瑞牆山「トムソーヤの冒険」

【瑞牆山】23.5.4(白井良岳)
【2023年5月4日】
【メンバー】L.白井、中田、比嘉、武野

GWに登った記録です。
昨年から今年にかけて新しく入会してくれた会員と登ってきました。
みんな、岩も沢もアイスも意欲的に登る気満々の会員で、これから活動も楽しみです。
5月4日と6日の日も小川山で「セレクション」と「涸沢岩峰群トラバースルート」を登りましたが長くなるので今回は「トムソーヤの冒険」の記録のみです。

5月4日(水)「トムソーヤの冒険」

瑞牆山の本峰南壁に昔に登られたルートを繋げ「トムソーヤの冒険」と名前を付けられて近年よく登られているルートです。
百名山のである瑞牆山も初めて登るので楽しみでした。
瑞牆山自然公園駐車場より少し離れた場所にある、道路脇の駐車場に車を停めてスタートです。
爽やかで気持ちのいい天気でしたが、自分と武野君は前夜に飲んだお酒が抜けきらず、酒の匂いをまき散らしながら登山開始です。
本峰の直下にあるので2時間ほどかけてパノラマ遊歩道から山頂を目指します。
カンマンボロン、大面岩(おおづらいわ)などの花崗岩の大岩壁の脇を歩きながら登ります。
頂上近くには大ヤスリ岩など奇岩も多く、歩くだけでも景観を楽しめるルートです。
富士見平から上がってくる表登山道と合流してすぐに藪の中を南峰の基部へ下りながら回り込み、二つ目の洞窟が取り付きです。
駐車場で比嘉、武野、中田 武野君はまだお酒が抜けてない様子

天気最高!八ヶ岳連峰が見えます。

南峰下部を岩壁沿いに降る

一番目にある洞窟の中の中田

じゃんけんの結果ザイルオーダーは先行比嘉ー武野ペア、後発白井ー中田ペアとなり出発。
先に1PTおじさんペアが登っていました。
1ピッチ目 15m Ⅲ~Ⅳ級(自分の体感グレードです)
出だしは立木を使いながら離陸。右上し洞窟の入口へ。
2ピッチ目 25m Ⅳ~Ⅴ級
洞窟と言うか崩れた岩の隙間だと思うわれる。しかし、ヘッドランプを点けて登らないと暗くて良く見えません。
バック&フットで登りだすが、結構慣れてないと苦労します。
中田君もリードで取り付くが出だしに右往左往、悩みながら登り切りナイスクライミング。
洞窟を抜けた後も岩の隙間を二回ほど潜り抜けるのに苦労します。
自分はザックをぶら下げてくぐり抜ける。なんか泥だらけになります。

1ピッチ目を登る武野

洞窟の比嘉 嬉しそう

フォローする武野


洞窟の抜け口 武野

3ピッチ目 歩き
歩いて樹林の中を4ピッチ目基部へ。
4ピッチ目 20m 5.8
先行していたおじさんペアが苦労していて一度登れず降りてきたので比嘉―武野ペアが先に登る。
比嘉君リード。基本的なクラックのぼりが出来ていて安定して登り切る。関心感心。
おじさんペアもその後無事に登り切り、つづいて中田君リードで取り付く。
このピッチは一枚岩なかの綺麗なハンドクラックを登るルートで今回のハイライト。
中田君も問題なくリード。今回の新人君達は上達が早く、すでに自分は追い抜かれた感があります。
5ピッチ目 20m Ⅳ級
10mほど懸垂下降し取り付く。
右側のクラックを使いルンゼを登った後、右上して岩峰へあがる。
だるまフェースへ上がると見晴らし良く気持ちい。
6~7ピッチ目 
後は適当に歩きを交えながらⅢ級程度の岩尾根を頂上目指します。
頂上へ着いてビックリ。予想以上の登山客で賑わっていました。
最後頂上でビレイしながらフォローの中田君が登ってくるのを待ちましたが、妙に場違いな感じがして落ち着きませんでした。
先に登った比嘉君は頂上へ登ると「気違いがおる」と言われたとか…
百名山の頂上へ直接上がって来るルートは確かに自分の過去を振り返っても初めてかもしれませんね。
今回のルートはなかなか奇抜なライン取りで楽しめました。
だるまフェースのクラックを登る比嘉

フォローの武野

6ピッチ目 右のクラックを使ってルンゼを登る リードする武野

頂上で落ち着かないビレーを強いられる 白井と武野

頂上で撮って貰いました みんな良い顔(*^^)v

 

 

この記事を書いた人

クライミング全般大好きです。
仲間と楽しいクライミングを重ねて行きたいです。
一応現在チーフリーダーをやらせてもらっています。
愛犬、愛妻、愛娘と新城市で暮らしてますが、私が愛されているかは、解りません...

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