快適雪見ハイキング~木曽駒での奇跡の一枚~

【木曽駒ケ岳】21.4.3(二橋)
【2021年4月3日】
【メンバー】浅田、河合、遠山、二橋、夏目、原田

久しぶりの雪山は木曽駒ケ岳へ。私にとっては今シーズン初の雪山。
天気予報はくもりのち晴れ、山頂の気温04℃、風速10Mレイヤリングはずいぶん迷った。

新城を予定通り5:00出発、菅の台は登山者と観光客で混みあっているが、始発8:15の臨時バスに乗車出来た。ロープウェイに乗り継ぎ、ガスの中を通り抜け千畳敷へ。見事な青空、雲海、そして南アルプスの景色が私たちを迎えてくれた。


千畳敷はまだ込み合っていたが、カールに目をやるとすでに幾つものパーティが極楽平、サギダル尾根、乗越浄土と大きく
3方向に向かっていた。
雪に色とりどりのウェアが散らばっていて、カラフルで綺麗だ。あまりの快晴にテンションが上がるが、デブリをみて冷静になる。身支度を整え、9:30出発。


木曽駒へのルートにはすでに沢山の登山者が登っていた。左側からデブリがあるが、
雪はしまっていて歩きやすい。トレースもついてステップもしっかりしている。直登の練習がしたかったので、ありがたいトレースを外れて、ポンコツなキックステップを繰り返すが、息が上がるばかりで進まず、トレースを使って登ってくる人に追いつかれる。相変わらず残念な歩行技術だ。乗越浄土までは風もなく、余計に汗がにじんだ。もっと薄着にすればよかった。


乗越浄土にでると風も吹き始め、そこからは快適なハイキング。

みんなで山談義に花を咲かせながら、和気あいあいと中岳まで。
木曽駒ヶ岳、本峰が顔を出す。



本峰までもあっという間に、到着。

360°の大パノラマを楽しみ、次に登りたい山のルートを確認した後、南アルプスの景色を楽しみながらゆっくりランチ。まったりしていると、若い原田さんが活動を始めた。彼女は先週新城のトレランで32㎞を完走し、今日はリハビリ登山だと言っていたのにとても元気だ。南アルプスを背景に、ジャンプ写真をとろうとなった。すかさず浅田さんが参戦。

遠山さんの写真テクも素晴らしく、本番1テイクで奇跡の一枚。
(連写のため4枚、面白いのですべてお見せします!!)



これはもはやジャンプではなく、浮遊。恐るべし。

山頂でのひと時を満喫して下山を始めた。
ここからの下山もジャンプコンビは元気。滑落停止の練習をしながら下っている。若さが溢れている。

中岳からはスノーボーダーが滑降して行くのがみえた。滑り降りてから乗越への登り返も恐ろしく早い、彼も若さが溢れている。
私は
宝剣に登っている人たちをうらやましく眺めながら乗越浄土へ。

いよいよ乗越からの下山。乗越からのすでに緩くなったステップを恐々慎重に降りていると、先頭を歩く浅田さんがいきなりシリセードを始めた。原田さんもそれに続き、凄い勢いで滑り降りていく。私は意地でも歩いて降りようかと思ったが、本気で置いていかれたので、恨めしく思いながら続く。


時間も早かったので千畳敷への登り返しのあたりで雪崩の埋没体験、ビーコン操作方法の講習を受ける。


埋没体験は初めてで、雪は想像以上に重くて、講習にもかかわらず恐怖心で手が震え呼吸が出来なくなるかと思った。
ビーコンも機械の操作方法は簡単だが、雪崩の救助のために効率よく動けるようにするためには日頃から訓練が必要だと思った。
いざ雪崩に巻き込まれたとき、冷静に行動できるか自信はまだないが、雪山に入るときは必ず今日教わったことを思い出そうと思う。

14:00千畳敷駅に到着。

ロープウェイ乗車までカフェでお茶を飲み、心地よい疲労感と満足感に包まれて、山を下った。
途中でニホンカモシカの子供が見送ってくれた。
木曽駒から豊川への道中は、桜や桃の花が見頃。一日で雪も花も楽しめ、大満足の木曽駒雪見ハイキングでした。

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