白神源流釣り紀行

★山行名 【白神源流釣り紀行】
★年月日 【1998年8月8~16日】
★メンバー【鷲見・他1名】

8/7 会社を終え、6時20分には寮を出発。ひたすら糸魚川駅へ、した道でゆく。

8/8 朝、中村氏を拾うが、糸魚川駅が登山客で賑わっている。またひたすら青
森県の岩崎へ向かう。途中山形県の鶴岡で、上州屋に寄るがフロアーが広く、フラ
イ、ルアーのマテリアルが豊富。ついつい、来月のサーモン釣りに備えて、リーダー
やら、ルアーを買ってしまう。中村氏も同様。また、酒田市には、土門拳の写真館が
あり、見に行ってしまう。以前より行きたかった所なので丁度よかった。中村氏も、
以前きたことがあリ(室生寺)を見て感動し、わざわざ奈良まで見に行ったら、ほん
ものの方がたいしたことなかったらしい。どの写真にも土門拳の気迫が感じられ、す
ばらしい写真館だった。
夕ご飯は、本庄の小僧くるくる寿司でたべるが、どの皿も110円で、特に「ほた
て・かんぱち」がうまい。ついつい16皿食べてしまった。

8/9 天狗峠まで車で入るが、舗装されていない。この道は、弘前まで抜ける道
なのに?。所々、展望所になっている所だけ、50メートル程舗装してある。
天狗岳に行く道を30分程行き、そこから赤石堰堤へ下る。2万5千には道が書い
てあるがかなり消えていて、下まで3時間もかかってしまう。30分で赤石堰堤を巻
き、赤石川へ。1匹尺岩魚を見るが、無視して2時間程で下の二股へ行く。丁度4時
で、絶好の釣りタイム。2人ばかり先客がいたが釣れないとのこと。竿を出して始め
るが、中村氏はすぐに尺岩魚を二本キープ、同じ場所の小さな流れに2匹もいたそう
で、魚影が、濃く、魚も、尺前後。私も尺を、2本あげ、1匹のみを、キープする。
暗門の沢にテントを張り、刺し身とてんぷらに舌鼓を打つ。

8/10 朝から、竿を出して行く。釣っては放しを繰り返すが、それ程こない。
1匹尺を上げ、写真をとり放して休んでいると、下から、中村氏が鴨を3匹引き連れ
てやってくる。ポイントをあらしながら先頭をいくので、釣れないとのこと。なんで
こんなところに鴨が居るのだろうと不思議に思ったが、後から調べたら、シノリカモ
という珍鳥らしい。
よどめの滝に3時頃着き10メートルの滝にザイルを出して登る。3級ぐらいであ
る。
少し行くとばあさんと男2人のパーティーに会うが、二ツ森から降りて来たとのこ
と、簡単に来れるらしい。
上の二俣に荷物を置いて、晩のおかずを釣りに行くが、なかなか掛からない。かな
りすれているようだ。最後に私が、28センチのイワナをゲットして2人で3匹キー
プし、さしみを私が作る。先週JECCの梅野氏に岩魚の皮剥ぎ方法で前歯に引っか
けてする方法を伝授されたのでやってみるが、差し歯が抜けそうなので諦める。

8/11 今日は、源流部の水のある所までしか登らないのでかなりのんびり。左
俣を釣り上がるがいないので、荷物を持って、泊り沢を2ツ森へ詰める。岩魚は数匹
程しか上がらない。昼過ぎに大滝手前で、竿をしまい、右側のいやらしい所を登って
超えて休憩。次にナメ滝。これも右を巻く。左に黒い岩、右に白い岩のナメの狭い所
を歩いて、テント場に、いいところがあるが、もう一つの滝も越えてしまう。二俣
で、右俣を行くがテント場がないので、真っ直ぐ行く方の左俣へテント場を作る。

8/12 予定では、追良瀬の源頭へ行く。昨晩から雨が降りだし薮こぎはつらそ
う。沢をつめ45分で三界分岐へ、なんとすぐそこに綺麗な舗装された林道がある。
それを横目に、間瀬岳に行く道に入
るが、すぐに道が途切れてしまう。
間瀬岳までは道があると聞いていたが、見つからずに薮こぎの連続。雨もパラパラ
降ってきて、いやになり断念。4時間のロス。しかたがないので、八森の駅まで、降
りることにする。これが、悪名高い青秋林道。
2時間は、お盆のこの時期なのに車に逢わない。それから数台車が通るが乗せてく
れない。そのまま5時間歩き、6時過ぎに八森駅へ着く。
夕飯を食べる為、食堂を探すがない。店でご飯物を買い、ビールを飲んで眠るが、
体が火照って、2人とも眠れない。動き過ぎたようだ。

8/13 黒崎駅まで電車で行き、そこから白神山へ歩いて行く。4ピッチ5時間
弱で頂上へ、シャジンが咲いているが、それほど綺麗な花畑ではではない。りっぱな
トイレがあり、小屋の方が貧弱であった。
50メートル下がったところに水場があり、その沢(うずら石沢)を下ると追良瀬
川に行き当たる。
3時間程で、ザイルも出さずに本流手前のテント場に着く。すでに5人パーテイー
が張っていたが横のスペースを確保して釣りへ行く。中村氏はその支流をせめ、私
は、本流を行くが23cm前後が8匹上がったに過ぎない。中村氏は、25匹で最大2
7cmぐらい。本流の方が、魚影が薄い。

8/14 本流と支流の分岐に荷物を置き、上流へ釣り上がるが、当たりが少ない
ので、切り上げて下る。五郎三郎沢の前のテント場にテントを張り、中村氏は上流
へ、私は三ノ沢へ行くが、すぐに魚止めの滝に阻まれてその辺りで釣りを行い、尺
ぴったりの岩魚を上げる。中村氏も29cmを上げ、追良瀬川の尺イワナのさしみに
舌鼓を打つ。

8/15 横にテントを張っていた3人の一人が、ルアーで35cmの岩魚を釣って
いた。でかい岩魚には、ルアーが有効のようだ。来月の北海道は、ルアーを試してみ
よう。
私は、塩焼きサイズを3匹上げたのみ。そして下山(下沢?)を開始し、4時間程
で、赤石堰堤へ。泳ぎもザイルもいらない。
天狗峠までの車のピックアップは、車に載せてもらい楽に終わった。
温泉に入り村上まで帰ってしまう。

8/16 1日中運転して豊川へ帰って来た。かなりのんびりした山行であった。
―記・鷲見―

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
インスタ、フェースブック フォローしてください!

目次