新緑の奥秩父 笛吹川水系ヌク沢

【奥秩父】24.6月10日(白井 良岳)
【2024年6月10日】
【メンバー】L.白井、中田

1泊2日で台高の東ノ川へ行く予定が、南紀方面の天気予報が悪いので、自分が以前より登りたかった笛吹川水系ヌク沢へ行くことにした。
ヌク沢には「幻の大滝」と言う大滝があり、登攀要素が高い沢登りで有名です。
前日に道の駅で泊り早朝スタート。
天気も今一つの予報の為か西沢渓谷の入口の無料駐車場も比較的まだ空いてました。

6:10無料駐車場—6:30ヌク橋(入渓)—7:40近丸新道横断点—9:00二股—9:15奥の二股—9:30大滝—11:20大滝登攀終了—脱渓して右岸尾根を登る—12:30徳ちゃん新道合流—15:00無料駐車場

朝はまだこの時期はひんやり、あまり汗をかかずアプローチが楽です。新緑も綺麗。
水は冷たいですが大滝までは膝上までたまに水中に入るぐらいで、まだ余裕。
二股まではいくつか堰堤を越えますが、癒しの風景も多く新緑を楽しみながら進む。
二人なのと難しいところも無いのでサクサク進みます。
しかしさすがに熱くなり汗をかく。
天気は薄曇り、このぐらいが涼しくていいかなとその時は思ってましたが、大滝登攀の時は寒くてたまりませんでした。

無料駐車場を出発

ヌク橋

ちょっと際どい滝を左岸から登る

奥の二股

二股を過ぎるとすぐに奥の二股。そして前哨戦の緩い100mほどの滝が現れます。
ここはノーロープで左岸沿いを適当に登り、その後に本戦の大滝が現れます。
横幅が広く、いくつか水流が落ちています。
最初は中田君リード。本水流の右側2~3mほどの壁を時に水しぶきを浴びながら登って行きます。
自分はカッパを忘れてしまって、あまり濡れたくなかったのですが、中田君は容赦なく濡れながら登って行きます。
この辺まで来ると標高も高くなり、風もありそれなりに寒かったです。
自分はカッパのズボンは持ってきていたので履きましたが、上は2枚だけでした。
ほぼ50m近くロープを伸ばしてピッチを切る。
まだまだ滝の中間地点です。
次のピッチは白井がリード。
もうそれなりに濡れてしまったので、出だしは水流を浴びながら登るが、直ぐに心が折れ、なるべく濡れないように右斜面へ逃げ灌木でピッチを切ります。約30mほどか。
最後のぴっちは中田君。「もう濡れたくないから水流の無い灌木帯をあがればいいのに」と思っていましたが、容赦なく水流のある方へ向かう中田君。
それでもヌメリと水の冷たさに追いやられ右側灌木帯に逃げ込み滝の落ち口付近まで上がりました。
そして最後にまた緩い滝が50mあるので最初は水流左側登り最後は草付きに逃げてあがりました。白井リード。

緩い100m程の大滝

ラスボスの滝登場

とりあえず記念写真

ヌメリが強い最初の1ピッチ目

2ピッチ目を行く白井

3ピッチ目 水線を行こうとする中田

最後の緩傾斜の滝を行く白井

滝登攀をあがると癒しの沢となりすぐに右岸尾根を上がり徳ちゃん新道目指しました。
とにかく寒くて着るものが無い自分は、歩いてないと寒いのでとにかく歩を進めました。
登山道合流近くですこし倒木が多く歩きにくいですが迷わず合流できました。

あとは延々と登山道を下ります。
最初は寒くて「下山したら暖かいほうとうでも食べたいね」と二人して話していましたが、下山するにつれ熱くなり、自分は下山用に持ってきていたTシャツ一枚、下はタイツも脱ぎ捨て、暑い暑いと思いながらの下山となりました。

癒しの渓相

倒木帯を行く

趣のある略図

 

今度はカッパを忘れないよう気を付けます。

この記事を書いた人

クライミング全般大好きです。
仲間と楽しいクライミングを重ねて行きたいです。
一応現在チーフリーダーをやらせてもらっています。
愛犬、愛妻、愛娘と新城市で暮らしてますが、私が愛されているかは、解りません...

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