瑞牆カーテンコール

【瑞牆 カーテンコール】20.11.14(小野)

【2020年11月14日】

【メンバー】小野、その他

 

今年の瑞牆における目標だった2つの課題、コーラスラインとカーテンコール。もちろん二本ともワイド。コーラスラインは6月に登ることができた。カーテンコールは天候やパートナーなどの都合でなかなかトライできなかった。

秋になり徐々にに課題も乾いてくる時期になり2回トライしたものの完登は出来なかった。

日の光の届かないカーテンコールは、付き合ってもらうビレイヤー、自分共に今回がラストチャンスと思っていた。

一緒に行くことができたのは、コーラスラインをトライ中の豊橋のS君。日程が合うのが土曜のみだったため、挑戦できるのは1日だけだった。

寒くなってボルダーをしに来た人が沢山いる中、日も当たらない、きっと寒いエリアに向かう。

アプローチを終えると、案の定風が吹き極寒。風の当たらない所で準備をして課題の取り付きに行くと風もなく、まだマシだった。

先にS君が取り付く。前回は下部の強傾斜でテンションがかかったが、今回は安定しており、前進もとてもスムーズ。前回停滞した位置を越えたあたりで多分登れるなと思った。核心の傾斜の抜け口もさほど時間もかからず抜けて、レスト。上部も安定した登りで完登した。

自分の番だが、今日登れなかったらおそらく次は来シーズンということで、かなりのプレッシャー。しかし、前回まででムーブはすでに固まっており、あとは淡々と作業を繰り返すのみ。問題はメンタル、我慢のみ。

取り付くと岩は冷たく乾いており、ヌメリ手の自分の手でも弾くくらい。核心に入る前に吐息で少し手を湿らせた。

核心の強傾斜はジッとしてると一気に体力を奪われる。休まず一気に身体を進めた。前回ダメだった一段のハングの抜け。やるべきことはもう決まっているため、迷うこともない。こなしたムーブも前回と違い落ち着いてこなすことができて、無事に通風。長めにレストを入れ、あとは上部を慎重にこなしてトップアウト。

無事登り切ることができた。

相変わらずワイド以外はからっきしのまま突っ走って今シーズンの瑞牆を終えた感じだ。登れた課題は少ないが、とりあえず目標の課題も登れたので満足。来シーズンもまた瑞牆で懲りずにワイドばかり攻めると思う。

 

 

記 小野

 

この記事を書いた人

「危険は回避し困難は克服する」をモットーに多くの山仲間と楽しい山登りをしています。

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