◆雲上の縦走路“白根三山”を歩く◆

【白根三山 縦走】18.08.04(古賀)
【2018年8月4日】
【メンバー】L河合、遠山、古賀

南アルプス3000Mの3座を辿る山旅

北岳 (標高:3,193m)日本百名山
間ノ岳(標高:3,190m)日本百名山
農鳥岳(標高:3,026m)日本二百名山

1日目:奈良田 ➡(バス)➡ 広河原 ➡ 北岳 ➡ 北岳山荘(テント泊)
2日目:北岳山荘 ➡ 間ノ岳 ➡ 農鳥岳 ➡ 奈良田

移動距離:25.6km
行動時間:17時間8分
標高差(+):2,727m
標高差(-):3,439m

白根(白峰ともいう)三山は南アルプス国立公園内の赤石山脈にある北岳、間ノ岳、
農鳥岳の三山の総称。
白根は雪で覆われた白い山という意味で、勝沼付近からの冬の山容はその名にふさわしい。
三山の標高は3000Mを超え、白亜紀の砂岩、粘板岩、レキ岩、石灰岩などからなる。
標高日本一の富士山は誰もが知っているが、第二位の北岳は殆どの方が知らないのが残念!

毛無山から見る雪化粧した白根三山
(左から農鳥岳、間ノ岳、北岳)

<工程>
8月3日(金)
19:30 豊川 ➡ 0:00 奈良田P
8月4日(土)
5:30 奈良田P ➡ (バス)6:40 広河原 ➡ 9:30 白根御池小屋 ➡ 12:00 八本歯のコル
➡ 13:15 北岳ピーク ➡ 14:10 北岳山荘
8月5日(日)
3:40 北岳山荘 ➡ 5:16 間ノ岳 ➡ 6:17 農鳥小屋 ➡ 8:00 農鳥岳 ➡ 8:30 大門沢下降点
➡ 10:15 大門沢小屋 ➡ 13:20 奈良田P

今回のルートを選んだ理由は以下の通りです。
河合さん :3000M峰21座の最後の未踏峰“農鳥岳”を踏破する。
遠山さん :バットレス登攀ルートの下見と北岳ピークハント。
古賀(筆者:2年間に悪天候のため北岳で撤退したリベンジとバットレスの下見。

3000M峰の縦走できる数少ないこのコースはその名のごとく雲海を眺めながらのんびり歩け、
危険な個所も少ない事から人気のルートです。ただ、間ノ岳から先は下るルートが限られ、
登山者も少なく長いことから健脚者向きとなります。

遠山さんと筆者は北岳バットレス登攀という目標があり、今回はその下見も目的でした。
我々より1日先に入った山形、中川ペアがバットレスに挑戦する事を聞いていたので山頂で
会えるのも楽しみにしていました。

<山行の感想>
初日は北岳迄の時間的余裕のある工程でしたので、白根御池小屋のソフトクリームを楽しみ
ながらの比較的気楽な登りでした。山小屋で食べるアイスは格別です。
八本歯のコルからバットレスを登攀するクライマー達の姿を見て来年挑戦すると心に誓いました。
雲海の長い縦走路を堪能し、農鳥小屋の名物オーナーにも会へ記憶に残る山行となりました。
今年の暑さは異常で標高2500Mを超えていても日差しが痛いのに驚きました。

<8月4日(土)>
3:30 起床し 5:30 の広河原行きの始発バス乗車の準備

6:40 広河原 着

・登山開始!

・白根御池小屋コースから小屋を目指す
・7割の登山者が大樺沢コースを選んだ様です。

9:30 白根御池小屋
・ソフトクリームを持つ嬉しそうな二人

・小屋からは雄大な北岳が臨めます

・大樺沢二俣からは雪渓が残る登山道を登る

・バットレスが近づいてくる
・間違いなくこの時に山形、中川ペアがこの壁に挑んでいた

・グングン高度を上げて北岳ピークを目指す

13:15 北岳ピーク(1座目)

・生憎の曇り空でしたが気持ちの良い風が吹いてました
・この直前にバットレス登攀チームの山形。中川ペアに会えました
やり切った感の笑顔の二人が羨ましかった~

・写真中央の北岳山荘に向かう
・明日はこの稜線を縦走します

14:10 北岳山荘 着
・山荘から眺める北岳

・早速テント設営
・横になったら3人共爆睡でした
・夕方雨に降られましたが通り雨程度で一安心
・明日は速いので夕食後早々に就寝

<8月5日(日)>
2:30 起床し 3:45 間ノ岳に向かう
・日の出前の北岳に神秘的な雲

5:16 間ノ岳ピーク(2座目)

・二人の向こうには雄大な富士山があります

・農鳥小屋経由で西農鳥岳に向かう

6:17 農鳥小屋 着
・北岳山荘で売り切れてたコーラを購入
・なんと農鳥小屋には犬が4匹いました
・なんと若い女性が働いていました
・有名な小屋管理者は以外にも優しかった

・振り返ると農鳥小屋のはるか向こうに北岳

・南側には雲海と雄大な富士山がいつも見えています

・西農鳥岳ピーク

8:00 農鳥岳ピーク(3座目)
・羽を広げてみました

8:30 大門沢下降点
・故人を偲んで鐘を鳴らして下りました

・林道へ出る最後の吊り橋を渡って奈良田へ

<筆者の独り言>
ドローン映像で遠山さんの人気が急上昇している
それに対抗するにはやはりハイテクしかない!
ドローン遠山 ペッパー古賀 これで対等か?

 

 

この記事を書いた人

普段は寡黙だが山に入ると口数が増える
歩荷は進んで手を上げるが食当は苦手
動物は大好きだが植物は・・・

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