くじゅう連山から阿蘇山火口まで縦走温泉山旅

【分類・山域】トレラン 九州 くじゅう連山・阿蘇山 【記】中川
【日時】2023年6月10日(土)~6月11日(日)
【メンバー】中川
【天気】晴・曇・雨

博多へ行く用事があったので、ついでに源泉掛け流し温泉を楽しみつつ九州の山を駆けてきた。

【行程と概要】
DAY1/天気:晴れ→曇り時々雨→雨
トレイル17km(6時間 入浴タイムを除けば5時間)
 長者原登山口→ 長者原自然研究路→ 雨ケ池越→ 坊がツル→ 法華院温泉山荘「入浴」→ 中岳→ 天狗ケ城→ 扇ケ鼻分岐→ 瀬の本登山口→
ロード40km(9時間)
 瀬の本登山口→ 瀬の本レストハウス/国道442号→ 黒川温泉→ 満願寺温泉 川湯「入浴」/県道40号→ 一の宮手野→道の駅阿蘇/テント泊→

DAY2/天気:曇り→雨
ロード34km(7時間)
 道の駅阿蘇/県道111号→ 草千里→ 阿蘇山火口(折り返し)→ 道の駅阿蘇/県道111号→ 阿蘇坊中温泉夢の湯「入浴」

計:91km(22時間:2日間)
(前日に大宰府天満宮周辺を9km(1時間)ジョグしているので100km(23時間:3日間))

トレイル率:18%(標準タイム:8時間)
トレイルは標準タイムの75%(6時間/8時間)(入浴休憩を除けば約5時間/8時間で約60%)

ロード74km/16時間・・・13分/km(入浴休憩を除けば約14時間で11.5分/km)

【本文】
くじゅう連山は北側のメイン登山口である「長者原(ちょうじゃばる)登山口/標高1030」から入り、
目的の「法華院温泉」で入浴し、「中岳/標高1791」ピークを踏んで南西側の「瀬の本登山口/標高1050」へ下る17kmのルート。

長者原登山口のモンベルでODガス缶を購入し、軽く朝食を済ませ入山。天気は曇り時々小雨で暑くもなく寒くもないトレラン日和。
若干睡眠不足で足が重たかったが、思ったより早く坊がツル、法華院山荘に着いた。
法華院山荘では一つ目のお目当ての温泉「法華院温泉」に入った。まだお昼の時間だったので誰も入浴しておらず貸し切り。
スッキリさっぱりしてカップ麺を食べてリスタート。

九州本土最高峰の「中岳/標高1791」へ向かう。時折冷たい風と雨が降ってきたのでレインウェア上下を着た。中岳ピークでは強風と濃霧。

九重連山といえばミヤマキリシマが有名だが、花の盛りは過ぎており、所々に名残咲きがあるのみ。
トレイルは道幅が狭い箇所では低木の枝先が足首から肩口まで体に当たり、身を削ってくる。レインウェアが破れるのは困るので短パン、半袖でジョグ。当然擦り傷・切り傷が出来る。

扇ケ鼻分岐から瀬の本登山口までは誰にも会うことなく静かなトレイルを淡々と下り、瀬の本レストハウスで食事休憩をとりロード区間へ突入。
さすが温泉天国九州。至る所に温泉がある。手当たり次第ザブっと入りたいところだが、時間も限られているので狙っていた二つ目の温泉「満願寺温泉 川湯」へ向かう。

19時頃に「満願寺温泉 川湯」に入浴。「日本一恥ずかしい露天風呂」の称号通り、道路から丸見え。地域住民の方も露天風呂の前の道路を普通に歩いている。脱衣場も服を置く棚があるのみで丸見え。
解放感抜群の源泉掛け流し温泉に今時200円で入れるのは貴重。管理をされている地元の方に感謝。
くじゅう連山で出来た擦り傷・切り傷が沁みる。温泉効果で早く治ることを期待。

