初秋の白馬岳

【白馬岳】23.9.16~17(浅田)
【2023年9月16日~17日】
【メンバー】遠山、坂本、吉中、河野、日浦、小寺、浅田、

ーコースタイムー
(1日目)
07:50 栂池自然園駅 – 09:20 天狗原 – 10:30 白馬乗鞍岳 – 11:00 白馬大池山荘 – 12:10 船越ノ頭 – 13:05 小蓮華岳 – 13:55 三国境 – 14:41 白馬岳 – 14:55 白馬山荘
(2日目)
06:10 白馬山荘 – 07:10 白馬岳 – 07:40 三国境 – 08:40 小蓮華岳 – 09:10 船越ノ頭 – 10:20 白馬大池山荘 – 11:00 白馬乗鞍岳 – 12:00 天狗原 – 13:30 栂池自然園駅

 

当初の計画では大雪渓を登り、白馬三山を縦走する予定でしたが、大雪渓が雪の状態が悪く

通行止めとなったので、栂池から白馬乗鞍経由で山頂を往復するルートに変更した。

9月15日

豊川を20時20分に出発し栂池の無料駐車場へ1時頃着く。そうそうにテントを張り宴会はせず就寝する。

9月16日

蚊に悩まされて熟睡は出来なかったが、朝食を食べてゴンドラの駅へ向かう。予想どうり既にチケット売り場には列が出来ていた。ゴンドラ乗り場とチケット売り場の二手に分かれて列に並ぶ。

7時にゴンドラが動き出す。ゴンドラ、ロープウェーと乗り継いで、ビジターセンター横の登山道から登り出す。銀嶺水を過ぎ1時間半程で天狗原に着く。

 

殆どの高山植物は草紅葉となっていた。白馬乗鞍へ登る岩場の登山道がガスの切れ間に見える。小休止の後今日の1回目の正念場である岩の道を登り出す。3ピッチで白馬乗鞍へ着くが、ガスで白馬は見えなかった。例年ならある雪渓も既に無かった。

白馬大池山荘へゴロゴロとした岩の道を下って行き45分程で山荘に着く。晴れ間が少し出て来たが小蓮華岳へ続く稜線はガスの中だ。山荘でトイレ休憩して、今日2回目の正念場である小蓮華岳登り出す。

船越ノ頭は斜面を登りここから稜線となる。天気が良ければ天空への道と言われる縦走路であるが今日はガスである。喘ぎながら登り小蓮華岳へ着く。

ここから下り気味に三国境へ。今日3回目の正念場が山頂へと続くが空模様が怪しくなってきた。

雷鳥の親子が出迎えてくれる。

寝不足の影響でペースが上がらない。とうとうポツポツと雨が降って来た。山頂手前20分程で雷も鳴り出し本降りとなって来た。集合写真は明日にして一目散で山荘へ逃げ込む。

宿泊の手続きをして一息入れてレストランで乾杯をする。白馬山荘は収容人員800人で日本一の山小屋である。夕食も6パ―テーに分けてある。夕食後少し歓談して7時頃就寝。

9月17日

早朝外に出てみると満点の星でオリオンが輝いていた。ご来光を見て6時40分山頂へ向かう。360度素晴らしい展望である。剣岳~立山。杓子岳、白馬槍、五竜、鹿島槍と後立山連峰。槍ヶ岳から穂高連邦。遠く雲海の向こうに富士山も見える。賑やかの山頂で集合写真を撮り三国境へ下って行く。

そこからは小蓮華岳へ登りで、昨日とは打って変わって素晴らしい展望である。皆のテンションも最高潮。小蓮華岳から眼下に白馬大池山荘と大池が見える。

山荘の手前で熱中症で休んでいる登山者がいて声を掛けたが、同伴者がいたので大丈夫と判断して山荘へ。山荘で小休止をして白馬乗鞍へ。

ここから天狗原へ岩場の道を慎重に下って行く。天狗原へ着く頃ガスが出てくる。名残惜しいが栂池ビジターセンターへ下った。

 

記 浅田

所感

白馬岳へ初めて登ったのは18歳の春山合宿でその後、市民登山を含めて10回以上登っている。北アルプスの中では剣岳と同じぐらい通っている山である。

大雪渓、主稜、三号尾根、杓子尾根、鹿島槍までの縦走、スキーを担いで二子尾根を登り大雪渓を滑降等思い出多い山である。

今回のルートは市民登山で下った事はあるが、登るのはパートナーと白馬大池山荘まではあるが、山頂までは初めてである。

追記

久しぶりのお泊りの山行で緊張して出発する、白馬岳は8年ほど前に大雪渓登りのテントで三山の縦走予定で山頂登頂した。天気が悪く山頂も縦走路もガスガスで景色は何も見えない残念山行になりピストンにて下山をした思い出があります。

今回はそのリベンジで山頂の景色を見たく参加させて頂きました。大雪渓雪がなく通行止めで栂池自然園からのルート、気になっていたルートではあったので私にはラッキーではありました。雲がわいていましたがまだ雨の心配はなく出発、大きな岩場の急登を進める心配が呼吸を速めるが、浅田さんが小まめに休憩を入れてくれて安心してついていけた。されど流石に山頂直下からは一歩がキツイ呼吸を整え私に合わせてゆっくりと進んで頂きました、雷が鳴りだしビビりましたが山頂登頂でしました。

翌日は天気よく雲海からの富士山。剱岳、槍ヶ岳、立山連峰と素晴らしい絶景を見られ下山は稜線を観ながら楽しい山行になり同行して頂いた皆さんに感謝します。目に焼き付いた景色と仲間達の楽しい時間が宝になりました。  河野

 

 

この記事を書いた人

「危険は回避し困難は克服する」をモットーに多くの山仲間と楽しい山登りをしています。

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