【ホタガ谷】24.7.20(白井)
【2024年7月20日】
【メンバー】白井、中田
ホタガ谷…めちゃくちゃ言いにくいのですが。
皆さんそう思いませんか?
最初ホダカ谷かと思っていたのは自分だけでは無いと思います。
もうホダカでいいと思いますけど。
そもそもホタガって何ですかね?
まあ、そんな事はいいですが、恥ずかしなが今回の沢登りは自分が最後の大滝をリードして落っこちて、尻と右ひじを殴打してとても痛かった。
その痛みを耐え登っていくと、シカが乱舞するシカのの楽園となり、あとは痛みを耐えながら下山した、感じの山行でした。
宇賀渓駐車場出発8:00—ホタガ谷入渓8:30—最後の大滝11:40—脱渓13:00—金山尾根下山—宇賀渓駐車場15:30
天気は曇天でぱっとしない。おかげで駐車場はガラスキでした。
30分ほど林道を歩くが湿度が高くめちゃくちゃ暑い。
最初の大滝も中田君リード。途中ハーケンを打って問題なくクリアー。
登っている途中でヒルに出くわしたみたいだが、自分は気づかなかった。
今年はヒルに吸われまくっているので、だいぶヒルに慣れてきてはいますが、吸われた後のかゆみが残るのが頂けない。
2本目の2段の大滝も中田君リードでクリアー。
その後は小滝やプチゴルジュみたいなのがあるが中間が中だるみしてしまい飽きてくる。
綺麗な釜もあります
まだ無傷な白井
そして最後にラスボスの大滝が現れる。
自分は別にリードしなくても良かったが、中田君が譲ってくれたので、たまにはリードしていいとこ見せないとチーフリーダーの箔が落ちてしまうのでリードすることにした。
最初は流心の右側に活路を探すが最初ちょっと被り気味でヌメっている。上のガバをつかんで上がれるかもしれないがいい支点も取れそうも無いので、流心の左際を責めることにする。
ここを突破するには最初は流心の左であまり水を被らないが、その後はどうやっても水流を浴びながら登らなといけない。緩傾斜から垂直の出だしにカムをキメるが、滑ってすぐ外れそうだ。
なので、もう一か所カムをでとって流動分散でランニングをとった。
サイドブルぽいガバをとり、ヌメるスタンスに左足を上げる。右足はすぐには良いスタンスが無いので比較的傾斜の緩いところに足を置く。
体を引き上げ水流の中にホールドを探すがいまいちだ。
もう一度さがすと、比較的いいガバを見つけた。
右足は大きく上げると水流沿いだがいいスタンスがある。
そこに右足を載せ、右手でガバをつかむ。
水流を浴びながら右手のガバをつかんで体を引き上げた瞬間、自分は落下していた。
すでに8㎜ロープで10m程はでていたのとランニングより丈夫で落ちていたので3mほどの落下であったが、途中の支点が外れずそこで止まって良かった。
すぐに立ち上がるが尻と右肘がとても痛い。
取りあえずロワーダウンで中田君のもとに降りる。
右肘をみると出血してめちゃくちゃ腫れている。
尻も、肘も動かせるくらいの痛みなので折れては無いだろうと判断。
結局もっと慎重にホールドを確かめて登っていれば防げた事故でした。
今日もここまでは各パートも崩れたり剝がれたりしないか確認しながら登っていたのに、それなりに必死だったリードだった為、ガバホールドを見つけ安易にすがってしまった結果でした。
反省、反省。
最初は流心の右側をウロウロ
自分が落ちた後、核心近くの中田
その後は中田君が登り直し無事クリアー。
自分も意地で痛みをこらえフォローする。
その後の沢は水量が少なるが尻と肘を冷やせる場所があるとしばらく浸かってアイシングする。
左手の金山尾根へ上がりやすそうな所で脱渓して尾根へ上がる。
シカが幼樹を食べてしまうので、草原のような見晴らしのいい斜面を黙々と登ってゆく。
見晴らしがいいので気持ちがいい。
対岸を見ると、いるわいるわ、シカの群れが吞気に草をハムハム食べている。
こっちは必死で尻の痛みに耐えながら登っているのに、シカさん達は楽園でランチタイム。
なんとも対照的な自分とシカさん達。
対岸のシカさん達見えるかな?
暑さと尻の痛みに耐え尾根を上がると、今度は苦痛の下りがつづくのでした。
どうでもいい話ですが、今季の夏アニメで「しかのこのこのここしたんたん」と言う頭にシカの角が生えている女子高校生のアニメのオープニングがちょっとはやりました。
金山尾根の下りではずっとそのアニメのオープニングの「しかのこのこのここしたんたん♬」のフレーズがヘヴィーローテンションし、お尻の痛みに耐えながら下山でした。
最後は暑さで朦朧としてきましたが、最後にアイシングも兼ねて沢につかりスッキリ!
ちなみにそのオープニングに興味ある方はコチラです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZZvIVRQ4E7I
最後までフォローしてくれた中田君ありがとう。