連れ合いが北海道知床に行きたい(8/1~8/4)とのことで、夏休みの前半を山行に充てることにした。1つ目は東大雪のニペソツ岳。
27日昼前に帯広駅で大学の先輩のHさんと合流し、レンタカーで北上。途中道の駅で名物の豚丼に下鼓。
大雪山国立公園内の然別湖経由で、糠平温泉へ。温泉街にあるひがし大雪自然館に立ち寄る。新装で展示内容も大変充実している。十勝三俣を中心にニペソツや石狩岳などの山々が広大なカルデラ火口壁であることを知る。
静かに水をたたえた然別湖
糠平温泉のお宿でおいしい料理とお酒、温泉で英気を養い明日に備える。
7月28日(日)
3:20起床、朝ごはんをお弁当にしてもらって3:40宿を出発。
十六沢林道終点で支度をし4:40出発。既に車が4台ほど止まっている。
すぐに小川の橋を渡ると尾根道の急登から始まるが、すぐに歩きやすく美しい樹林となる。
ちょっとした岩場を越え少し下って6:25に天狗のコル(登山口より3km)で休止。
天狗のコルから前天狗
この付近は賑やかなお花畑で、ゆっくりと愛でながら登る。
コツガザクラ
チングルマの綿毛
ハクサンチドリ
前天狗はピーク西側のゴーロ帯を巻き、7:50前天狗南の展望台(1888m)に到着。
ここで初めてニペソツ山の鋭鋒を望む。登高意欲をそそられる山容である。横には
携帯トイ用の小屋がある。
石狩岳、音更山方面
南隣りのウペペサンケ山
天狗岳の手前より本峰
8:25天狗岳を越えるといよいよ本峰が大きく迫ってくる。
いったん下って9:00小さなキレットとなった最低コルを通過し、9:30頂上着
(出発 10:15)。
ガスが切れるのを待ちながら大休止とするが、遠くで雷鳴が聞こえた
ためそそくさと下りにかかる。 途中で雲の合間に見えていたトムラウシから石狩岳も姿を
隠してしまい、残念。
11:15天狗岳北の小沢のゴーロでは、Hさんがナキウサギの声を聞いたとのこと。
いかにも住んでいそうな雰囲気である。
14:00登山口まで下山。士別温泉でひと風呂浴びて帯広まで車を走らせる。
<感想>
前天狗、天狗岳とアップダウンを繰り返してようやく堂々とした本峰が望める。
コースタイム 登り7:00 下り4:30でなかなか遠い山である。
今年は2013年でニペソツ山の標高と同じで登山者が増えているとのことだが、
それでも美しい木々やお花畑は素晴らしく、静かな山旅を楽しむことができた。
後日、同行いただいたHさんが申請してくれた登頂証明書が届いた。2013年が
「ニペソツ山標高年記念」ということで上士幌町観光協会発行、いい記念になる。
<当日の天気状況>
太平洋高気圧が日本列島の南西に後退。戻り梅雨の様相で北海道方面もぐずついた天候が続く。オホーツク海高気圧からの東よりの風で北海道東部、東北の太平洋側はヤマセで霧と低温傾向。28日09時の地上天気図を添付します。
東大雪・ニペソツ山(2013m) 2013年7月28日(日帰り)
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