鳳来鬼岩
2011年1月22日(土)
メンバー 浅田、Mさん、Yさん、Gさん、Hさん
今週初めに降った雪が残っていて、クライミングに影響があるか少し心配だったが、チームカクタスのメンバーと鬼岩へ行って来た。
乳岩の駐車場は明神山へ登る登山者の車は7~8台停まっていたが、クライマーらしい車は1台しかなかった。気温は-1度Cで2週間前の-3.5度Cより暖かいと、話しながら登り出す。すぐにアプローチに雪が現れだす。沢筋の日陰にはしっかり雪が残っていて岩場が心配になる。
いつものように一服岩で一本立てて鬼岩へ登る。鬼岩の休憩ポイントには雪が残っていたので雪の無い所を探してシートを敷く。当然ながらクライマーは我々の他は誰も居なく貸切状態である。
身支度をして「あんこ」でアップする。岩が冷たく手の感覚が無くなる。それでもやはり2週間前より少し良い。
Mさん、Yさん、Gさんはハイカラ岩の「ザッツクライミングショー」12cにトライするためハイカラ岩へ上がる。(今後クラショーと呼ぶ)
Hさんはアップがてらに「禁セブ」12cにヌンチャク掛けで登るが、岩の冷たさと寒さで身体の動きが悪くテンションを入れながら、苦労してトップアウトする。
レスト後1便目のトライをするが、3ピン目をクリップしてテンションが入った。核心の4ピン、5ピン、6ピンと気合で登って行くが、そこでまたテンションが入った。一息いれて最終ピンにクリップし終了点へ。しかし最後の核心が待っていて、そこで力尽きてフォール。最終ピンでレストしてなんとかトップアウトした。下降時にここのムーブを何度か確認していた。2便目はRPは狙わずフォローでヌンチャクを回収しながら、ムーブを確認して終了した。次回ガンバです。
「禁セブ」を登るHさん
Yさんは「猫も杓子も」をトライする予定であったが、あまりの寒さに「クラショー」に変更してヌンチャクを掛ける。3ピンまで掛けて一旦降りる。
レスト後の1便目3ピンまで登りテンションが入る。そこから下部核心の3ピンから4ピンへのムーブを探りながら4ピンへクリップしてテンション。なんとか5ピンまで登り降りた。トライの度に1ピンずつ上部へ伸びているようで次回ガンバです。
「クラショー」を登るYさん
Mさんも「クラショー」にトライする。最初はYさんの後で3ピンからヌンチャク掛けで、ムーブを確認しながら、テンションを入れて7ピンまで掛けて降りる。
レスト後のトライもムーブの確認の感じで7ピンまで登り、8ピンへのムーブを探るがクリップまでは至らず次回ガンバです。
「クラショー」を登るMさん
Gさんも久振りの外岩であるが、「クラショー」にトライするが1便目は2ピン目にクリップして降りた。レスト後のトライで、何とか3ピン目にクリップ出来るようになった。
次のトライでも4ピン目にクリップは出来ず次回ガンバです。
「クラショー」を登るGさん
私は「あんこ」でアップ後「卒業」12bへテンションをいれながらヌンチャクを掛ける。
大レストで昼食を食べて1便目(回収便)にトライする。岩の冷たさを我慢しながら6ピン目にクリップしてレスト体勢をとる。レストをしていても手の冷たさはなんともならず、7ピンめがけて登りだす。7ピン手前のガバで左手、右手とシャッフルして7ピンにクリップして、右手をカチへ左手はアンダーを掴み、足を上げようとした時、右手のカチが外れてフォールした。テンションを入れて8ピンにクリップして、左手をカチへ右手をピンチぽいホールドを掴み左足を上げて左手をリップに飛ばすが、わずかに届かずフォールした。
結局2フオール(2テン)でトップアウトした。次回ガンバです。
最後に「あんこ」でクールダウンをして終了とした。
「卒業」を登る浅田
ここ2~3週間が一番寒いだろうと話しながら、RPは出来なかったがなんとか鬼岩で越冬できる事を実感して、スリップに注意しながら暖かな気持ちで乳岩へ降りた。
記 浅田
耐寒訓練と筋トレの鳳来鬼岩
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