雨の雲ノ平

【雲ノ平、鷲羽岳、黒部五郎岳】2015.8.12~15(井澤)
【年月日】2015年8月12日~15日
【メンバー】浅田、西村、吉中、井澤

8月12日(水)一日目(豊川~太郎平小屋)
夜が明け、良い天気の中、出発しました。
駐車場発(5:15)~音羽蒲郡IC~立山IC~有峰林道(10:00)~駐車場(11:30頃)
立山ICが近づいてくると、剣岳や立山などの雄大な山脈が見られるようになってきました。
折立の駐車場付近は車がたくさんとまっており、駐車できるかなと心配でしたが、なんと!下りてきて支度をしている大府の優しいジェントルマンが駐車場を譲ってくださりました!ありがとうございました!

11:00 天気も良く、期待に胸を膨らませ登山開始です。(1356m)
CIMG5464薬師岳で遭難した愛大生の碑が建てられています。CIMG5466(この辺りでは少し遅いようですが)花を愛でながら歩を進めます。アラレちゃんも応援してくれています。
CIMG5467CIMG5470CIMG547212:50 三角点着(1870m)CIMG5476剣岳が顔を表し始めました!!
CIMG547513:00頃 ところどころ木道も歩きます。ステキ!
ここは、常念と比べて傾斜が緩い登りなので、歩きやすいですね。
CIMG5480振り返ると有峰湖が!
CIMG548214:20 五光岩ベンチ(2189m)
CIMG5498もやがかかり、幽玄な景色が広がっています。
CIMG5502ニッコウキスゲ、リンドウなど
CIMG5506CIMG5507 CIMG5508
15:10 太郎兵衛平着 薬師岳もお出迎え。CIMG5516本日の宿泊場所:太郎平小屋
CIMG5513 CIMG5515お疲れ様でした。カンパ~イ!
CIMG5519時折青空ものぞきます。明日もこのくらいの天気ならいいのにな。
CIMG552117:00 夕食 今回の山行はすべて小屋泊まり、しかも一泊二食付きという初めての経験。豪華な大人の山行です。
大好きなクリームコロッケが出て大満足!
CIMG5524陽が沈んできました。雲が厚く残念ながら星は見られませんでした。
CIMG552719:00に明日の朝食のお弁当を受け取り、20:00に就寝しました。明日の天気はどうかな~。
夜中、ゴォ~ゴォ~という激しい音で目が覚めます。大丈夫かな…。

8月13日(木)二日目(太郎平小屋~雲ノ平山荘)
まだ電気がつかないので、ヘッドライトの明かりで朝食&作戦会議。
悪天候のため予定を変更し、雲ノ平山荘を目指すことになりました。
5:05発 まずは薬師沢小屋を目指し、谷を下りていきます。雨は降ったりやんだり強くなったり…。
CIMG5531たくさんのチングルマ
CIMG5533コイワカガミ
CIMG5534ギンリョウソウ
CIMG55467:30 薬師沢小屋着
CIMG5547CIMG55487:50 つり橋を渡っていざ出発!CIMG5552はしごやら急登やらがお出迎えしてくれます。
大文字草
CIMG5554大きな岩がゴロゴロしていて登りづらいです。樹林帯なので晴れていたら暑そうだな、雨でよかったのかな、などと思いながら、30分弱くらいずつ進むごとに休憩を取りながら上を目指します。
CIMG5560看板が応援してくれています。
CIMG555510:00 ついに急登を乗り切り、木道に出ました!しかし喜んだのもつかの間?木道がなくなることもありました(笑)
CIMG556110:30 吉中さんのあこがれの地、雲ノ平のアラスカ庭園に出ました!やったぁ!ハクサンイチゲやチングルマ、リンドウなどが見られました。
CIMG5566白い景色と雨の中、歩を進めます。
11:05 奥日本庭園 白いなりに景色もところどころ見えています。
CIMG5572 CIMG5573雷に打たれて折れたと思われる木がたくさんありました。CIMG5570うっすらと山小屋の影が見えてきました。
CIMG558111:25 本日の宿泊場所:雲ノ平山荘着 お疲れ様でした~。
(雨が降ろうがなんだろうが、今回は小屋泊まりだと思うと心も足も軽く行程を進めることができました(軟弱者))
CIMG5588カッパやザックカバー、靴を脱いで乾かしてもらえるのだそうです。小屋泊まりサイコ~!!
しかし、「布団一枚に二人寝てね」とは。定員70名の山荘に100人以上が泊まり、今シーズン最高の宿泊者数だったそうで。
そして、浅田さんが気づいた建物の構造。梁や柱が釘なしで組み合わせて建てられていました。凝っていますね!
CIMG5583食堂で休憩。二代目の方が大工さんに作ってもらったという特製スピーカーから流れる紅の豚の挿入歌などを聴きながら食事やお茶タイムとなりました。私と西村さんは台湾風チキンライスを食べました。運動をした後の食事はおいしいですね!
その後、衣服を乾かしたり、地図や本を読んだり横になったりしながらまったりと過ごします。
17:00~ 夕食 大きなじゃがいもが入った具沢山な石狩鍋です。いただきま~す。とても体が温まりました。
山小屋の2代目の方の話によると今日は3週間ぶりの雨だそうで…。
CIMG5591 CIMG5590 お腹いっぱいになったあとも、地図を見たり本を読んだり明日の準備をしたりとまったりしました。近くに名古屋から来た方もいて、浅田さんが鈴鹿を紹介されていました。時折外に出てみましたが、雨が降ったりやんだりの繰り返しでした。
19:00くらいから食堂でミニシアター(スライド上映?)があり、初代の伊藤さんや黒部の山賊と呼ばれた猟師さんたち、小屋ができるまでのエピソードなどを知ることができました。
20:00 就寝 (一番詰め込まれた部屋らしいことが判明!他の部屋は足元など空いていたようで…。)

