読図講習会①雨山ダム

【読図講習会①雨山ダム】23.2.12(木村)
【2023年2月12日】
【メンバー】講師:河合、上田、坂本、高橋、中川、中田、樋口、安井、小寺、木村

河合講師による読図講習会1回目が雨山ダムにて行われました。8時にぎょぎょランド駐車場に集合し、まずは駐車場でコンパスの使い方を教わります。

三角形、四角形を描けるようになり、雨山ダムへ移動。

現地に着いてスマホを使って現在位置の確認方法の説明、地図上でのコンパスの使い方の説明を受けます。

今日の講習会は雨山ダム周辺を1周する約8Km、35のポイントを回るコースです。先頭がリーダーとなり次のポイントへと交代で進んでいきます。先頭の順番を決めて、地図とコンパスを頼りにスタートです。歩き出してすぐに狩猟の方たちと出会い、河合講師がその方たちに確認すると後半のルートが狩猟の方たちが山に入る箇所と重なっている事が分かり、なるべくみんながまとまって移動するように指導を受けます。

NO3から5までは登山道は無く稜線へ向かって斜面を登ります。木の枝をかき分けて倒木をまたいでポイントへと進みます。いざ自分の順番がきて「次のポイントの特徴物は?」という河合講師の問いかけに、地形図が理解できてない「???」な私。河合講師に「今日はコンパスの使い方をマスターして帰ろう」と言っていただき、そこからはコンパスに集中。ポイントを過ぎてしまわないか恐る恐る進み、いざ特徴物を見つけると足取りが一気に軽くなりました。

 

途中稜線から外れて林道へ出てしまい、斜面を登って修正する箇所もありました。午前中はみっちりとコンパスの使い方を教わり、お昼休憩後は朝よりも早くコンパスを使えてる事が実感できました。

講習会終盤。前回の講習会ではここからは1人ずつ地図とコンパスを頼りにゴールへ向かったそうですが、今日は狩猟の方たちも山の中にいたのでみんなでまとまってゴールへ。

地図を読むのは難しくて理解できないまま講習は終わってしまいましたが、今度山に行く時は実際コンパスを持っていって使ってみようと思います。

【追記】
参加された皆さんお疲れ様でした。読図講習会いかがでしたでしょうか?今回のプログラムは、2019年に行ったプログラムと同じものでした。尾根を歩くという基本的な内容で、ピーク、コルの確認をして歩き、コンパスを使えるようにするものでした。コンパスは、思ったよりも使い方は難しくないものです。ただ、使い方を知らないだけなのです。なので、午前中の3時間もすれば、使えるようになり、午後からは使うスピードも格段に速くなりました。
今週も読図講習会を行います。多くの会員の方が地図に興味を持っていただければ幸いです。
-記・河合-

【感想:上田】

河合君の読図講習会に久々に参加させてもらいました。これだけのフルコースの参加は初めてだと思います。

これまでの自分の山行(沢登りや30周年記念山行の時の南アルプス深南部の藪山山行などではコンパス123は使わずに地図を正置するためだけにコンパスを使っていました。オリエンテーリングの基本技術を登山に適用したのはすごいと思います。(村越先生提唱のやりかたでしょうか?)
今回は改めて次の目標地点を決めて「コンパスセット」し、その地点までの経路上の地形をイメージしながら歩くという方法はより確実だなと感じました。基本に立ち返って行うことで、視界不良や強風などの天候悪化や疲労時など条件の悪い時のミスを防げると思いました。(過去、結構痛い目に遭っています(#^.^#))
それから講習の進め方、さすがだなと思いました。最初1/3は基本技術をゆっくりと時間をかけて身につけてもらう。歩行中は解説を先回りせずに、行動してみて自分で気づいてもらう(間違いや見逃し含めて)。場合によってはナビゲーションツールを活用したり、ルート計画の変更(それが無理のない変更かの吟味は大切)など、柔軟な対応もいいなと思いました。
今回、コンパスの使い方の練習までで地形図と実際の地形との対照はこれからという方もおられたと思います。地図読み楽しいという気持ちや、この際使えるようになろうという気持ちがあれば、必ず身に着けられると思います。今後の自分の山行や次回の読図講習会参加ではステップアップのトレーニングができますように!

 

 

 

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