風越山
2014年8月11日(月)
メンバー 浅田、Nさん
本来なら一泊二日で白馬岳へ行く予定であったが、台風11号の影響で中止とした。
10日に台風が通過しても、台風一過の晴れとはならなかったが、雨に降られるのを覚悟で飯田にある風越山(1535m)へ行って来た。
豊川を出る時はどんよりと雲っていた空は、時々青空が覗くと思えばパラパラと小雨が降ってきて、不安定な天気を象徴していた。
豊川から約3時間で飯田にある「かざこし子供の森公園」の駐車場に着く。
かざこし子供の森公園駐車場
空は相変わらず雲っているが、身支度をして登山口を探す。
公園横の車道を山へ向かって坂道を登って行くと、ゴルフ練習場の入り口に「風越山登山口」と書かれた大きな道標が立っている。
簡易舗装された坂道を登って行くと、植林された檜林の中へと続いく。この登りが意外ときつく一汗かく。「高美徳霊神石碑」から平坦な道が石灯篭まで続いていた。
暫く進むと「にが竹」の分岐があり、さらに進むと「延命水」の分岐がありほど無く虚空蔵山に着く。ここには東屋があり展望台となっている。山頂まではまだ時間が掛かるので、ここで昼食とする。晴れていれば伊奈谷を挟んで、南アルプスが一望できる場所のようだ。
方位盤に北は仙丈岳から南の光岳まで書かれている。今日はあいにく雲の中である。
展望台より飯田の町と南ア
昨日の台風の風で小枝が登山道のあちらこちらに落ちている。またキノコも多く顔を出している。そんな登山道を40分程進むと、「矢立木」と書かれた鳥居のような物が現れる。
矢立木
ここで奇妙な鳴き声が聞えてきて登って行くと、猿の群れが木々の中を移動していた。
「熊でなくてよかったね」とNさんと話しながら進むと展望台に着く。ここからの展望も最高であろう。さらに進むと鳥居が現れて程なく石段を登ると、白山社奥社本殿に着く。
白山社奥社
山頂は少し奥のようで20m程下り、そこからフィックスロープがある斜面を、木の根を掴みながら登る。
そこから熊笹の登山道を進むと山頂である。山頂は開けているが廻りの木々が高く展望は無い。
山頂
小休止をして写真を撮り、往路を慎重に登山口へ下った。
風越山は歴史を感じる山であり、秋に再訪したいと思った。
記 浅田
台風後の風越山
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