8月14日(金)三日目(雲ノ平山荘~祖父岳~鷲羽岳~ワリモ岳~黒部五郎小舎)
4:00過ぎ 起床
5:00から食事とのことで呼ばれるかと思っていたら呼ばれず、一回目の食事に入れなかったので、二回目の食事になりました。
5:30 朝食  鮭に海苔。朝食!って感じですね。
CIMG55926:15 雲ノ平山荘を出発
CIMG55936:30頃 雲ノ平キャンプ場付近にて雷鳥の親子に出会いました!!
メスと子供たち
CIMG5613少し離れていたところにいたのが、目の上が赤いのでオスかな?
ライチョウ景色はこんな感じです。
CIMG5623ハクサンイチゲ、ダイコンソウ
CIMG5626 CIMG5628どんどん進んでいくと、雪渓が見えました。
CIMG56347:20 祖父岳分岐
CIMG56448:00 祖父岳 やったぁ!今回初の頂上です!!
CIMG5649ハクサンフウロ
CIMG5651コバイケイソウの群落(今年はコバイケイソウのあたり年だそうで、いろいろな山でよく咲いていますね)
CIMG56538:40 岩苔乗越
CIMG5655

キスミレ
CIMG56619:00 ワリモ北分岐
水晶があぁぁぁ~~~(泣)、涙を呑んで鷲羽岳の方に進みます。天気が悪いから、行っても真っ白で見えないから、行っていたら時間が遅くなるから…と自分に言い聞かせますが、なかなか心の整理がつかずもやもやしたまま進むのでした。
CIMG5662やっと稜線歩きだ~これをやりたかったんだぁ!とテンションが上がります。
雨は降ったりやんだり、ガスも濃くなったり晴れたりを繰り返しています。
CIMG5666イワベンケイ(?)
CIMG5668.1トウヤクリンドウ
CIMG5676一歩ずつ確実に足を進め…
CIMG56739:20 ワリモ岳着
CIMG5677さぁ鷲羽岳に向かってもうひと踏ん張り!
ブロッケン現象が起きないかとストックを振ってみます。
CIMG568010:00 鷲羽岳(2924m)到着!今回の山行の最高地点!ここらへんが黒部川の源流かぁ!(見えないけど)
CIMG5686雨も降っているので早々に下っていきます。ここからのわずかな稜線が、今回の行程でソフ○バンクの携帯が唯一メールの受信ができた貴重な場所です(笑)
CIMG569211:10 三俣山荘着
CIMG5694昼食タイム、うどんがおいしい!
CIMG5697ここは、サイフォンコーヒーが名物だそうで、ケーキセットを注文する方が多いようです。
11:50 出発
三俣蓮華岳の巻き道ルートを進みます。(三俣蓮華も行きたいなぁ、と思いながら…また次の機会に…)
雪渓を歩きます!おぉ~すごいすごい!
CIMG5700 CIMG5698ミヤマキンポウゲ
CIMG570313:20 三俣蓮華との分岐を越え、平らなところに出ましたよ。
CIMG5711ハイマツやササが茂ってきました。
CIMG5713小屋に向けて樹林帯、最後の下り。これがなかなか長いのです。次第に小屋から漏れる機械音が聞こえてくるのですが、白い景色も手伝ってその姿が見られません。
西村さんのストックの先のゴムが取れてしまったので(浅田さんのもなくなったとのこと)、今後はそれを見つける任務をおいます(笑)
エンレイソウ
CIMG571614:10 本日の宿泊場所:黒部五郎小舎 着 お疲れ様でした~!
カッパやザックカバー、びしょびしょ靴下(笑)などを干し、すっきり着替えをして、食堂で乾杯!
CIMG5721雨は降ったりやんだり、時折青空も見られましたので、明日に期待!です。
CIMG5722 CIMG5726 黒部五郎岳が顔を出してくれました!
CIMG573216:40 夕食
昨日山荘に置いてあった山小屋ガイドブックに書いてあったとおり、ここの夕食は天ぷらやそばが出ました!山で天ぷらが食べられるとは!山小屋暮らしはすばらしい!
CIMG5734 CIMG5735隣の女性の武勇伝に圧倒(?)されたり…。
今夜は一人一枚の布団スペース!悠々と過ごせました(笑)かわいい布団を思わずパチリ!
CIMG5739本を読んだり、天気予報をチェックしたり。北アルプスを3か月も小屋泊まりしている方がいるという話を聞き、「現金90万円!?仰げるじゃん!」とすごいなぁと思いっていたら、同じ部屋の女性が、「帰る場所がないんじゃない?」とツッコミを入れ大笑い。
そんなこんなで20:00に就寝。明日は晴れますように(祈)

