ぎには全員集合。再会を喜び合い、今日のお宿 行者小屋に向けてスタートする。初参加の3人もゆっくりペースで進む。

赤岳山荘で小休止し集合写真。みなさんうれしそう(#^.^#) 

赤岳山荘付近から阿弥陀岳

トリカブトをたくさん見かけた。

南沢コースに入り徐々に高度を上げていく。私も久しぶりの八ヶ岳で、針葉樹や苔の静かな森を楽しみながら登る。山行久しぶりのI君がゆっくりペースになったため、ベテラン2人(W君とK君)と同行願うこととし、残り5名は行者小屋に先行し15:29に着く。

思い思いのプレートを持ってパチリ(#^.^#)小屋からは大同心、小同心、横岳が望めるものの赤岳、阿弥陀岳はガスの中だったが、小屋の前でいっぱいやり始める。 後続も間もなく到着し、全員で4人部屋2つに入りくつろぐ。コロナ感染以降、個室対応が増えて安心である。

夕飯のハンバーグ、おいしかったあ(^_^)/  食後はI君持参のコーヒー飲みながら旧交を暖めた。

 

9月18日 雨

行動時間:行者小屋 6:42=赤岳鉱泉 7:11=美濃戸山荘 9:40=美濃戸口 10:57

台風17号は北寄りに向きを変え、九州の西側に上陸する気配。台風からはるか東に離れた八ヶ岳でも南寄りの風に乗って湿った気流が流れ込み、朝から本降りになってきた。赤岳登頂は断念し、赤岳鉱泉から硫黄岳の往復も厳しい雨模様の中で、まずは赤岳鉱泉に向けて出発。

行者小屋から赤岳鉱泉に向け出発準備中山乗越を越えて30分の緩やかな下降で赤岳鉱泉で一休み。ますます雨が強くなり、残念ながら硫黄岳往復を断念する。12回目のOB合宿では登頂を断念するのは初めてだが、この天気では無理は禁物。北沢コースをゆっくりと下る。ここでも八ヶ岳の深い森の木々やもこもこの苔に癒される。美濃戸山荘まで来るとほぼ雨が止み、美濃戸口まで下り、メンバーと再会を誓い解散とした。

9月17日の天気図 台風14号は猛烈な勢力に発達

9月18日の天気図 台風14号は北向きに進路を変え、九州に上陸。非常に強く大型の勢力で、遠く離れた八ヶ岳、南アルプスでも南からの湿った気流で雨模様。

記:上田

 

 

この記事を書いた人

愛知県山岳連盟 豊川山岳会事務局
山岳上級指導員 気象予報士
NPO法人 ウェザーフロンティア東海会員

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