赤石沢

山行名【赤石沢】
メンバー【鷲見、石原(名古屋渓稜会)、鈴木(峠の仲間)】
日程【9月13日~16日】

以前から行きたい沢の一つであったが、堰堤工事のためつまらない沢になったとか、大水
で魚が流され、もう岩魚は釣れないとかで、誰も賛同してくれなかったが、石原君が4連
休ということで待望の沢に行くことができた。
9月13日
林道歩きが大変なのでリムジンバスに乗る事にする。行きに3000円を払い、小屋に一
泊し、残りの4500円を払って、領収書を持って行くと帰りのバスに乗せてもらえると
いう仕組みである。横柄なバスの運転手に乗せてもらう。東海フォレストの独占場である。
牛首峠で降ろしてもらい、9時45分発。
岩魚淵の手前で釣師に会うが、1匹小さいのが釣れたのみとの事、先行に4人パーティー
がいると教えてくれる。
大きな釜の所で前方に先行パーティーを見る。左側のハーケンのある所を巻くが私はホー
ルドが届かず苦戦する。
以前はニエ淵のあたりが大変となっていたが、あまりむずかしいというところはなく、釜
と滝をするするっと抜け、取水堰堤へ。
ここもたっぷりと水があるのかと思いきや、少なくて、右側のはしご段にロープをかけ、
懸垂で2m程下る。北沢の出会いでは、先行パーティーがすでにテントを張って釣をして
いる。私も竿を出し、北沢で25cmと23cmをゲット。1匹をキープして持って行く。
とてもりっぱな門の滝を左側から高巻く。そして洞窟の中のアブミルートを登り、がれ場
の手前の石室のある所でテントを張りゆっくりする。
焚き火をし、ビール、酒、焼酎、ウイスキーでへべれけになり、トン汁、岩魚のてんぷら
で舌ずつみをうつ。
9月14日
8時20分発。雨なのでカッパを着て出発。大岩まで高まき、ラジオラリアの美しい赤色
岩がごろごろしているところを通過。すぐにゴルジュ帯。
ここは、誰も入ったことがない聖域で左側を高巻く。40分程で高巻きが終わり、釣りを
するが反応なし。
12時前に裏赤石沢へ到着。ここで28センチの岩魚をゲットし、刺身にして食べる。
14時20分には奥赤石沢の出会いに着く。ここで私が釣りをはじめ、良く釣れるので、
テントを張ることにする。尺も上がってしまった。
9月15日
7時過ぎに後続パーティーが追い抜いてゆき7時45分発。しばらく行くと、15mの大
滝があり右側の巻き道で巻き、百間洞小屋へ。小屋で登山靴に履き替え、赤石へ。ずっと
ガスっていて展望なしで赤石岳の頂上へ。赤石小屋へは3時に到着。めしを楽しみにする
がとっても、貧相。4500円だして、キャベツがメインディッシュでとんかつソースが
美味。動物タンパクがひとつもない。また、休憩室には物が置いてあり、ゆっくりくつろ
げないようにしてある。
世界で一番最低な小屋であろう。
9月16日
なんと、5時からめし。そのあとゆっくりしようと思ったら、かたずけ初めて、追い出さ
れる形で7時前には出発。まだ雨模様。
さわら島へは9時半着ですぐにバスに乗れ、車へ11時に着く。
赤石温泉がいいと言うので、畑薙第二ダムを越えたすぐ左側の小さな看板のところを下る。
学校の廃校のような感じで、なんと温泉代はただ。その代わり、ここで食事をしてくれと
いうことらしい。
居酒屋風で、近所のおばさんが切り盛りしているようである。
かつどんセット(そばつき)、でんがく、モツの煮込み、手羽先餃子、肉じゃが、かすつけ、
揚げだし豆腐を頼み乾杯。赤石小屋がひどかったので、がつがつしてしまう。
夕方5時には帰宅していた。

―記:鷲見―







この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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