8月15日(土)四日目(黒部五郎小舎~黒部五郎岳~赤木岳~北ノ俣岳~太郎兵衛平~折立)
3:50 外の様子を窓から見てみると、なんと!星が出ています!急いでメガネを取りに行き、外に出ました。きれいに星が瞬いています。オリオン、カシオペア、天の川、そして流れ星(一つ)…いつまでも眺めていたい、すばらしい景色が広がっていました。最終日、一番最高の景色が迎えてくれた…最高の気分でした。
食事の順番を取るために廊下に並び、4:30 朝食です。
CIMG57405:20 出発
陽が山を照らし、とても美しい、待ち望んでいた景色です。
CIMG5741 CIMG5742 CIMG5745青い空、緑の木々、グレーの岩…すばらしい!感動!
CIMG57485:45 次第に山並みの向こうの光が強くなり、御来光が!!
CIMG5747 CIMG5749 CIMG5752きれい!としか言いようのない素晴らしい景色!歩きながら、バチバチ写真を撮りました!CIMG5754 CIMG5756 CIMG5757 CIMG5763 CIMG5762CIMG5764CIMG5770しばらく登ると、槍ヶ岳が見えてきました。
CIMG5780槍・穂高
CIMG57857:20 稜線に出ました。景色が見渡せます!!
CIMG57887:30 黒部五郎岳の肩にザックを置いて、頂上を目指します。
CIMG5796CIMG57977:40 黒部五郎岳登頂!!
CIMG5803 バンザーイ!!CIMG5804待ち望んでいた素晴らしい景色!!360度きれいに見えています!!人工的なものがほとんどない、雄大な大自然が出迎えてくれました!!最終日に大感動!!ありがとうございます!!!
今まで歩いてきた道。
CIMG5839
CIMG5827これから歩く道。
CIMG5835 目で見て、やっと今までの行程(歩いてきた道筋、位置関係、高低差など)がわかりました!
景色を見回すと…
薬師岳、立山
CIMG5805剣岳(左側)
CIMG5806水晶岳
CIMG5837鷲羽岳
CIMG5812槍ヶ岳、穂高連峰
CIMG5816乗鞍岳、御嶽山
CIMG5830雄大な景色を前に、人々は何を想うのか。
CIMG5828.17:55 名残惜しいですが黒部五郎岳を後にします。
ありがとうございます。どうか、この先も無事に山行できますよう見守ってください。
CIMG5833途中でザックを背負い、どんどん下りていきます。CIMG5842振り返ってみると…もうこんなに下りてきてしまったんだな…と。
ストックの先のゴムは二つ見つかり浅田さんと西村さんに渡しました。このあと、下に下りるまでにもう二つ見つけ、浅田さんに渡しました。
CIMG5848今日は天気が良いのでリンドウも花びらをしっかり開いて咲いています!
CIMG5852雲ノ平と水晶岳、祖父岳、鷲羽岳
CIMG5865イェイ!
CIMG5870ところどころにある地塘
CIMG5882だんだん大きく見えてくる薬師岳
CIMG588510:30 赤木岳
CIMG5889雲が増えてきましたが、それもまたおもしろい。
CIMG5900 有峰湖が見えてきました。
CIMG591011:25 北ノ俣岳着
CIMG5916一面のハクサンイチゲ
CIMG592612:00 ところどころ木道になってきました。さぁもうひと踏ん張り!!
CIMG5935リンドウの青が美しい!
CIMG5949太郎平小屋が見えてきました。
CIMG595213:05 太郎兵衛平 に戻ってきましたよ!
CIMG5956ここで小休憩。西村さんが注文した太郎らーめんを分けてもらいました。山で食べるラーメンは最高ですね!
13:35 出発
CIMG5967靴の紐に蝶々がとまりました。
CIMG5971空を見上げると、鳥が飛んでいました。M字型でしたのでタカの一種だと思うのですが。鳥にしろ蝶々にしろ、名前がわからないのが残念。
15:15 三角点
CIMG5972見上げると山があんなに上に…。
16:50 折立に下山。お疲れ様でした!!
CIMG597617:00 駐車場発
近くの亀谷温泉(白樺ハイツ)のお風呂に入り4日分の汗を流し、スッキリ!
18:45 立山ICから高速道路へ入る。
19:05~19:35 呉羽PAで夕食
富山名物の一つ、ホタルイカのどんぶり。次はしろえびだ!!
CIMG5982その後…、山の話、山グッズなどいろいろな話をしながら、愛知県を目指します。途中、花火も見られました。
渋滞情報によると音羽蒲郡ICから三ヶ日JCTまで工事のため140分の渋滞とのこと!あと少しで降りるのに動いているけど渋滞&下りる道も渋滞…。のちにニュースで宇利トンネルの件だと知ることとなります。
11:25 音羽蒲郡ICを出る。
11:50頃 駐車場着 お疲れ様でした!!!

