雨上がりの鳳来鬼岩

雨上がりの鬼岩
2010年11月23日(火)
メンバー 浅田、菊池、Mさん、Yさん、Gさん
昨晩の天気予報では朝から天気は回復し寒くなると言っていたが、夜半まで強い雨が降っており止む気配が無かった。それでも朝起きてみると青空が覗き出して来た。岩場の状態はあまり期待せずに鬼岩へ向かった。いつもより1時間遅く9時に乳岩へ着いたが、まだ5~6台の駐車スペースがあった。岩が乾くのを期待して、ゆっくりと一人で鬼岩へ登って行く。横を流れている乳岩川の水量はまるで梅雨時と同じである。
鬼岩へ着き準備をしていると菊池さんが登って来た。豊橋からのメンバーは既にアップを済ませて、3人とも「ジェットシューター」にトライを始めていた。
Mさんはヌンチャク掛けの後レストして1便目のトライをするが、核心でテンションが入ったがトップアウトした。レスト後の2便目もやはりテンションを入れてのトップアウトでした。次回ガンバです。
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「ジェットシューター」にヌンチャクを掛けるMさん
Gさんは1便目4ピン、5ピンでテンションが入ったが初めてトップアウトした。
レスト後の2便、回収便の3便もテンションが入ったがトップアウトした。核心のムーブも固まってきたようで次回ガンバです。
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「ジェットシューター」を登るGさん
Yさん1便目テンションを入れて最終ピンまで登るが、終了点までのホールドが濡れていたので降りた。レスト後の2便目は、テンションを入れながらもトップアウトした。
3便目はノーテンで5ピンまで登ったがそこでテンションが入り降りた。次回ガンバです。
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「ジェットシューター」を登るYさん
私と菊池さんは、「あんこ」「入門」でアップをする。メインウォールには我々二人しかおらず貸切状態である。[あんこ]「入門」は雨の影響は無かったが、「アフターザレイン」は下部の核心が岩からの染み出しで濡れていた。
菊池さんは「禁セブ」にヌンチャクを掛けながら4ピンまで登るが5ピンへのクリップが出来ず降りる。レスト後2便目にトライしてテンションを入れながらも、7ピンまでヌンチャクを掛けたが、惜しくもトップアウトは出来なかった。次回ガンバです。
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「禁セブ」を登る菊池さん
私は「アフターザレイン」にヌンチャクを掛けるが下部核心のホールドが濡れていて、2ピンにヌンチャクが掛けれずテンションが入った。テンションは入ったが最終ピンまでヌンチャクを掛けて降りる。2時間程待って2便目にトライする。下部核心はクリア出来て3ピンにクリップしてレスト態勢をとる。呼吸を整えて4ピンにクリップしてまたレストするが、手が冷たくなってくる。足ぶらになりそうになったが、何とか5ピン目にクリップする。ここで左右の手をシャッフルして、終了点へ突っ込む。土曜日に掴み損ねた左手のホールドをしっかり掴み、右手を縦クラックへ、落ち着いて左手をガバホールドへ送り終了点にクリップした。「やったーRP出来たー」と心の中で叫んだ。
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「アフターザレイン」をRPした浅田
最初に触れてからちょうど1年である。その間年を越して1月~3月までは鬼岩から離れ、春に戻ってきてすぐに、左手小指を切ってしまい、また1ヶ月程登れず梅雨に入ってしまった。梅雨明けから2ヶ月は夏山に専念してフリーから少し離れていた。
9月の終わりに戻ってはきたが、モチベーションが上がらず目標を変えようかとも思った。
チームの仲間が次々にRPしていく中、自分だけ出来ない焦りも出て来た。それでもマイペース、マイペースと自分に言い聞かせて、仲間のRPは素直に喜び、いつかは自分もとあきらめずに登って来た。紆余曲折はあったがやっとここまで来れた。今年立てた目標は「12のルートを3本登る」であったので達成は難しい状況にあるが、あきらめずに次の目標に向かってトライして行きたい。多勢の仲間と共に。
記 浅田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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