【鈴鹿 鈴鹿川内部川ウソ谷五郎谷遡行キララ谷下降】2016.10.23(高橋)
【年月日】2016年10月23日
【メンバー】高橋、塩川、吉中
かなり秋めいてきているのでスタート時間を遅くし短い沢を選んだ。鈴鹿川水系内部川ウソ谷は宮妻峡から雲母(きらら)峰に突きあがる沢である。短いながらもそれなりに楽しめた。
宮妻峡駐車場で沢仕度し100m程車道を戻る。ウソ谷沿いの林道跡(?)より入渓する。岩質は片岩とか流紋岩とかで濡れていなくてもつるつる滑る。濡れてたり苔っぽかたったりすると更につるつる滑る。雲母(きらら)だから花崗岩かと思うと大間違いである。
入渓地点から300m程でウソ谷は右俣はキララ谷、左俣は五郎谷に分かれる。出合いでキララ谷は滝を掛けているが五郎谷は平凡である。ここは右俣の五郎谷へいく。暫くして五郎谷核心部。6m滝は下部が細かい。高橋リードで水流の左を登る。傾斜は寝てるがとにかくつるつる滑る。
続いて15m滝。右岸壁を塩川リードで登る。(残地なし)浮石が多く気が抜けない。
その後もゴルジュ地形が続き陰鬱な感じが続く。
2段20mは水流右のバンドから登れそうだが触れば崩壊するホールドに恐れをなし右岸を小さく巻く。
奥の2俣で本流を詰めると雲母峰直下まで上がらなければならずかなりのアルバイトになる。ここは左俣を取り少ない標高差で稜線に上がる選択をする。
倒木の多い崩落帯手前で右岸から支流が出合う分岐がある。奥の2俣と似たような感じで少し迷うが奥の2俣ならば雲母直下の尾根が見える(地形図より推測)がそれが見えない。また支流は少し登ると岩壁となっていたので本流を進む。ここより150m程で奥の2俣。左俣をとる。階段状の滝を登りつるつるの小滝を2つ登るとガラガラになり伏流になる。ガラガラで歩きにくいので尾根に上がり60m程登ると稜線に出る。
雲母西峰は巻き道で巻き雲母峰三角点へ。樹林に囲まれ展望は無いので更に進んで雲母峰2峰へ。南東方面が伐採されており水沢の茶畑や伊勢湾が眺められる。
帰路はキララ谷へ。雲母本峰と2峰の最低鞍部よりガラガラの沢を下る。150mくらい標高を下げると水流が出てくる。雲母本峰に詰め上げる左俣と出合うとだいぶ沢らしくなる。滝は少ないし大きな滝は無い。一部ゴルジュとなるが慣れた人ならシャワーでクライムダウン出来る。ここもつるつるなので懸垂下降が無難である。
五郎谷と合流すれば悪場は無い。導水管と戯れ駐車場へ。
五郎谷は短いので簡単に終わるとたかをくくっていたが登攀ありゴルジュありで思った以上に登り応えがありました。真夏ならばシャワーで気持ちよく登れるんだろうけどヒルがウヨウヨいるからなぁ…。
<コースタイム>宮妻峡駐車場8:55~9:15 6m滝 ~ 11:50 奥の2俣 ~ 12:15 稜線 ~ 12:30 雲母峰 ~ 2峰 13:10 ~ 14:25 五郎谷キララ谷出合 ~ 14:45 宮妻峡駐車場