本沢温泉~夏沢峠~オーレン小屋~夏沢鉱泉
本沢温泉(05:50)—夏沢峠(07:00)—根石山荘(8:00)—オーレン小屋(8:30)—夏沢鉱泉(9:10)
—分岐(11:00)
記:白井
28日
昨晩のラジオで天気が荒れると予報されていた
夜中も高いところの尾根上木々を吹きちぎるかのように「ゴーゴー」と時折風の音が聞こえていた
予定では白砂新道は誰も通ってなくてラッセルが予想されるので
夏沢峠まで戻って東天狗岳を稜線伝いに越えて中山を越え白駒池の青苔荘まで行く予定である
天気が思わしくないのならなるべく早く出るのが鉄則である
暗雲立ち込める天狗岳方面
オーレン小屋
夏沢鉱泉へ降る
4時に起きて餅いりラーメンを作りテントをたたみ、出発できたのが5時50分でした
水場はすぐ近くにあるので水を作る必要はなくてらくでした
早朝の空は青空が広がりこれから天気が崩れるとは思えないくらいです
昨日降りてきた道をアイゼン付けながら登る
ちょうど1時間ほど夏沢峠まで戻れます
峠近く来ると風が強く吹いているのが解る
とりあえず峠を越えて天狗岳を目指す
まだしばらく樹林帯なのでさほど風の影響は感じない
「風が強かったら天狗岳より渋の湯へ降りよう」と考えながら歩みを進める
根石山荘手前で樹林帯が切れ天狗岳が望める
西の空からは黒い雲が低く垂れこめてきており何とも陰鬱な感じ
それでもまだ風だけなので大丈夫だろうと樹林帯から出て根石山荘まで行くと、ものすごい突風が吹いてました
正月に登った空木岳の突風の再来な感じで「こりゃまいった」とひとまず山荘の影に入り考える
もうあの風の中を行く気がしなかったのでここから夏沢鉱泉へ降りることとする
まだ8時頃なのでここらでテントを張って沈殿する気もなかったので、さっさと降りました
箕冠山から直接オーレン小屋へ降りる登山道も人が通ったあとが残っていて迷うことなく降りる事が出来ました
降りる途中に中学生か小学生を8人ほど団体さんとすれ違う
こんな寒くて雪の多い時期にご苦労様である
早朝、夏沢鉱泉から登ってきたのだろうか?
オーレン小屋は結構きれいで冬季避難小屋も解放されてました
夏沢鉱泉
唐沢鉱泉との分岐
夏沢鉱泉でタクシーがどこまで来てくれるか聞き
そこまで歩いて下ることにする
唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐まで来てくれるそうだ
歩いてみた解りましたがとても普通の車では来れるような道では無かったです
急な坂も多いしテカテカに凍っていて美濃戸口から林道よりさらに悪いです
分岐まで2時間ほどあるいてタクシーを呼びました
第一交通さんは思ったより早く来てくれて助かりました
5800円ほどで美濃戸口まで戻る
あとはいつも寄る「樅の湯」に入って帰りました
本沢温泉で入った露天風呂の硫黄の臭いが強かったらしく帰って脱いだ服からもまだ匂ってました
八ヶ岳(本沢温泉)二日目
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