豊川山岳会

愛知県豊川市で活動する豊川山岳会のホームページ

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秋を感じた唐松~五竜(OB・会員合同)

   

【北アルプス:唐松岳~五竜岳】2018.8.18(上田)
【年月日】2018年8月18日~19日
【メンバー】 森隆浩 坂本訓徳 伊東直美 吉本知子 上田歳彦 他4名学生時代の友人による夏山合宿も第9回を迎え、今回は北アルプス後立山連峰のハイライトコース唐松岳~五竜岳を歩くことにした。

8月17日(金)にOB4名は新潟、仙台、東京、名古屋から白馬八方のペンション(ヴィラれんが亭)に夜までに集合、森、坂本、伊東、吉本、上田は夕方豊川を出て、白馬八方スキー場第三駐車場に夜半過ぎに到着した。満天の星空で山行への期待を胸に一杯やって眠りについた。

8月18日(土)
豊川組は寝不足の中4:30起床。支度をして5:30にはゴンドラ乗り場へ。(ゴンドラ+リフト二本の片道券1550円)。

思ったほどの大混雑では無く、OB四人も合流し予定通りの始発6:30にゴンドラ乗車する。安曇野~姫川沿いの広い谷間に雲海がきれいに広がる中、ゴンドラ、リフト2本を乗り継ぎ7:15 標高1830mから登山開始。右には白馬三山と不帰キレット、左には五竜岳と鹿島槍ヶ岳と素晴らしい展望で、秋を感じるさわやかな空気の中登り始める。 途中、八方池をバックにお決まりのショット。

マツムシソウ

チングルマは綿毛

タテヤマリンドウ

広い尾根と上部はやや痩せた岩稜を登り、10:40に稜線に飛び出す。後立山連峰を南北に間近に、黒部川を隔てて剣~立山連峰のくっきりとした眺めは何度見ても飽きることは無い。唐松山荘に荷物を置いて、唐松岳まで往復。先ずは今日の登頂を会員、大学のOBで楽しんだ。

重量感満点の五竜岳 右には遠く槍穂高連峰

山荘での休憩の後、12:10に五竜山荘に向けて出発。先ずは牛首の岩稜帯の通過。所々鎖がしっかりと付いた下りやトラバースを、大黒岳の向こうの最低鞍部(2320m)に向けて慎重に下っていく。 OBは槍ヶ岳や甲斐駒、宝剣の通過などでの経験が身についているのか順調に下ってくる。アルプス初縦走の吉本さんは鎖場の通過がまだ不慣れのため、森リーダーが声をかけながら慎重に下っていく。途中、かわいいライチョウの母子が和ませてくれる。 ほぼ最低鞍部まで下った所で、テントサイトを確保するため、森、坂本、伊東のダッシュチームが先に五竜山荘を目指す。残りのメンバーは景色を楽しみながらゆっくりと山荘を目指し15:40に山荘に到着する。 小屋の裏側に4人用テントを張り終え、OB+上田の小屋泊(2食付き10,000円)も寝床を確保し、お楽しみの小屋前の宴会が始まる。

山の酒はうまいぞ~ ふるさと広島の珍獣、ヒバゴン  こんなんじゃ!OBの昔話、会員のふるさと情報など老若男女9名が山を愛でながら話に花を咲かせた。

途中、ブロッケン現象も見ることができ、みんな感激!

吉本さん、初めての食当、メニューは?ミートスパ、ポテトサラダとお味噌汁のご馳走でした! おいしそう!

五竜山荘の夕げはカレーとお味噌汁(お代わり自由)とフルーツ

楽しい夕飯の後は、毛勝三山の右に沈む夕日と夕焼けが素晴らしかった。

21時前の星空:火星(その右下は飛行機)、南斗六星、アンタレス、上弦の月
3時半に起きたら、冬の大三角が昇ってきた

8月19日(日)
小屋組は4:00に起床で自炊室で小屋のお弁当(焼シャケと天ぷら)を頂く。ツアーパーティなど20名余りは頂上でご来光を見るためか4時頃に出発して行った。5:00に雲海の中からお日様が顔を出す。 気温9.2℃ 湿度40% 風速5m/s余りの中、五竜頂上に向け5:15に出発。

五竜アタックの途中、仲間4人のシルエットと雲海がいい感じ(^_-)-☆

森君のシルエットもいい感じ(*^-^*)

八ヶ岳と富士山 岩稜の黒部側(右側)沿いに付けられた道を半分ほど登ると、右斜面が高度感のある鎖場が何ヶ所か現れる。慎重に通過し、最後の鎖の付いた急な岩場を登り切ると縦走路の分岐、右に取って50mで頂上である。6:30到着。ご来光組が下って行って比較的頂上は空いており、OB、山岳会員、合同とみんなで写真を取りあう。 安曇野の雲海や後立山連峰、剱・立山連峰、北信の山々、遠くは八ヶ岳、富士山、南アルプスの眺望が素晴らしかった。

五竜まで南下すると三の窓雪渓が見えてきた。八ッ峰Ⅴ・Ⅵのコルもくっきり見える。白馬~唐松方面

五竜山荘から山頂までは鋭い岩尾根の黒部側を巻いている

鹿島槍の双耳峰、こちらからが好き

慎重に往路を下り、7:45に小屋に戻る。テントを撤収し8:20に小屋を後にした。

白岳からの下りは信州側が急斜面で、過去転落事故が発生しているので要注意。 鎖場も少しあって慎重に下り、西遠見山の池で小休止(9:50)。稜線にはガスがかかり始め、鹿島槍北峰から切れ落ちた北壁下のカクネ里は全景が見られず残念。カクネ里は今年初めに新たに氷河であることが確認された場所。大遠見山、中遠見山の登り返し、小遠見山、地蔵の頭と辿り12:40に五竜とおみのゴンドラ駅に到着。ゴンドラのみ利用で片道1000円。
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2018/1/19 朝日新聞デジタルより https://www.asahi.com/articles/DA3S13319804.html
長野県大町市や富山県立山カルデラ砂防博物館などは2018年1月18日、北アルプス後立山連峰の鹿島槍ケ岳・カクネ里(長野県)、剱岳・池ノ谷(富山県)、立山・内蔵助(同)の3雪渓が、斜面に沿って動く「氷河」と認定されたと発表した。国内の氷河はいずれも富山県の剱岳・三ノ窓、同・小窓、立山・御前沢に加え、計6カ所となった。
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白馬八方に置いた2台の車をタクシー1台で回収し、五竜とおみでOBの4人とはお別れ。来年の第10回は東北の山で元気で会うことを誓った。
山岳会メンバーは五竜とおみの龍神の湯で汗を流し、信州のおそばを頂いて帰路についた。豊川着20時半。

<お天気の状況>
登山の前日8月17日は北日本中心の冬型(日本の東の低気圧は台風14号から変わった低気圧が北日本の秋雨前線上で発達したもの)で北海道 大雪連峰の黒岳で観測史上最も早い初雪を観測した。登山初日の18日は沿海州の乾いた移動性高気圧が日本海から広く日本列島を覆い絶好の登山日和となった。7月下旬の南アルプス山行の猛暑とは打って変わって風もさわやかであった。19日は移動性高気圧の中心は日本の東に移ったものの広く日本を覆い、お昼前までは雲の少ない登山日和となった。天気図は登山前日の17日、18日、19日 09時の地上天気図。

この記事を書いた人

上田 歳彦
愛知県山岳連盟 豊川山岳会事務局
山岳上級指導員 気象予報士
NPO法人 ウェザーフロンティア東海会員

 - 夏山合宿, 縦走

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