空木岳

空木岳
7月1日〜7月3日
メンバー 小野
合宿以来泊まりの山行には行ってなかったので、久しぶりに単独で1泊の縦走に行ってきました。
中央アルプスは雪上訓練のために千畳敷に行ったくらいでまともに山行をしていないのと、割とアクセスしやすいかと思い、空木岳に行くことにした。
1日の9時くらいに豊川をでて高速に乗るが、相変わらず単独山行の一番の難所は行きの夜の運転。
諦めてすぐにSAに入り翌朝、伊奈川ダムの登山口に6時半に到着。
6時45分に前進開始。
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うさぎ平まで1時間半程、長い林道を歩く。
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うさぎ平からようやく登山道に入っていく。途中、鳥や花などを楽しみながら木曽殿山荘を目指すが、途中から妙に虫が多い。ブヨみたいなやつがしきりに頭の周りを旋回する。まあ、稜線に出ればいなくなるだろうと、気にせず
木曽殿山荘に向かい、三時間半程で稜線にでて木曽殿山荘に到着。
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昼飯を食べながら、ゆっくり休憩しようと思ったが、虫はいなくなるどころか、数を増して飛び交っていた。
翌日は午前中から雨が降りそうだし、何より虫に心をやられ、檜尾岳に行くのを諦め、伊奈川から空木を周る周回コースに変更。
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足早に空木岳を目指す。木曽殿山荘からは気持ちのいい稜線上の縦走。久しぶりに稜線歩きを楽しめると思ったが、大名行列のごとく、後頭部付近を虫が列をなしてついてくる。刺してはこないものの、足を止めると目や鼻、耳に突撃を仕掛けてくるので休むこともままならない。
天気は曇で展望はなかったが、空木岳山頂に着いたときは少しの間ガスも晴れてくれた。
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赤梛岳を越え、摺鉢窪避難小屋へ向かうが、稜線から小屋まではまだまだ雪渓が残っていたので、少しだが、これまた久しぶりにアイゼンを着けての雪歩き。
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今回、1泊の山行にした理由の一つは山でごはんを炊くことであった。何度か家で炊いていたものの、山でうまく炊けるか不安があったが、うまく炊くことができた。
避難小屋で泊まるのは初めてだったが、沖縄から来ているというおじいさんが先客でいたので、飯までは2時間くらい話をいろいろ聞いたり、時間を持て余すことはなかった。
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夜は土砂降りだったが、翌朝は天気もよく、御来光は見えないものの赤くなった空も見ることができた。おじいさんの話では3時くらいには満天の星空だったという。見ることができず残念なことをしたものだ。
朝飯を食べたあとは、雪渓を登り返し、おじいさんは空木へ向かうということで、ここで別れ、南駒ケ岳へ向かった。朝早いうちは虫もいなかったので気持ちのいい稜線を楽しむことができた。
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南駒ケ岳山頂では乗鞍、御獄、八ヶ岳、南アルプスに遠くに富士山も見ることができた。雨の中を歩くことを覚悟していただけに嬉しい誤算だった。
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南駒以降は前日に続き虫とともに、鎖場など少し怖い仙涯嶺を通り、越百山まで稜線を進んだ。
越百山から下って越百小屋で小屋のおばちゃんにいろいろ話を聞くと、今時期が一番虫が多いということだった。おばちゃんにもらったネットを武器にその後は快調に下山することができた。
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今回は虫に悩まされた山行だったが、越百山から南の安平路山など4月くらいの残雪期はとてもいいよと、越百小屋のおばちゃんに聞いたので、また雪のあるときに訪れたいと思う。

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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