豊川山岳会

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振り返ると富士山が見える三ツ峠

   

三ツ峠
2014年5月30日~31日
メンバー 白井、網野、小野、浅田
以前から一度は行ってみたいと思っていた三ツ峠へ、夏山に向けてのトレーニングに行って来た。新城を夜8時に出発して、新東名を御殿場ICで降りその夜は、山中湖の道の駅で泊まる。途中雨がぱらついたがテントを張る頃には上がっていた。
5/31
朝目が覚めると素晴らしい天気である。朝食を済ませて登山口へ向かう。
まだまだ残雪の多い富士山を見ながら30分程で登山口に着く。既に何台か車が停まっていたが、まだ駐車スペースは残っていた。
三つ峠2014、5、30 001
三ツ峠登山口
身支度をして新緑の美しい登山道(車道)を登って行く。
鳥博士の白井君から、聞えてくる鳥のさえずりから名前を教えてもらう。
登り初めはヒンヤリしていたが、30分程登ると汗が出てきた。
1時間程で三ツ峠山荘に着く。そこからの富士山がまた素晴らしい。目を転じると三ツ峠の岩場が一望できる。スケールの大きなゲレンデと言うより、本ちゃんの岩場のようである。
網野君、小野君の二人も感動しているようだ。
三つ峠2014、5、30 005
三ツ峠山荘からの富士山
三つ峠2014、5、30 031
三ツ峠の岩場全様
山荘から取り付きまでの登山道は急勾配であるが、階段、木道がしっかり整備されている。
取り付きに着き、トポを見ながら偵察する。クライマーはまだ少ない。
初めは浅田、網野ペア、白井、小野ペアで登る。
取り付きで準備をしていると、落石があり私は小石が目の下に当たる。幸い大した事は無かったが、人間の頭程の石も落ちてきたので、あれに当たればと思うとゾットした。
我々は「一般ルート中央」を網野トップで取り付く。20mで第一バンドの終了点に着く。
ここには複数のビレーポイントと、懸垂下降用の大きなリングが設置されている。
ここから上部のルートへも継続できるが、最初なのでここで降りる。
続いて「一般ルート右」を浅田トップで登る。
白井、小野ペアは「観音ルート右」を白井君がトップで登り、トップロープにして小野君が登っていたが、出だしで苦労していた。
次に我々も「観音ルート右」「観音ルート左」と、2本続けて網野君トップで登る。
網野君もやはり出だしのハング越えで苦労する。このルートは出だしの2m程を、ハング越えて行く方法と、左上するチムニーを登る方法があり、私は右ルートの時はハング越えをし、左ルートの時はチムニーから取り付いたが、不安定なムーブで左手が滑りなんとフォールしてしまう。グランドフォールにはならなかったが、一瞬焦ってしまう。
気を取り直して再度慎重にムーブを決めてクリアしていく。
P5310131_R.jpg
観音を登る網野とビレーする浅田
三つ峠2014、5、30 014
観音ルートを登る網野君
白井、小野ペアは「地蔵ルート」を小野君がリードしていた。上部のフェースが細かそうで慎重に登っていた。
三つ峠2014、5、30 015
地蔵ルートをリードする小野君
ここで12時も過ぎたのでランチタイムとした。
少し前から気になっていたが、富士山周辺に積乱雲が出だし、上空も暗くなってきた。
ランチを食べているとポツポツと雨が落ちて来て、雷も鳴り出した。ランチを食べながら様子を見ていたが、まだ止む気配がない。それでも西の空は青空も見える。
半数近くのクライマーは撤収と言って帰って行ったが、白井君はすぐ止むよと言って「草溝ルート」を登り出す。私と網野ペアは暫く様子見として、白井君の登りを見ている。
三つ峠2014、5、30 018
草溝ルートをリードする白井君
さすがに百戦練磨の白井君、雨をものともせず終了点へ、小野君がフォローで続く。
三つ峠2014、5、30 021
草溝ルートを登る小野君
雨が止んで来たので、網野君もフォローで登る。
三つ峠2014、5、30 022
草溝ルートを登る網野君
その後ペアを変えて、白井、網野ペアはアブミルートの「逆V字ルート」を1ピッチ目網野君トップで、2ピッチ目白井君トップで登り、懸垂で降り終了とした。
