易老沢右俣奥の左俣

【易老沢右俣奥の左俣】08.7.11(浅田)
年月日【2008年7月11日~13日】
メンバー【田中、高橋、浅田】
7/11
豊川をPM9 時に出発し易老渡へと向かう。途
中阿南から平岡への道が通行止となっており、平
岡ダム経由で和田へ、夜の林道で兎、鹿の出迎
えを受けて易老渡へ着く。
【コースタイム】
豊川(21:00)→易老渡(AM1:00)
7/12 晴れ
軽く朝食を済ませ出発する。
取水口へと続く道を30 分程進み沢に入る。し
ばらく河原を進むと取水口の堰堤が現れる。
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ゴーロー歩きと、小滝のへつりをしながら二俣へ
着く。右俣を進むと、左岸より美しい20m程のす
だれ状の滝がかかっている。
しばらくして左岸が崩壊壁となる。南アの沢だけ
あり、水量は多く滝の近くでは会話も聞こえない。
次に現れた二俣を左に進み、次の二俣も左俣
を行く。
すぐゴルジュとなり、右岸をザイルを使い高巻き、
懸垂で沢身に降りる。途中日本カモシカに会う。
小滝をザイルを使い進むと、再びゴルジュとなり、
ここも高巻き25m の懸垂で沢身に降りる。
30 分程進むと二俣となり、右俣へ入るがすぐゴ
ルジュとなり、ザイルピッチで3 ピッチの高巻きを
する。
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痩せた支尾根の木を支点にし、懸垂25m で沢
に下りビバークとする。
快適とは言えないが、なんとか3 人が横になれ
るスペースを作りツエルトを被る。
沢の中から見える空一面の星空がとても綺麗で
あった。
【コースタイム】
出発(6:15)→取水口(7:30)→二俣(8:46)→崩
壊壁(9:15)→二俣(10:40~11:00)→高巻後の
沢身(12:55~13:10)二俣(15;10~15:20)→ビバ
ーク地(17:50)
7/13 晴れ
明るくなるのを待って、朝食をとり、しばらく沢身
を進むとコルジュとなり左岸を高巻く。
高巻きの途中に古い残置された、懸垂用の支
点があった。我々はそこよりさらに登った木に支
点を取り、懸垂25m で沢に下りる。
水量が少し減った沢身を、快適にシャワークラ
イムを楽しみながら、高度を上げていく。8
次の二俣を左に、その次の二俣を」左に進むと
ガラ場となって来た。
ガラ場の中の沢身をぐんぐん高度を上げていく。
やがて伏流となり、ガレ場を進み支尾根と上が
る。9
草付きを少し登ると明瞭な踏み跡へ出た。この
踏み跡を辿りながら縦走路の稜線へと向かう。
バテてきた中、ピンクの岩鏡、黄色のキンバイと
いった高山植物に癒されながらやっと縦走路に
出た。そこは、我々の予想とは違い、光小屋より
少し北の亀甲状地であった。
光岳はパスし易老岳へと向かう。易老岳より易
老渡へ太陽と競争しながら駆け下った。
【コースタイム】
出発(6:30)→高巻き後の沢身(8:50~9:10)→
ガラ場の中( 10:30~10:45 )→踏み跡( 11:55~
12:15)→縦走路(13:05)易老岳(15:15)→易老
渡( 18:10 )→かぐらの湯( 19:30~20:30)→豊川
(23:10)
【感想】
20 年ぶりの南アの沢登を満喫出来たが、日々
12 時間行動はいささか疲れました。
-記・浅田-

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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