◆2019年 雪上訓練◆

【千畳敷 極楽平】19.12.10(古賀)
【2019年12月8日】
【メンバー】L白井、夏目、古賀、山形、村上

時間:9:40 ~ 15:15
場所:中央アルプス 極楽平の南西斜面

<訓練内容>
1.雪崩危険予知(弱層テスト)
2.雪上での支点作り(スノーバー、ピッケル)
3.スタンディングアックスビレイと自己脱出
4.滑落停止
5.埋没体験
6.ツェルトを使ったビバーグ
7.ビーコンを使った捜索

<訓練の感想>
五竜岳での支点作りのミス体験から雪上での支点作りの難しさを
知り一度自主練をしてみたが雪の状態や斜度等条件で全く難易度が
変わる為、繰り返しの訓練が必要だと痛感しました。

年明けに開催される岳連の雪山講習会にも参加したいと思います。

<12月8日(日)>
9:40 千畳敷駅から訓練場所へ移動




1.雪崩危険予知
・斜面の雪を掘ってみる

・明らかな積層が解る
・その層の厚さ分で雪崩れる量がわかる
・雪の表面に現れた“クラック”も危険信号である

2.雪上での支点作り(スノーバー、ピッケル)


・反動をつけながらテンションを掛けるとスノーバーは曲がる

3.スタンディングアックスビレイと自己脱出




・これは定期的に繰り返し体験し身に着ける
(いつどんな状況で起こるか分からない)

4.滑落停止

・加速がつく前にうつぶせになりピッケル爪を雪面に押し込む
(スピードが出過ぎると雪面から跳ね返される)
(胸の下で体重を掛けながら抑え込む)

5.埋没体験

・ほんの20㎝程埋まっただけで不安MAX
(1)流されている時はもがく
(2)顔の前にエアーポケットを作る

6.ツェルトを使ったビバーグ

・近くの岩を利用してツェルト設営
・風、雪を防げば快適にもなる

・斜面で作るのは時間がかかる
(状況に応じて最適な場所、方法で設営する)

7.ビーコンを使った捜索
・遭難者の人数を把握
・近づく方向に走る(ジグザグや十字方向)
・近づいたらビーコンを地面に近づける
・1名見つけたらフラッグを立てる
※時間との勝負(20分以内)

この記事を書いた人

普段は寡黙だが山に入ると口数が増える
歩荷は進んで手を上げるが食当は苦手
動物は大好きだが植物は・・・

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