安全登山サテライトセミナー(Plus) in 愛知

【安全登山サテライトセミナー(Plus)】2311.23(河合)
【2023年11月23日】
【メンバー】河合

国立登山研修所、国立登山研修所友の会協賛で「安全登山サテライトセミナー(Plus)」が開催された。
岩瀬さんがメインで

【講義1(13:00~14:40)「究極のトレランTJAR(TransJapanAlpsRace)」
第1部)発想と数々のトライアル,第2部)危機管理の技と知恵
TransJapanAlpsRace創始者(現顧問)】

を話された。

講演をされる岩瀬さん

質問の中で、「東三河の山でどのようなトレーニングをされていますか?」という質問に岩瀬さんは、
『〇〇~〇〇までの往復58㎞を日帰り、とか、宇連山6本とか・・・。』
内容を理解した質問者は沈黙・・・・。
私は、「流石、師匠!」頭下ります・・。と私も絶句。今でも昔と同じトレーニングをされている。
岩瀬さんは自分のことを「68歳のじじいです。」と何度も言われていたが、昔、国体をやっていた頃、私たち選手は、岩瀬監督のことを「スーパーじじい!」と呼んでいた。そういえば、昔も選手よりも強い監督だった。
今でも、素晴らしく、頭が下がります。

岩瀬さんと北村さんが国立登山研修所の赤ベストを着て講義をされている。両師匠を慕っている私としては、感無量。
何気にすごいことをやってのける岩瀬師匠、何でもやってしまう北村師匠。そういえば、愛知国体で優勝し、北村さんが寄せ書きをした内容は、『何でも、一生懸命』だった。もう、素晴らしすぎ。
北村さんとの出会いは、私が高校3年生の奈良国体。私は少年で出場し、北村さんは成年で出場。私たちは3位。北村さんたちは2位。脱帽です。
また、21歳の時の京都国体では、岩瀬さんと北村さんは私たちのコーチで京都まで来てくれ、一緒に山を歩いてくれた。
何といっても、愛知国体では、毎週、顔を見合わせトレーニングをしまくった。この二人が、赤ベストを着ての会話・・・。昔の思い出が湧き出てくる。

講義をする私

私も『講義2(14:50~16:10)「目指せ読図名人!地図アプリも上手に活用して賢く安全登山」』と題して話をした。みなさんに伝えたかったのは、

『地図アプリは絶対ではない。大切なのは、自分で考えて行動すること。』

である。今回のために、福島、奈良で開催された安全登山指導者研修が役に立った。このスライドも何度も修正し今回の発表になった。なかなか、来場者との会話をしながらではなく、単に広義になってしまったので、まだまだである。

福島さんの講義

講義3(16:20~17:30)「対話で考えよう,体と心の医学的見地から,安全登山に意識すること・注意すること」は福島さん。UIAA・ICAR・ISMM認定 DIMM(Diploma in Mountain Medicine)所得看護師の資格を持つ福島さんの講義は、パワーあふれるもの。素晴らしい。内容は、『年齢とともに低下する能力を普段のトレーニングで養い低下を防ごう』というもので参考になった。

「教えることは、学ぶこと」
今後も機会があれば、道迷い遭難防止に役立てれるよう、話をしていきたいと思う。
-記・河合-

 

 

この記事を書いた人

 読図コーナーを担当し「初心者からの読図,過去の遭難事例」では、ナビゲーション技術や知識、道迷いの心理、道迷い遭難事例を解説しています。ぜひ、読図コーナーのご一読を・・・。

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