秋の尾瀬

【燧ヶ岳~至仏山】18.10.20(茂津目)
【2018年10月20日~21日】
【メンバー】浅田、吉中、山田、茂津目

尾瀬にある2つの百名山を登ってきた。
尾瀬は10月の中旬には関東からのバスもなくなり
山小屋もいくつかしまってしまう。
今回私達が行ったのは、そんなピークが過ぎた静かな尾瀬。

群馬県まで行かないといけないので、前日の18時に
豊川を出発し順調に進み到着予定の0時少し前に戸倉駐車場に到着した。
駐車場はガラガラだったので、テントを張ってすぐに就寝。
翌朝は6時にタクシーを手配してある。

一日目
6:00戸倉第一駐車場からタクシーで15分ほどで大清水に到着

大清水からは林道を歩く。10/14までは大清水~一の瀬間、低公害車による
輸送がありますが、もう終わっているので3.2キロを歩きます。
ゆるやかな登り。一日の工程が長いのでバスがあるなら使いたい><(700円)

紅葉がきれ~い

7:05 一ノ瀬

一ノ瀬の小屋で小休止 トイレも借りられました。

しばらく歩くと木道が出てきました。濡れていて滑りそう。
浅田さんは「滑りやすいから慎重に」と言ってくれて
慎重に歩いていたのに、思いっきりコケました。
お尻を強打してしばらく動けなかった。あー痛かった~

8:30 尾瀬沼が見えてきました。ビジターセンターを目指します。

9:00尾瀬沼ビジターセンター

ここで少し休んでいると掲示物の中に
「ビジターセンターから燧ヶ岳まで5時間」と書かれている。

え?

持ってきていた地図を見返すと
ビジターセンターから長英新道で柴安嵓(燧ヶ岳)まで2時間半。

3時間くらいの登山かな~。
浅田さんもそのつもりでいたし、私もそのつもりでいました。
吉中さんが持ってきていた山と高原マップだと3時間半になって
いたので、この地図はコースタイムがひとつ抜けている!となり
これから登り5時間下り3時間 計8時間かかるじゃないか!
と慌てました。
(後日、この地図を発行している所に問い合わせた所、間違いでは
ないようでした)

来る前に散々ヤマレコをみてきたけど、そんなに掛かってたかなぁ。
と疑問を持ちつつ、「気合い入れていきましょう」と浅田さん

この時、ビジターセンターで「9:30から尾瀬プチツアーでーす」
と係の方が声をかけていた。

10:00ビジターセンターから少し歩くと燧ヶ岳の分岐があり
この分岐を見落とすレポを見かけたのでみんなで注意して進みました。

10:30 一合目 ここまで来るのが長かったのでほんとに5時間かかるかもしれないと
不安になるが・・・

11:05 2合目

3合目か4合目あたりで雨がポツポツ来て、かっぱを来てカメラを
しまったので記録がないが、間隔が狭いので5時間かからずに
着けそうだと話した。

12:15 8合目 ぽつぽつ雨がみぞれに変わったので下もかっぱを履いたりスパッツを
着けたりする。手袋が防水ではなかったので濡れてとても寒い><!

13:00 手前のピーク 俎嵓で軽食 浅田さんのテルモスのお湯がありがたい(T T)


13:15 燧ヶ岳のピーク 柴安嵓に到着!
みぞれで寒いので写真撮影したらすぐに移動!

ビジターセンターを9:30頃出発しているので、3時間半ほどで到着できました。
よかった。しかしここまで展望0で感動も0でした。。

 

ここからの下山で通る見晴新道はドロドロのグチャグチャ道との情報で
覚悟してかかります。

雨も降っていたので画像がないが本当に田んぼの中を下っているようだった。
ドロドロの登山道を2時間ほどくだった。寒いし、滑りそうで怖いし
絶対滑って転びたくないし、足も痛いし、ずっと緊張した。
はよ小屋に行ってお風呂入ってビール飲みたい!ばかり考えていた。

16:30 燧小屋に到着

小屋に入ると17時から食事とのこと。
17時半以降はテント等の一般の方もお風呂に入るから男性は混み合うとのことだったので
外で汚れた靴やかっぱとスパッツを洗い玄関に干させてもらい、
(ストーブがついていて乾燥室かわりになっていた)
男性陣は慌ててお風呂へ行った。
私と吉中さんも、のんびりせずに身支度を整えてすぐにお風呂に行った。寒いもん!
燧小屋のお風呂は、石鹸シャンプーは使用不可で家の風呂釜より少し大きいくらい
(3人くらいまで)冷え切った体を温めた。
手足の指先が痛いくらいだった。山小屋にお風呂は本当にありがたかった。

風呂上がりのビール かんぱ~い!