三つ峠2014、5、30 029
逆V字ルート2ピッチ目を登る網野君と確保する白井君
三つ峠2014、5、30 030
逆V字ルートのハング下部の網野君
浅田、小野ペアは「リーダーピッチ」と「都岳連ルート」を浅田トップで登り、「一般ルート左」を小野君トップで登り終了とした。
三つ峠2014、5、30 033
登攀を終えて
初めての大きなゲレンデを登り、次回はマルチピッチのルートを登りたいと思い、充実間を味わいながら登山口へ降りた。
記 浅田
追記
この三ツ峠の岩場は僕が初めてクライミングをした岩場でとても思い出深いゲレンデです。
ここで初めて登ったルートは「観音ルート右」Ⅴ級です。
今回このルートに真っ先にリードで取り付いてみました。
もうほとんど細かいことは覚えてません、ただただ必死で最初は登った記憶があります、もちろん最初はトップロープでしたが、何度もロープに体重をかけながらも登りきりました。
そのときものすごい充実感と興奮を感じ「これは面白い!」と思いそのままクライミングにのめり込んで行きました。
いま思うといきなりの初心者にⅤ級のルートを登らせた先輩もなかなかのもんだと思います。
さて今回このルートを再登してして感じたのがやはりスポーツクライミングにない緊張感でした。
下部の「一般ルート」とか「リーダーピッチ」とかがあるエリアのルートは頑丈なハンガーボルトに打ち替えられてましたが、この「観音ルート」はハンガーボルトは一切なく残置ハーケンやRCCボルトなど昔のまんまでした。
リードする身にとっては「絶対落ちたくない!落ちれない!」と感じさせるルートです。
ほんとに本チャンの練習には持って来いのゲレンデです。
P5310125_R.jpg
「観音ルート」を登る小野
P5310128_R.jpg
ルート途中のハーケン
P5310140_R.jpg
「草溝ルート」の懸垂点
最後にアブミの練習に「逆V字ハング」を2ピッチ登りました。
フーリー化されているだけあって途中ハンガーボルトもあるが、核心の逆V字を越えてフリーに移るところがとても怖かったです。
しかし、アブがいっぱいいてハーフズボンで行った自分はアブに足を刺されまくり痒かったです。
今度行くときは虫除けを忘れずに
P5310141_R.jpg
「逆V字ルート」の1ピッチ目
P5310146_R.jpg
帰路夕日にあたる三ツ峠を眺める
P5310150_R.jpg
下山路の林道も気持良い森林の中を降りていく
記:白井
追記byアミノ
関西の六甲、東海の御在所、関東の三つ峠がゲレンデとして有名とのことですが、今回の三つ峠でおそらく全てに行ったことになる僕としては、三つ峠が最も本チャン的な気がしました。理由は、落石がリアルなこと、支点が腐ってそうなこと、ハングの人工があること、などなど。特に、岩場に到着早々の頭大の落石の歓迎には、正直ビビりました。おかげで逆V字の2ピッチ目のビレーをしている間、トップで行く白井さんが取付いているハングが丸ごと落ちてくるんではないか、なんていう妄想に少し取付かれました。どなたかの言葉ですが、「いいクライミングかどうかは、ビビるかどうかだ」とのこと。この観点に絞るなら、ゲレンデとは言えいいクライミングでした。
反省点としては、一つ目に、クライミングの持久力の低下です。観音ルートの出だしの少しかぶったところで、スローパーガバにもかかわらずテンションを入れてしまったことには、まったく情けない思いがしました。この6月の間に持久力のアップに努めたいと思った次第です。この課題はジムに通うことである程度解決できそうです。
もう一つの反省点は、人工登攀の効率化・省エネ化です。時間もかかってなお且つパワーも使っていたら、10ピッチとかある本チャンの人工ルートに対応できません。しかも荷物を背負っていたらなおさらです。これは以前から課題であり続けているのですが、練習方法が見つからず、解決できていません。どなたか平日に仕事終わりにでもできるいい練習方法を知りませんか?

 - クライミング

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