黒薙川、北股谷本谷

山行名【黒薙川、北股谷本谷】
メンバー【鷲見、中村(関西岳人倶楽部)】
日程【8月9日~14日】

8年前に盆の九日間を利用して、前半に柳又谷、後半に北股谷と継続的に遡行したことが
あった。数年前の大水で10mあった魚止めの滝がうまってしまったという話しもあり、
また、白金の滝で大爆釣したという話しも聞いたので、岳友中村と再度のチャレンジをし
た。
8月9日
朝、ヒスイ峡のフィッシングセンターで待ち合わせ。奥の発電所の横に私の車をデポして
おく。車で行っただけでアブの群れが集まってきて、乗換えだけで、車の中に数十匹のア
ブが入ってきた。先が思いやられる。
中村氏の車で小川温泉に行き、出発。まずは越道(こえど)峠へ。           
林道を1時間程歩いているとトラックが止まってくれて、峠まで送ってくれる。とてもラ
ッキー、2時間の短縮になる。
踏み跡と地図をたよりに、北股谷の下流へ。1084のピークの北側から、そのまんま谷
らしき所を下るが、少し右へ振りすぎた様で、ロングの懸垂を1度してからダムの浅いと
ころへ。長瀞は昔日の面影はなく、腰まで。魚止めまで釣りあがるが、小物が4匹ほど。
魚止めの滝は10メートルから1メートルの高さに変わっていた。
魚止めの釜には尺岩魚が見えるが釣れない。小物を刺身にして乾杯。
8月10日
魚止めの滝が1mと言っても、ダイレクトに越えれる代物ではない。やはり、以前と同じ
で、右の壁を微妙にへつってハーケンを打ち、右の滝上部へでて、水流に巻き込まれない
ように対岸に飛ぶしかなかった。
大釜淵はまず私がトップで行くが、取り付きが悪く、押し流されてしまい、中村氏に代わ
ってもらいクリアー。水の巻き込みは怖い。
そして、恵振谷で軽く釣りをして、数匹あげ、恵振谷と本流の間の峰をぐいぐい登って高
まき。迷った挙句、赤テープのある谷を降りるが大間違いで、下は切れ落ち、40mはあ
りそう。もう一度戻って、地形の平坦な所がきれる、奥の所に下降点を発見し、事なきを
得る。4時間以上かかってしまった。以前は2時間で行ったのに!
少し歩いて幕営。夕暮れに1匹あげ刺身にする。
8月11日
竿を出しながらの遡行になるがあまり岩魚がいない。
白金滝の所に魚が詰まっているがあまり釣れない。30匹はいるが尺オーバーはいないよ
うだ。ここを、以前は左の沢を巻いたが、登れなくて、右のルンゼを巻く。けっこういや
らしい巻きであるが最後25mぎりぎりの懸垂下降をして降りる。
そして、黒岩谷かと思いきや、4mの滝が出てきて、右壁を登ってやっと黒岩谷へ。
あまり、魚が出ず、3匹をさしみにして乾杯。
8月12日
今日下山の予定だったが、少し釣りをすることにして、上流へ足を伸ばす。
8月13日
いつものように、黒岩谷をつめ下山し、小川温泉に車を回収に行く。
あと、14日から17日まで私一人で折立より黒部に入り、釣りを堪能したのであった。

―記:鷲見―







この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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