このあとは談話室でのんびりして21時に就寝。zzz・・・

21日 おはようございます。 6時から朝食です。
この他におかずは小皿のプチバイキングがあります。どれもおいしかったです。

7:10 出発

燧小屋 素晴らしい小屋でした!お世話になりました。

今日は晴れ予報!昨日登った燧ヶ岳がみえた。

小屋を出てから見えた至仏山の距離感。

湿原歩き 6.5キロ 草紅葉がすばらしい

湿原から燧ヶ岳 うっすら頭が白いのは雪が降ったのか?

滑らないように慎重に歩きながら湿原移動を楽しみました。
昨日に比べるとここは天国かと思うほどきれいで美しい。
この日は晴れていて次第に木道も乾いたけど、濡れていると本当に滑るので
こういうのゲットして持ってくとよかったな~ぁと。
目の前で滑って転ぶ人い度に腰が引ける笑。

8:45 山ノ鼻

ビジターセンターで水を補給した。私は燧ヶ岳の下山で足を痛めたので
今日は山ノ鼻の分岐から先に下山しようと思っていたが湿原歩きで回復したので
予定通り至仏山に登ることにした。

ビジターセンターには至仏山の入山は9時まで 下山は15時までと書かれていた。
すでに8:55だったので、少し慌てた。

9:00 至仏山登山口 ここから山頂までは登り一方通行

みな口を揃えて、足が重い!昨日の燧ヶ岳のキツさよ。

10:05 森林限界 浅田さんの目的通りだった。

標高が上がると燧ヶ岳と歩いてきた湿原が!

階段の多く、さらに滑りやすい蛇紋岩と格闘する。

燧ヶ岳が遠くなってきました。

12時になったので?山頂の手前でランチタイム。
山頂ではゆっくりしないとのこと。

12:30 至仏山山頂

写真を取ったらすぐ下山しました。景色見てませんww

下山しながら見てくださいと浅田さん笑

山全体が紅葉していてきれいでした。
どの山かよくわからないけど、とてもきれい。

小至仏山へ~

13:30 はいっ

小至仏山からの眺め

小至仏山の下りは木道が多く滑らないように慎重に歩きましたが、下山しやすい
登山道でした。目の前でまた滑っている人を見てより慎重になりました。

15:00 鳩待峠まで下山 お疲れ様でした。

鳩待峠からは乗り合いタクシーで駐車場に戻る。
行きは6時間でここまで来ましたが問題は帰り。
東京方面が大渋滞していたので、長野経由で大回りして帰ってきたので
16時に出発して豊川到着が0時という時間になってしまいました。

遥かな尾瀬~~ 遠かったです~~~。

感想
燧ヶ岳は、展望もなく寒くてドロドロで、辛いの一言だった。
翌日は晴天で天国のような尾瀬と至仏山を味わえた。
湿原歩きは時期を変えてまた歩いてみたいと思える素晴らしい場所でした。
至仏山荘に尾瀬の写真を配信している方がおり、うっとりするような
尾瀬を見る度にいつか行きたいと思っており、今回行くことが出来て
うれしいです。ありがとうございました。

追記

♪夏がくれば思い出す、はるかな尾瀬遠い空♪往復約900Km の尾瀬は遠かった。

雨からミゾレそして雪の燧ケ岳、下りの登山道の田んぼのような泥濘にはマイッタ。

草紅葉の広大な尾瀬ヶ原、木道の彼方に浮かぶ至仏山。

池塘に映る逆さ燧ケ岳、葉を落とした白樺の白い幹と唐松の黄葉。

至仏山から見えた東北の山々。

山小屋でお会いした300名山を登っている素敵は御夫婦。

どれも素晴らしい思い出となりました。

山岳会の仲間に感謝です。

記 テント泊を忘れそうな浅田

この記事を書いた人

2014/6月より山岳会に入会しました。
色々な山行にこれからもどんどん参加していきたいです。

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