天竜川八代沢

【北遠 天竜川八代沢】17.7.2(高橋)
【2017年7月2日】
【メンバー】高橋、原田、中村さ

鈴鹿を離れて天竜川に行ってみよう第2段。とりあえず天竜川右岸の沢としては入門かなっと思い八代沢に行ってきた。
新城・東栄・佐久間周りで天竜川上流から下りR152で鳴瀬沢を過ぎて不動沢の手前の沢が八代沢である。八代沢出合付近のR152から中村だとか寺尾集落に上がって行く道の付け根、道路が広くなっている所に駐車する。沢仕度をし入渓するが4ケ5ケ堰堤が続くので暫くは巻き道を行く。
堰堤群をやり過ごし入渓するや否やこれ。遠目にはちょっと奥のやつは無理かなって思ったが近づいてみれば何てことない。


写真を撮り損ねたが15mくらいの滝で壁はツルツルスベスベだが右岸壁に斜上するクラックがはしっているのがあった。ぱっと見赤~黄色くらいのサイズ。次回来る時があれば2セットくらいギア持って来ようかな。でも登攀可能だろうか?左岸より簡単に巻く。
その後も急傾斜を進みそこそこの滝を次々フリーで気持ちよく越えて行く。
階段状の岩がボロボロの滝、トイ状の滝、大岩が積み重なった滝などなどバラエティーに富んでいる。概ね水線上頭から水を被るようなシャワーで直上するので水量の多い時は慎重に。今回は通常の水量よりは多いと思うが苦しいながらも何とか登れた。
一度頭からシャワーを浴びた状態でツルツルの壁でステミングしながら次の一手を模索してたら足が外れてそうめんの様に流されてしまった。フェルト靴だと僅かな凹凸を拾って危ういステミングをしているのだがラバーソールならば適当においてもグリップするらしい。今回の沢はラバーソールに部がありそうだ。





1つ目の橋をくぐる。渓相は変わらず。楽しいシャワークライミング。
トイ状の滝は水流の中にフットジャムを決めようと思ったら何も無く危うく2,3メートル落ちるところだった。




2つ目の橋をくぐる。大分渓相は落ち着いてくる。斜上するトイ状の滝で遊ぶ。

すぐさま3つ目の橋をくぐる。渓相は大分落ち着く。シャワークライミングが気持ちいい。

地形図に無いが4つ目の橋をくぐる。この先前半の荒々しさは皆無で癒しの渓相。

5つ目の橋をくぐる。岩盤むき出しの滑床エリア。一度もの凄いゴルジュになり流木が詰まっていた。流木が詰まっていなければ面白そう。
やがて水流が無くなり林道に上がり遡行終了。


林道をひたすら下り駐車場へ。たどり着いた頃には足裏が熱を持っていた。帰路はもっくる新城の足湯に立ち寄る。
(概念図のルートは当初の想定ルート。メンバーが少し足を捻って不安を感じたので林道で下った。)

あまり記録を見ないところなので今回はとりあえず源頭まで詰めてみた。次回行くとしたら4つ目の橋で終了でいいだろう。でもそうしたら入渓から下山までで5時間くらいになってしまうのでちょっと物足りないな。

【コースタイム】駐車場8:10~10:00 1つ目の橋 ~11:00 2つ目の橋 ~11:10 3つ目の橋 ~11:50 4つ目の橋 ~12:30 5つ目の橋 ~13:15 林道 13:30~16:10駐車場

使用ギア 6mmx10m お助け紐、8mmx30m補助ロープ、プロテクションはとれないのでトップはフリーソロ。トップは沢慣れした人が望ましい。

感想
丁寧な足置きを意識しなければならないので、精神的に疲れましたが足の置き方を考えるいい機会でした。
泳ぎがなくシャワー中心。前半に初級者向け?のシャワーが集中しており、短時間でも沢登りの雰囲気が味わえると思います。帰りは林道で帰れるので、安全でした。
沢を詰めずそこそこで帰ることをオススメします(笑)
中村さ

前半は登りがいがある滝が多くて、果たして自分は登れるのだろうか?と不安と恐怖が入り交じりながら必死に登りました。
滝修行みたいになったとこもありましたが高橋さんと中村さんに助けていただきながらいろんな滝に登れて、不安と恐怖は最後には楽しさと達成感に変わっていました。
ほとんど植林の暗い感じの深い沢でしたが上部は大きな1枚岩のナメ岩があったり景色も楽しめました。
足の置き場をしっかり定める事の大切さを改めて実感しました。
梅雨の晴れ間に感謝。
高橋さんと中村さんにたくさん助けていただき感謝です。ありがとうございました。
原田

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