登山研修所 講師研修会

【講師研修会】23.7.3(河合)
【2023年7月3日~5日】
【メンバー】河合

7月2日(日)
午後4時、亘さん、北村さんと合流し研修所へ向かう。高速は、飛騨清見インターで降りた後ドリームラインと名付けられた(亘さん命名)、県道90号、国道472号、国道360号、国道41号、県道184号、県道67号をつないで研修所に午後8時頃到着。この道は早い。

7月3日(月)
講師講習会の開催も新型コロナの影響で久しぶりの開催となったが、23名の講師が集まった。主任講師は亘さん、副主任講師は岩雄さんが行なわれた。

渡邉アドバイザーから研修所の歴史や先輩講師の方たちの話しがあった。その後、北村さんから体育館で実技を伴った確保理論の講義をしていただいた。

スリングの角度によって支点に負荷がどれくらいかかるのか実験。

(研修所テキスト「高みへのステップ」第5部84ページ参照)

実験結果は、ほぼテキスト通りの結果となり、角度が120度では重りの100%、角度が90度では70%、角度が60度では60%程度であった。なので、スリングの角度は60度以内にするのがよいということが実験でも確認できた。

また、次の実技では、60㎏の重り(鉄の入った袋)を実際に落として、ビレーを行った。

重りを落として確保するビレーヤ-(交代で行った)

特徴としては、落ちた重りを自分がどれだけ支点に荷重をかけているのかを計測できることであった。私の数値は3.13(KN)で上手な方は2.5(KN)ぐらいであった。流しながら止めようと思っていても、やはり力が入ってギュッと握ってしまっているようだ。


平成26年から研修所に行っているが、初めて確保講習の受講を受けたのでとても新鮮だった。

北村講師の説明を受ける受講者

7月4日(火)
2日目は、村越さんの読図の講義。グループワークを行って、研修所周辺で読図の研修を行う指導案(どのような研修をおこなうのか)を作成し実際に指導する研修を行った。

グループワークで研修の指導案作成

次に二人で1つのグループになり、AグループがBグループを30分指導し、BグループがAグループを30分指導する実技の研修を行った。私は、村越さんのアシスタント的な位置づけで研修内容を見守って気づいたことを説明した。

研修内容の説明

実際に指導案に基づいて研修を行う

読図研修にはもってこいの天気。講師の方はガイドさんが多いので説明がとても上手。流石です。

7月5日(水)
最終日は、亘さんが講師で岩登りの手順と懸垂下降の手順を確認した。この手順も講師間でバラバラではいけないので、手順のポイントを全員でグループに分かれて確認後、講義室で意見統一を行った。
3日間を通して、充実した内容でとても勉強になった。

-記・河合-

 

この記事を書いた人

 読図コーナーを担当し「初心者からの読図,過去の遭難事例」では、ナビゲーション技術や知識、道迷いの心理、道迷い遭難事例を解説しています。ぜひ、読図コーナーのご一読を・・・。

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