今回、最終日にきれいな星空に始まり、黒部五郎岳から太郎兵衛平まできれいな景色を眺めながら稜線歩きができ、とてもうれしかったです。森林限界を超えたところの稜線歩きが大好きです。今回それができてよかったです。水晶に行けなかったのは心残りですが、それはまたいつか行きたいと思います。(河合さんいいな!)
雨の日も小屋泊まりでしたのでとても気が楽でした(笑)お金を使った大人の優雅な山行でした。今までテント泊が主でしたので、こういう山行もあるのだなと良い経験になりました。
浅田さん、当日のリーダーや山行計画、車の運転などすべてにおいてありがとうございました。悪天候による現地判断での行程の変更など常に頭を動かして考えていらっしゃる姿、自分もできないなりに意識しなければ、と思いました。薬を飲んでひざの痛みを抑えていた西村さん、歩きながらいろいろなお話をしてくださりありがとうございます。普段の自分の世界にはない世界の話をしてくださるので、見聞が広がります。吉中さん、まぶたは大丈夫ですか?高山植物に対する情熱や花の名前を覚える記憶力、すばらしいです。これからもいろいろな花の名前を教えてください。すぐに名前を忘れても辛抱強く教えてください(笑)
今回の山行も無事にみな元気に行って帰ることができました。すべてのものに感謝!!

追記

若い頃から、いつかは行ってみたいと思っていた場所の一つである雲の平へ、若き山ガール達と周遊して来ました。あいにく雨男の私が本領を発揮したので、雨の雲の平となってしまいました。それでも三日目の朝は、小雨が降ったり止んだりの状態でしたので、池塘やお花畑、雷鳥も見る事が出来て、青空をイメージしながら楽しみました。

もう一つの目的であった百名山も、予定の三座は登れず、水晶岳が残りました。

これは山が「また来いよ」と言っているのだと勝手に思っています。

最終日の黒部五郎岳は夏山JOYの稜線歩きでした。ただ後半は私のカラータイマーは鳴りっぱなしでした。西村さん、井澤さん、吉中さん楽しい時間をありがとうございました。

記  浅田

 

雲の平2015、8,15 020雲の平2015、8,15 024雲の平2015、8,15 032雲の平2015、8,15 038雲の平2015、8,15 043雲の平2015、8,15 041雲の平2015、8,15 068
雲の平2015、8,15 087
追記2

「日本最後の秘境」そんな言葉に憧れを抱きつも、行程が長く中々行けずにいましたが、今回計画していただき訪れることができました。
肝心の雲ノ平はガスの中でしたが、レインウエアに当たる雨音を楽しんだり、雨で生き生きした花たちを眺めながら歩きました。(でもやっぱり晴れがいい)
最終日は晴天の中これでもかっていう程の稜線歩きができ嬉しかったです^^
帰ったら早速「黒部の山賊」を購入、まだ雲ノ平に浸っています。いつか水晶岳と共に再訪したいです。4日間ありがとうございました。

〇花の備忘録
写真はありませんが、太郎平小屋までミヤマママコナがたくさん咲いていました。
太郎平小屋から先はイワイチョウ(見頃は終わり)も多かったです。
タテヤマリンドウだと思ってたのは調べたらミヤマリンドウでした。(違いは斑模様と葉っぱ)

記 吉中

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