平成24年 愛知県山岳連盟 読図講習会

2012.5.13読図講習会 大高緑地公園
読図講習会
晴れ
参加者
指導員 8名
一般参加者42名 2名にお手伝いいただきました。    
欠席4名
6:30 河合さん20か所のチェクポイントの設置
8:00 指導員 応援2名 講習の進め方などを河合さんより指導(図1)
9:30 受付  公園が広く集合場所が特定できない人が多かった。
10:00 挨拶、集合写真(図2)撮影の後、歩測地点への移動
10:15 練習1(歩測)
10:30 練習2(整地)、練習3(コンパス123)
10:45 練習4(中級編)
12:00 昼休み
13:00 練習5(上級編)練習6(チャレンジ編)
15:00 閉会 片づけ
 
最初に歩測(福歩)で百メートルを歩き自分が何歩で歩けるかを確認する。
5で割れる数で覚える、距離を換算しやすくなる。
コンパスの123最初は戸惑っている人も多くかった。
図3は地図から進むべき方向をコピーしている。
最初は三角形に10歩、歩いて
次は四角形(ここが一番講習生が戸惑っていた点)
基本が分かったら
中級編
ポイントを(課題の)白地図で回ってみる。
各チームでも、よく理解されている方、まだ戸惑っている方も徐々にポイントを回られるようになり一日の中で成長した方も多かった。
12時より休憩を取り
1時から方向の特定後、(磁石を見て歩くのではなく遠くにポイントを定めて行く)の注意があり
上級編を行う
上級はポイントが見えなくなり藪の中に入ってゆかなくてはならず障害物を傾斜の強いところも増えてポイントとのずれが多くなりました。
最後に出来る人はチャレンジ課題を個人でやってもらいました。
中には走って回った。
時間切れの為途中で帰ってきた人などもいました。
多くの方が満足していただけ、力を付けたと思います。
後は実際に山で地図とコンパスを使って行くことで本物になってもらいたいと思います。
この練習は本当に基本で大事だと思いました。
指導員研修でピンポイントでのポイントの位置特定が出来るような研修も良いのかと思いました。
(記:指導員 木田)
平成24年度 読図講習会について
講師 豊川山岳会 河合 芳尚
 多数のご参加ありがとうございます。嬉しい悲鳴です。当初は自分一人で講習内容を進める予定でしたが、とても一人では、難しいので、7班にわかれ、班長さんに講習の進行をお願いしました。お陰様で、スムーズに講習が進み、私の行動と言えば、只、見守るばかりでした。
 私は、朝、6時30分からポスト設定を行い、8時から班長さんへ本日の講習内容を説明しました。当初、班長さんにポスト設定を手伝っていただこうと思っていましたが、この時間さえももったいないので、自分で設定することにしました。そして、この時間をつかった講習内容の説明で、本日の問題点や確認事項が表面化され、班長のみなさん全体の意志統一が図られたことが、スムーズな流れを作ったと考えています。
班長さんには、改めましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 さて、本日の講習内容ですが、「コンパスは持っているけど、使った事がない」。あるいは、「コンパスの使い方は知っているけど、自信がない」と言う方があまりにも多くみられ、遭難を防ぐ手段としてコンパスの使い方を徹底的に講習内容の課題として行いたいと常々思っていました。今回、指導委員長の木田さんよりご指名を頂きましたので、チャンスと思い講師を引き受けさせていただきました。
 コピー用紙に○(マル)と磁北線しか引かれていないものを使って、一日中、歩測とコンパスの示す方向に歩いて頂きました。また、100mの歩測を最初に行い、皆さんに100mの距離感を体に染み込むように考えました。
 最初は、平地で三角形に移動するプログラム内容もうまくいかない方が見えました(コンパス123の練習)が、お昼からの上級編では、一人でも藪の中に入って行くし、チャレンジコースもこなせる方もみえました。とても1日でここまで上達して頂けるとは思いませんでした。
 今回の講習会で、感じた事は、「やればできるようになるが、やらなければ分らないまま過ぎていく。」ということでした。当たり前のことですが、当たり前のことを一生懸命することによって上達するし、すべての物事も同じように左右するんだろうなぁ。と改めて思いました。
 自分の持っているものは少ないですが、少しでも皆さんに自分の技術をお返しできれば、若い時、国体で岳連の皆さんにお世話になった、お礼になると思っています。
 講習参加の皆さん、お疲れさまでした。
(記・河合)

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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