宇連山清水谷左俣
2014年8月3日(日)
メンバー 上田、白井、浅田、牧、井澤、吉中、S君
新人会員の沢登りデビューで、宇連山東面にある清水谷へ行って来た。
鳳来湖の奥のキャンプ場を過ぎ暫く林道を進み、小さな橋を渡った駐車スペースに車を停める。小雨が降っているが、身支度をして清水谷へ向かう。
コンクリート製の橋を渡り程なく入渓する。
傾斜の無い滑床を20分程進むと綺麗な淵が現れる。S君は気持ちよくダイブする。
淵を泳ぐのも沢登りの醍醐味の一つである。なおも続く滑床を進むとゴーロ状となり朽ち掛けた橋が掛かっている。以前はこの橋は下降路としていたが、今は無理のようである。
ボルトの有った滝
雨が強くなって来たのでカッパを着る。左岸にある大ハングの下で暫く雨宿りをする。
ここにはボルトが連打してあり、若い頃アブミの練習で登った事を思い出す。
また暫くゴーロ状の河原を進むと奥の二股に着く。
奥の二股
今回は左俣を進む。トヨ状の滑滝を越えて行くと、落差20m程の滝が行く手を阻む。
小休止をとりルートを考える。左岸を高巻くか、右岸を高巻くか思案した結果、最終的に左側の尾根を目指すので、右岸を高巻くルートを選択した。
大滝
浮石の多い尾根を40m程登りルンゼに入る。浮石に気をつけながらルンゼを進むと、10m程の枯れ滝となる。安全の為ザイルを出す。白井君がトップで登り後続を確保する。
傾斜のきつい斜面を、左上に見える稜線目掛けて登り北尾根に出る。
北尾根の稜線
入渓から約3時間である。そこからP744まで30分程の急登であった。
P744
下降は北尾根を幸田峠まで下り、そこから左俣沿いに付けられた道を車へと戻った。
新人の井澤さんも吉中さんも沢登りを楽しんだようだ。
久しぶりに遡行した清水谷で、岩場に咲いていた岩タバコの紫色の可憐な花が印象的であった。
記 浅田
新人の沢登りデビューで清水谷へ
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