さっぱりしたところで温泉近くの商店でパンを補給してリスタート。小雨の中をレインウェアを着てジョグ。
温泉効果で足取りも軽く、真っ暗な雨の夜道を阿蘇駅に向けて進む。

阿蘇山の外輪を越えて23時過ぎ頃に「阿蘇道の駅」に到着。「阿蘇道の駅」は車中泊の車で一杯。
近くのコンビニで食料を調達してテントで就寝。3時間程眠り、阿蘇山へ向けて準備をする。
当初は仙酔峡登山口から阿蘇中岳経由で阿蘇火口へ抜ける予定だったが、もろもろ考えて予定変更。登山道をやめてロード/県道111号を進むのが妥当。
しかし疲れてきたのでバスにでも乗ろうか・・・なんて弱気になっていたところで地元の方でしょうか登山者と思われる方に声を掛けられた。

細身でスッとしたクライマーっぽい雰囲気のベテラン山屋な様相。
少しお話をさせて頂いていると、登山ガイドさんをされているとの事。なるほど、そうですよね。そんな雰囲気してますもんね。
で、もうちょい話をしてますと、私の装備を見てTJARの事をお話しされました。選考会に過去2度参加されていると。
選考会に参加の時点で超人確定です。しかも九州から。TJARの創始者である岩瀬さんの話題で盛り上がりました。
今日は雨天の祖母山でガイドツアーだそうです。お気を付けください。(ガイドさんの名前は福原さん。ガイドの御用命は福原さんへw)

弱気にバスで・・・なんて思っていた私は気持ちを入れ替えて阿蘇山へ向けてロードをジョグ。
ただ、延々と登り坂でほとんど歩きになってしまった。
のどかな牧場を見ながら歩くのは気持ち良い。牛や馬達も気持ち良さげ。

阿蘇山上ターミナル手前の草千里に着くと結構な雨が降ってきて小休止。
日によって火山ガスの影響で火口に近づけないこともあるとのこと。今日は火口まで行けるとのこと。
ラストスパートして白煙をあげている迫力のある火口を覗き、折り返して阿蘇駅へ。
本当は阿蘇中岳まで行きたかったが、帰りのスケジュールを考えると残念ながら火口で折り返すしかなかった。

下山して今回の目的である源泉掛け流し温泉の3つ目へ。阿蘇駅のすぐ隣にある源泉掛け流し温泉「阿蘇坊中温泉夢の湯」に入った。
温泉でさっぱりして今回のトレイル&ロード縦走の山旅は終了。

 

【まとめ】
源泉かけ流し温泉①「法華院温泉」②「満願寺温泉 川湯」③「阿蘇坊中温泉夢の湯」と目標の3つに入浴出来て目標達成。
距離は2日で91km(3日で100km)と概ね目標達成。
途中でテント仮眠をするというのも目標達成。
幸運にも雨が降ってきたので雨天トレーニングにもなった。
今回のルートでは特に危険な箇所もなく、熊の恐怖に怯えることもなく安全山旅だった。
ルート変更して、トレイル率が下がり、ほとんどがロードとなってしまったが、概ね目標達成の大満足な山旅でした。
次回、九州遠征の機会があれば、「九重連山のピーク総舐め」や「阿蘇山 外輪一周」もやってみたい。

山行記録というより・・・温泉紀行文ですね(笑)

 

↓長者原登山口(当たり前のように温泉があります)

↓法華院温泉 もちろん源泉掛け流し ↓ミヤマキリシマはかろうじて咲いているところもあった ↓九州本土最高峰 くじゅう中岳 ↓名物 だんご汁 ↓今回の目玉 満願寺温泉 ↓日本一恥ずかしい露天風呂と言われている満願寺温泉 川湯 ↓この右側の屋根が掛かっているところが露天風呂 ↓いつもの宿 ↓阿蘇山はほぼ牧場 ↓阿蘇山火口は雨↓長者原登山口~法華院温泉~中岳~瀬の本登山口~満願寺温泉~阿蘇道の駅

↓阿蘇道の駅~阿蘇山火口

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