甲斐駒ケ岳 

日程:2012年5月4日夜大宮発 5~6日(単独)
行程:竹宇駒ケ岳神社より黒戸尾根をたどり山頂往復
5日 天気良く、長袖のアンダーとTシャツでも全然寒くない。登り始めると「登山靴ってこんなに重かったけ?」と思うくらい足が進まない。山行不足、体力不足を実感する。登山道に雪は全くない。長袖では暑いが気温が中途半端なためそのまま着て登る。尾根に出ると、左に地蔵のオベリスクが良く見える。やっとアルプスに来た事を感じることができた。黒戸山のトラバースは日陰になっておりしっかり雪がついている。5合目への下りは凍っていて嫌だったがアイゼンは着けずごまかし歩いた。
小屋で13時。明日天気が悪くなると途中の登山者や小屋番さんが言うので、予定変更しそのまま山頂を目指すことにする。荷物をデポしアイゼン装着。ここからは雪でまぶしい。風は少なく
天候は安定している。8合目過ぎたあたりは若干雪が踏み込む。荷物を降ろしたのに、体は重く、なかなか進まない。稜線手前で眼前に富士山、北岳の姿が急に現れ迫力にハッとさせられる。
2年前の事故現場に到着。お祈りする。ここの斜面は事故を起こした3月よりも斜度が急になっていると感じた。さらに表面の雪はザラメ、下は氷でピックは刃先しか入らない。会の先輩からのアドバイスのお蔭でより慎重にいくことができた。会の存在を改めてありがたく思った。体力不足の身にはこの先山頂までも長く感じた。
16時過ぎに山頂。当然人もなくハーネス装着。9合目直下の事故を起こした場所では念のため
細い立ち木にロープを掛け懸垂で下る。18時過ぎ小屋に着いた途端あられが降る。小屋は他に男ばかり3人の宿泊者。小屋番さんと話しが弾む。
6日、一気に下山。途中雨が降ったり止んだりの天候。大雨になる直前でぎりぎり車に潜り込む。むかわの湯に浸かり帰る。
反省点としてはロープを出すときセルフを取るためのシュリンゲをしまい込んであわてた。またラジオを携行していなかったため判断を他人に委ねてしまった。天候に恵まれた山行であった。      
5日
6:50 駐車場発
9:00 横手分岐
10:35刃渡り
11:05刀利天狗
13:07七丈小屋着
13:40七丈小屋発
16:25山頂
18:07七条小屋着
6日
5:15 七条小屋発
6:15 5合目
6:45 刀利天狗
9:30 駐車場着
記:鈴木

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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