【福井県・耳川水系うつろ谷】2025.10.11 古賀美幸
【2025年10月11日】
【メンバー】L白井・中田・木村(保)・古賀(美)
10月の3連休は大台ヶ原東ノ川へ沢泊の予定だったが、どうも台風の影響で天候が怪しくなった。急遽影響のなさそうな北陸へ予定を変更し、白井Lが行きたいと思っていたという福井県の「うつろ谷」というところに向かった。
「うつろ谷」は1級上と言われているが、それは滝を巻けばの話かもしれない。登れる滝が連続し、コンパクトで遡行時間も短く、詰めあげれば赤坂山の山頂を踏むことができ、奇岩と崩落の明王の禿、琵琶湖などの眺望も楽しめる(この日はガスガスで何も見えなかったが)。下山は登山道を利用できるので確かに初心者向けではあるが、ヌメりが多く高さもあるため滝を登るには念のためロープを出す必要は出てくる。ヒルは見なかったし藪漕ぎも少ないほうなのもよい。秋の花も見られ楽しめる場所だと思う。男性3名女性1名。女性の私以外に花がどうのなどと言っている人はいなかったが・・・。
行程
10日 19:40音羽集合ー福井県内で前泊
11日 6:40赤坂山登山口駐車スペース-9:59赤坂山山頂ー11:20赤坂山登山口駐車スペース

駐車スペース向かい側によく管理された簡易トイレもあり

堰堤を3つ越えたら最初の滝 F1は腰までつかりとりつく 10m滝

左からフリーで登る(フリーかよ・・・と思いつつ)ここは問題なく突破

F2は9m 唯一ロープを出す
他の記録では右から巻いてるか、右の木を使ってるけど・・・リードの中田君、行くのね・・・滝を

ここが核心 少し上にいいフットホールドがあるけど足が今一歩上がらず 脆い岩がボロボロ剥がれ落ちる
「らーく!ラーク!」と言って剥がれた岩をぽいぽい片付けていたら

ラストの白井Lが登る頃にはホールドが綺麗に無くなっていた・・・私のせいかそうでないか論争が巻き起こりましたがこの滝が本当に脆いのですヨ

その後の滝はロープを出すことなく順調に遡行 ここは中田君と木村保さんが滝を行ったがヌメリがひどい
私は子鹿のような二人の姿を見て、なぜかラバーできちゃった白井Lが「巻く」というので一緒に右岸を巻くことにした
右岸、道があるわけではなかったが悪くはない


順調に遡行 なぜかラバーで来ちゃった白井Lが今日こそ必須なはずのタワシを流してしまうアクシデントがあっただけ


順調に遡行

厳しいところ選びたい中田君 ちなみに左のチョックストーンは動きます

8m滝はシャワークライミングとなるが、ここで安定のリード男子中田君が寒いから嫌だと言い出した
一番の薄着だもんね
この時点で全員がカッパで防寒している状態 ブルブル・・・巻こう!寒いから!
ということで右岸から巻きました

後は沢を詰めて適当なところから登山道へ出ました

赤坂山登頂!
行動時間は4時間40分で午前中で終わってしまいましたが、個人的には最近詰めあげてピークが踏める沢にハマっているので楽しめました。今回はガスガスで眺望が残念でしたが、お花も咲いているし天気のいいときや季節を変えて来ても良いと思います。
良い沢でした!