【瑞牆】20.8.30(小野)
【2020年8月30日~31日】
【メンバー】小野、その他

前回、登ることができなかった「不動の日々」を登るため今月4度目の瑞牆に行ってきた。
日、月曜日が休みでパートナーがいないため、土日できているBさんがパートナーをしてくれる。
Bさんは「よろめきクラック」のRPトライがしたいとのことなので、ちょうどよかった。

「不動の日々」は前回ムーブはできていた。といってもムーブはまだ安定していない。
前日に雨が降ったらしく、ルーフ下はびしょ濡れ。ルーフクラック部分は乾いていたのでとりあえずできそう。
びしょ濡れの下部でパンツは濡れ濡れになりながら核心に突入。苦しいながら前回のムーブを繰り出すが、ジャム効きが甘く今にも抜けそう。落ちると振られるのと、下部の棚が近いので、心が負けてテンション。
もう一度、ムーブを練習しておこうと思うがなかなかイマイチ不安定な感じ。結局、とりあえず核心のムーブで堕ちて振られても下部にはぶち当たらないことは確認してダウン。
結構な時間をぶら下がってBさんにビレイさせてしまった。申し訳ありません!
トップロープで「不動の日々」トライのBさん


次はBさんの「よろめきクラック」。朝一からずっと人が途絶えず順番待ちになっています。
何人かのトライを眺めて応援した後、いよいよ出番です。下部イヤな部分は得意のフェイスムーブのミックスで突破やー、と話されてたのですが、出だしから何故か岩と反対のビレイヤー側を向いて取り付こうとする。「あなた、どこ登るんですか!?」的状況に爆笑。
気を取り直して取り付くも、フェイスムーブからいいポジションへの乗っ越しで奮闘。なんとか超えて欲しいと応援にも力が入る。Bさん決死の我慢で核心を乗り越えた。
上部の嫌な部分も越えて、あとはジリジリ終了点へ、というところで雨が降り出した。それでも雨にも負けず完登!
笑いから始まりましたが、ワイドらしい我慢の素晴らしい登りでした!

結構雨も降ってるので流石に「不動の日々」は終わりかなと思ったが、核心部は濡れてないように見える。Bさんの「心の目で見れば濡れてないよ」の言葉と、「よろめき」の登りに感化されて、珍しく悪条件の中トライすることにした。
もともと濡れてる下部を抜け、核心部では抜けそうなジャミングで少しモジってしまう。下から「ガマン」の声援がとんでくる。
「よろめき」での声援が、そのまま返ってくる。これは引けないなと、核心のカムを何とかセットして、一か八かでムーブをおこした。安定しない手足はなんとか抜けず、身体を割れ目に滑りこますことが出来た。上部は雨で濡れていたが、ここまで来れば落ちることはなかった。

無事リベンジできました

下山後、駐車場に来ていたコーヒー屋さん美味しいと聞いたので、ご褒美に買ってみました。たくさんの人たちが購入していました。中にはおかわりの方も。

翌朝は珍しくフレンチトーストなぞ作って優雅に朝食を取り、少しボルダーを登って終わりました。

 

今回Bさんと話して、ワイドにおける声援は「ガンバ!」より「ガマン!」の方が心にくる。の意見で一致した
ワイドで落ちる(下りる)のは十中八九「ガマン」が出来なくなって心が折れた時なんです。ワイドの核心でモゾモゾしてる人には「ガンバ」ではなく「ガマン」と言ってあげて下さい。(ビレイは長くなりますけど)

 

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