【アメリカ カリフォルニア州】
【2018年8月11日~8月21日】
【メンバー】内田、他2名
前編(トゥオルミ)からの続きです。
快適なトゥオルミを後ろ髪引かれる思いで(ヨセミテがオープンする予定の)14日朝にたち、
火事で黒焦げになった森を見ながら無事、ヨセミテバレーに到着。
宿泊予約のためにキャンプ4へ向かうと、駐車場の砂利がアスファルトに変わっててて驚きました。
これもすべて、我々が2年前にレンジャーに徴収された罰金で整備されたと思うと「UCHIDA PARKING」の看板くらい
立ててほしいです。
当日は、火事の影響でか「FREE CAMP」となっており問題なく泊まれました。
キャンプを予約した後は目的のBig Wall/ワシントンコラム Southface(5.8C1/5.12C 11P)のアプローチを偵察。
全景&核心だと思われるハングにちょっとビビる。
偵察のあとは、(日本に置いてきてしまったため)ビックウォールを登る装備を調達しにカリービレッジへ。
カリービレッジのマウンテンショップは空いていなかったが、無理やり店員をつかまえて装備を調達。
対応してくれたMrウィリアムさん、ありがとう。また日本で会えたら会いましょう。
キャンプ4にもどり装備を整える。
参考までに今回(3人分)のギアです。
・ロープシングル60m+ダブル60m
・キャメロット#5*1セット(→結果不必要)
・キャメロット(トーテムカム)#1-4*2セット
・エイリアン#黒*1(→結果不要)
・エイリアン#赤-青*3セット(→3セット持ってって正解)
・オフセットカム*1セット(→MUST!)
・ナッツ*2セット(→GOOD!)
・オフセットナッツ*1セット(→結果不要)
・お〇し棒(→MUST・・・なさけなし)
翌15日は4時起床、6時半取付き。真夏+火事で封鎖されていた後という事もあり誰もいませんでした。
7時には登りはじめ。
1P目登りだしです。
ルーファイで少し迷いましたが、3Pでビバークポイントのディナーレッジに到着。
明日の為に5P目までロープを伸ばします。
核心のkor Roofをやってくれたパートナー、ありがとうございました。
ディナーレッジは残置水あり、ハーネスもいらないくらいのたいらで広く、超快適でした。
もっとウイスキーを荷揚げすればよっかたと後悔。ちくしょう。。。
翌日は朝からユマーリングで汗だく。
頂上にむかってロープを伸ばす。
それにしても、、、
人工登はんは、、、
時間がかかります。
1P@2時間以上、、、かかるとこも、、、。(下手なので、、、)
それにしても高度感が素晴らしいです。
全員、1日ほぼ何も食わず(不思議と腹は減らず)、ヨセミテの乾いた風にさらされてカラカラになりながら、
TOP OUTしたのは日暮れギリギリ、、、。(遅くてすいません)
ピークでビバークをしてしまいました。
ビバークする予定がなく水を切り詰めていたので、晩飯は500mlの水を3人で湿らすようにチビチビ飲んでいました。
(乾きすぎて、固形物がまったく喉をとおらず)
翌朝、起きて小便をすると、水分が全然足りてないせいか、尋常じゃないくらい濃い色なのが笑えました。
起きて記念撮影。
halfドームが綺麗でした。
懸念材料だった下山路も、日本の不動沢のアプローチに比べれば親切なくらい非常に明瞭。
2時間程度で下山できました。
下山中に上った壁を見るのは気分がよかったです。
下山後はヨセミテストアで乾いた胃袋に炭酸ジュースをぶち込み、
念願だった、「完登後」のPIZZA PATIOを胃にぶち込む。
※Steck Salateの時は一緒にいったメンバーの登攀が遅く食えなかった。今回は食ってやりました。
マウンテンショップのウィリアムにお礼と完登の報告をし、翌日10:00にフライトのため
ロサンゼルス近郊のベーカーズフィールドまでドライブ。
ベーカーズフィールドのモーテルで(明日が早いので)ささやかな乾杯。
翌日のフライトで無事、帰国しました。
(帰りはデルタ航空、アシアナ航空に比べると4倍くらい機内食あ旨かったです。)
なにはともあれビックォールが登れて、非常に満足な遠征でした。