豊川山岳会

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御嶽南麓 王滝川鈴ヶ沢東股

      2017/08/19

★ 山行名【御嶽南麓 王滝川鈴ヶ沢東股】
★ 年月日【2004年6月5日】
★ メンバー【宮尾、田中、上田】

急な計画で前日にようやく行き先が決まる。宮尾君の発案で御嶽南麓の沢に決める。
朝5時に御油に集合、5時30分に出発する。中津川で中央道を降り、R19号を木曾
福島手前の元橋で御嶽方面の県道20号に入る。4年前の秋に同じ3人で開田高原まで
サイクリングをして県道20号に降りてきたことを思い出す。
王滝村の中心街を2Km程越えたところから鈴が沢林道沿いに北へ進む。舗装路から砂
利道に5分程入った所が鈴が沢橋で車止めとなる。9:10 鈴が沢橋出発。梅雨入り前の
快晴で気分は最高である。西に大滝林道が伸びており、間違えて少し入るが修正して
鈴が沢林道に戻る。9:40/9:55 三の沢橋到着、沢靴に履き替え入渓する。
しばらくいい天気が続いており、水量は少ない方だと思われる。すぐに左に中股を分け、
右の東股に入る。斜瀑20m、斜瀑12mを過ぎるときれいなナメ床100mが続く。
3mの滝を過ぎるとナメ床が長く続き、鈴が沢林道の橋をくぐる。右から急な滝の枝沢
(5:1)が入ると、間もなく20mの直瀑の前に着く。橋から10分、10:45到着
(10:55出発)手前に2条の7mと5mその奥に深い釜を持った空中落下の20mと、何
ともバランスの取れた滝の姿は絶景。真っ青な空、まばゆい新緑、真っ白な水しぶき、

 

20m直瀑

深く青い淵、岩肌とコントラストが素晴らしく、沢にいることの幸せを味わう。2条7m
の手前から右岸を1段上がり、そこから50m左にトラバース。続いて不安定な浮き石と
草付を30m慎重に直上。右にトラバースして岩の斜面を下降すると20m直瀑の落口に
降り立つ。条件が悪ければ迷わずザイルを出した方がいい。足並みの揃った3人、20分
程で高巻く。ここからはしばらく幅数mの箱状の廊下が続く。沢水の中を辿ったり、一段
上がってへつったり、思い思いに遡行していく。樋状のウオータースライダーを直登しよ
うと田中がトライするが、どうかすると滑り台となってしまう。岩は結構キメが細かく少
し滑りやすい。


 

トイ状ナメ

7mの空中落下の滝は右の薮を漕いで巻く。次にはちょっと不思議な光景。水が落ち込
んでいない直径8m位の淵。その奥には樋状の緩やかなナメ滝。2つは見た目には水は流
れ込んでいないがどうも地下でつながっているようだ。火山ならではの伏流か? 次は資
料にある美しい10mの斜瀑に着く。11:55/12:15 淵とナメ床が滝の前に広がり、回りは
原生林と岩壁。素晴らしいお休み所となる。


 

斜瀑

10m斜瀑を沢水の右壁から簡単に越える。続く美しいナメ滝15mは右から巻き、樋状
のナメも右のスラブを登る。すだれ状の15mを簡単に越えると沢は左へ向きを変え、
正面右側に大きな洞穴がある。斜瀑をいくつか越えると終に荒れたゴーロとなる。左から
赤い脆そうな壁が見えその右側のゴーロを進む。12:45、30m大滝(涸れ滝)に着く。
周囲ぐるり180度がドン詰まりのかぶり気味の壁なので、資料通り右から大きく巻く。
少し戻って草付きのブッシュから上がって、右の壁の下のバンドの草付きを150m程
トラバースする。次に岩場の弱点をブッシュ伝いに直上すると樹林帯の斜面に出た。今度は
反対に200m程左にトラバースすると30m大滝の落口の30m程上流に出た。僅かなが
ら水流があり大休止。13:15/13:30 笹薮の踏み跡伝いに西側に巻いていく。笹薮と倒木の
厄介な斜面が続く。小笠山の東側に食い込む浅い沢を詰めると正面に御嶽の巨大な斜面と
その右手前に田原に上がる車道が間近に見える。源流部から離れ、草が少し生えたガレの
斜面を小笠山の右の肩目がけて進む。再び倒木帯に突入し、地図で小笠山近くの下降点の
1980m付近と確認する。(14:30 ) ここより中股に下降する。小笠山の近くの枝沢の倒木
や苔むした斜面を強引に標高差150m程下るとようやく河原に飛び出した。15:00/15:15
(中股ゴーロ 1830m付近。)
平凡な河原を下る。所々ナメ床があるが悪場は全く無い。最後に堰堤を2つ、いづれも
右から降りてしばらく行くとコンクリートの道に突き当たる。危うく道と気づかずトタン
でできたトンネルをくぐりそうになる。16:05/16:20
鈴が沢林道を四方山話をしながらのんびりと下る。17:10/17/25 車に到着。中津川で夕
食を食べ、21時過に豊川に着いた。

<感想>
薮漕ぎは少々疲れたが、快調に下降でき、さほど遅くならずに下山することができて良か
った。前日のプランニングで遡行の資料はあったが、地形図はなくエアリアマップだけと
いう状態だったが、何とか読図ができた。梅雨入り前日の素晴らしい沢日和を新鮮な山域
で楽しむことができた。

―記・上田―

 - 沢登

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