場所;三つ峠、十二ヶ岳
日程;5/23(土),5/24(日)
メンバー;L.白井、山形(記)、他1名
いつしか冬山の季節も終わり、クライミングシーズンがやってきた!
時の流れは速いものよ。
当初、白木夫妻も参加予定だったが春山合宿と同じく、ダブル岳の呪いなのか直前で行けなくなりU君を加えての三人でのクライミングツアーとなった。
天気予報に反して二日とも好天に恵まれた。
お山さんも「岳」の名前を冠した二人を快く受け入れてくれたのだろうか。
いや、そうに違いない。
【5/23(土)三つ峠】
金曜晩発で「道の駅朝霧高原」で幕営した。
すかすがしい朝です!
立岩以外での外岩の経験がほとんどない自分にとっては全てが新鮮です。
富士山をバックにクライミング前に一枚パシャリ。
まずは地蔵(左)ルートから。
U君リードで全員が登り、ウォーミングアップ完了です。
次は都岳連ルートを山形がリードで登る。
ジムを含めて立岩以外でリードは初めてで緊張が走ります。
V級ですがオンサイトで登る事が出来ました。
淡々と書いていますが、素直にめちゃくちゃ嬉しかったです。
「YES!!I CAN!!I am GOD!!て言うかクライミング楽しー!!」状態でした。今は冷静です。
続いては観音ルート(右)にトライです。
U君がリードで全員がノーテンで抜ける事が出来ました。
このルートは白井さんが初めて登ったルートとの事で感慨深そうにビレーされてました。
ダブルロープでの登り方を教わりながらクライムしました。
三つ峠はマルチの練習にも最適なゲレンデで昼食後にダブルロープでのマルチシステムの練習も兼ねて亀岩ルート(4ピッチ)にトライしました。
1ピッチ目 白井さんリード
2ピッチ目 U君リード
3ピッチ目 山形リード
4ピッチ目 白井さんリード
で見事完登!
しかしハプニングがありました。
3ピッチ目で山形がルートを間違い、訳の分からんルートに到達してしまいました。
ですがそこは百戦錬磨の白井兄貴、木の幹で支点を取りながら頂上直下のバンドに抜ける事が出来ました。
しれっと亀岩_白井ルートの新ルート開拓でした。
この高所感、伝わりますか??
その後は頂上直下のバンドから権兵衛チムニーを登り見事頂上に抜けることができ、本チャンさながらのクライミングを楽しむ事が出来ました。高所での確保、ルートファインディング等勉強になるルートでした!おかげでダブルロープでのマルチシステムが身に付きました。
この日、最後はトドルート(勝手に名称)を登ったり、その横のトポにない難しいルートで遊んで終了としました。
夜は白井さん手作りの美味しいご飯を頂きながらクライミング話に華を咲かせました。
次回、餃子パーティーを期待しても良いでしょうか?
【5/24(日)十二ケ岳】
天気予報に反して終日晴れの最高のクライミングができました!
白井さん、山形ペアの最近の晴れっぷりは目を見張るものがあります。
結論から言えば十二ヶ岳、穴場です!
混んでいた三つ峠とは違い自分達含めて全部で3パーティーだけでした。
ゲレンデも十分広く、同様に長いマルチの練習やスラブ壁の練習に最適な場所だと思いました。
まずは山形がリードでスラブ壁にトライ。
ホームの立岩にはスラブ壁がない(合ってますか?)ので経験が乏しく、足の置き場に戸惑いましたが無事に登る事が出来ました。
U君は同ルートを裸足で登っていました。凄い!もはや野人(変態)です。
この日、個人的に嬉しかったのは以下の二点です。
①5.10aのルートをトップロープではあったがノーテンで登れた事
ですがU君や白井さんには遠く及ばず5.10後半、5.11台のルートになると核心にも到達出来ずテンション入りまくりでトホホ。
だが同時に強くなりたいと思えた!もっともっと修行せねば!
強者の二人の登りを抜粋します。
・儂のふくらはぎの筋肉を見んかい!と言わんばかりのムーブで見事ハングを切り抜ける白井さん
・「我、岩に住むヤモリなり」と言わんばかりの張り付きを見せるU君
【感想】
二日間とってもとっても楽しいクライミングが出来ました!二日連続で打ち込むとロープワークが結構、身に付きます!
実践に勝るものなし、です。
平日はジムに通ってもっと強くなって色んなルートに行きたいなーって思いました。
帰って調べてみると三つ峠には70本以上のルートがあるみたいです。当日登ったのは片手でおさまるかどうかの数です。
なんと奥深い事か。
でも自分は本チャンをやりたい派なのでゲレンデで身に着けた技術を本番で活かすことが最たる目標です。
今夏は北岳バットレス4尾根主稜を目標にクライミングに励んでいきたいです。
誰か一緒に行きましょー!