天竜川水系河内沢

【天竜川水系河内沢】24.07.14(高橋ひ)
【年月日】2024年7月14日
【メンバー】高橋ひ、古賀美、木村保

同じ日に他のメンバーは神崎川中流に行くと言っていたがまだ渡渉に不安があり我々は天竜川水系河内沢へ行くことにした。
河内沢へ行く道中大千瀬川は水量も少なく濁りもなく鮎釣りをしている人も見られたが、天竜川は佐久間ダムの放流をしており濁流が流れていた。秋葉ダムの貯水量も多いようで湖面は高く青々とした木々が水に浸かっていた。
青谷ポケットパークに駐車し20分ほど歩いて河内沢出合まで車道を歩く。河内沢右岸の林道跡から砂防堰堤へ出る。堰堤の梯子を下り入渓する。
入渓すると傾斜のあるゴーロ帯。とは言えさほど岩は大きくないので快適な小滝帯と言った方がよいのだろうか。左岸の大きなガレを仰ぎ見ながら各々歩を進める。

ガレを過ぎると釜を持ったY字滝。水量が落ち着いておれば穏やかな様子なのだが今日は水量も多く釜は波立っている。48時間降水量は数mmしかなかったのでここまで水量が多いのは意外であった。

Y字滝は右岸より巻く。ルンぜを詰めようかとしたが濡れている性か滑りやすい。手前の小尾根を登る。大岩を越える高さでトラバース。水分を多量に含んでいる性か足元は崩れやすかった。歩いて容易に沢に戻る。

あとはひたすらへつったり泳いだり流されたり小滝を登ったりショルダーしたり。今回私以外の2人はラバーソールで私だけフェルトだったが足拵えの違いを感じた。特にへつりでは私は水中の足場を探りながら利くところをひたすら探し更に体重がのるように細かに慎重に重心を移動する。そんな感じでやっとのことで私がへつったところをラバーソールの2人はグリップ効かせてすたすた抜ける。驚愕である。

20m斜瀑は弱点の凹角を登る。下部はホールドも大きく快適だが中間は少し悪い。フィンガージャムとフットジャムで抜けるが高度があるので怖い。フェルト靴でフィンガーサイズのフットジャムは不意に抜けてしまいそうでマジでびびった。でもこういう時こそ平常心のふり。自分を騙して平気なふり。落ちたくないからしっかり岩から体を離してホールドにしっかり体重を利かせるように淡々と登る。ここではザイルを出した。

あとは滝の裏を抜けたりゴーロのトンネルを抜けたり泳いだり小滝をシャワーしたり。

 

ガードレールが見えてくるとフィナーレも近い。小滝を登るとそこは今までのゴーロの急登が嘘だったかのようなのどかな風景が突如現れる。何度来てもこのギャップには驚かされる。

車道に上がり車道と杣道で下山する。

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