紅葉山行:笠ヶ岳~鏡平

紅葉山行で笠ヶ岳に行ってきました
   鏡平と槍穂高
2013年10月3日~4日
メンバー:上田
紅葉山行で東北の山と考えていたが天気が思わしく無く、10/5~10/6の西穂山荘での気象予報士会のイベントとつなげて笠ヶ岳に行くことにした。
笠ヶ岳は夏には北面の金木戸川打込谷と穴毛谷五ノ沢の沢登り、2004年GW 蒲郡の岩瀬さん達と今回と同じクリヤ谷から登っているので3度目になる。
10月2日:夕方7時過ぎに出発し、東名、東海環状、東海北陸道、高山経由で登山口の中尾高原口に11時過ぎに到着。無料駐車場横のバス停の軒先にテントを張らせて頂く。星もうっすらと見えていた。
10月3日 6時起床。気温は12℃、平湯方面は青空も覗くが、飛騨北部は天気予報通りの曇り。
中尾温泉口
7時15分に出発。登り口が標高970m、笠ヶ岳が2898mと標高差1900mを考えると少々気が重い。霧の中のクリヤ谷を上がって行くと、錫杖のクライミングに行った2人パーティが岩が濡れているとのことでさっさと下山してきた。途中錫杖の岩峰は見えないが、ブナなどの原生林が美しい。
ブナ林の中を行く
マップにある1700mの水場を過ぎると傾斜は強まり、左の北尾根と右の広サコ尾根の間の急斜面を登る。ようやく着いたクリヤの頭から第2尾根の頭あたりまでは飛騨側を巻く。
霧の中クリヤの頭への急登
雷鳥岩の紅葉 (12:15着)
雷鳥岩付近の紅葉
登ってきたクリヤの頭の稜線。ガスが晴れて来た。
霧が晴れてきたクリヤの頭
穴毛谷第3尾根の頭付近
穴毛谷第3尾根上部
ようやく霧が薄くなり笠ヶ岳の南西尾根が見えてくる。
南西尾根とのジャンクションピークをめざす
雷鳥君(若いオスか?)も現れて静かな一人旅を少し和ませてくれる。
雷鳥の若いオス
笠ヶ岳頂上をめざす。
笠ヶ岳頂上をめざす
ガスもかなり晴れ最後の100mを登り切ると笠ヶ岳頂上である。14:50着。
笠ヶ岳頂上
南西尾根と雲海
槍穂の稜線も徐々に霧が晴れて、陽も指してきて西面の岩肌が浮かび上がる。
ジャンダルムの飛騨尾根や滝谷の岩稜がますますくっきりと望まれ、その下標高2000mから2500m付近はオレンジ色の紅葉のバンドも美しい。
雲海に浮かぶ紅葉の穂高連峰
穂高連峰
1時間以上頂上で景色を眺め山荘へ下る。テント場の下の水場は涸れており、天水を3L程頂く。(テン場代500円で
水は無料)小屋泊り客は数十名はいそうだがテント場は私含め3張り。槍穂にかかる残照を楽しみながらの夕食とする。
10月4日 4:50起床、6:00出発 気温4℃ 風は弱く上層の薄い雲は出ているがほぼ快晴である。稜線を抜戸岳をめざす。杓子平・笠新道を分け稜線漫歩を続ける。
笠ヶ岳を振り返る。
笠ヶ岳を振り返る
杓子平の紅葉
杓子平の紅葉2
秩父平の紅葉 (7:50)
秩父平と槍
双六南峰の紅葉 (8:10)
双六南峰と鷲羽岳(左遠方)
秋の稜線でタテヤマリンドウがかわいく咲く
タテヤマリンドウ
大ノマ乗越手前から双六谷の素晴らしい黄葉 (9:20)
双六谷の黄葉2
荷揚げヘリと日暈。夕方にかけてくもが厚くなる
荷揚げのヘリと日暈
途中行き会った単独行の方等と前後し世間話をしながらのんびりと稜線漫歩を楽しんで弓折岳分岐に9:50到着。眼下の鏡平が紅葉、黄葉の盛りで箱庭のように美しく、槍穂稜線を見ながら大休止。
鏡平
蒲田川左俣の紅葉と乗鞍、焼岳
蒲田川左俣の紅葉と焼岳、乗鞍
鏡平でも例によって池に移る槍穂と紅葉を愛でながら、下山を惜しむようにゆっくりと過ごす。
鏡平
より穂高
鏡平より槍
秩父沢で行き会った方は高山から天気がいいので日帰りで鏡平の紅葉を見に来たとのこと。羨ましい限りだ。歩き慣れた感じでわさび平小屋の主人が後輩とのことで、小屋で御主人と話して見えた。
ブナと紅葉
ブナと紅葉
雲が山稜を隠し初めた中、15:20に新穂に到着。前後して歩いてきた単独の方に中尾高原口までの10分程の道のりを送ってもらい車を回収。
近所の中尾温泉 合掌の森の露天風呂(500円)に入り、新平湯温泉までバックして夕食。
中尾温泉の露天風呂
明日からの西穂山行に備える。星空が降るように素晴らしく、しばらく眺めていたら流れ星を3つ程眺めることができた。
記:上田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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