栃の木沢

栃の木沢
2013年7月7日(日)
メンバー 山本、梅沢、上田、鷲見、高橋、荒木、五嶋、西村、浅田、Nさん
新人の沢登りトレーニングと、赤木沢のトレーニングを兼ねて、総勢10名で奥三河の名渓、栃の木沢を遡行して来た。
豊川を出るときは今にも降りだしそうな雲であったが、鳳来湖の辺りまで来ると青空が広がって来た。林道最奥の駐車スペースに車を停めて、身支度を整えて9時20分入渓する。
直ぐ快適なナメ床が続き、思い思いに沢身を進む。
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入渓地点
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小滝郡を越えてゴーロー状の沢を進むと(入渓から40分)8m程の滝が現れる。ここは右岸に残置ハーケンがあり、それを使って高橋がルートを作り、山本長老もそれに続く。女性陣もシャワーを浴びながらも滝上へ。
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トップで登る高橋
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山本長老
ここからまた小滝と30m程のナメ床を進むと二股となる。左股より10mの滝が落ちているがここは左岸を高捲く。5mのナメ滝を二つ越えると沢は右に大きく曲がり、栃の木沢最大の大滝(20m)が現れる。ここで小休止をしてルートを決める。
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大滝
右岸の草つきを高捲くか、本流よりやや左の水量の少ない箇所を登るか検討し、後者のルートに決める。残置ハーケンが4箇所程見えるので、沢登りのプロである高橋がトップで果敢にルートを開く。
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大滝を登る高橋
上田、山本、と続きザイルを2本にして女性陣、梅沢と続く。
核心部を女性陣はシャワーを浴びながらA0で越えていく。
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大滝を登る女性陣
因みに山本長老と私の足ごしらえは地下足袋、わらじである。
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10名全員が登るのに1時間半程かかったが、沢登り醍醐味を味わえたと思う。大滝の上で小休止をして上部を目指す。
ここからは容易なナメ滝と、快適なナメ床が続き40分程で登山道が横切っている箇所に着く。
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快適なナメ床
山頂まではまだ2時間強かかるのと、沢の核心部は終ったのでここから下山する事にした。
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最高到達地点
明瞭な登山道を1時間半程で入渓地点へ戻った。
ナメ床で滑って釜へダイブしたり、へつりで深みにはまったり、ずぶ濡れになりながらも緊張して登った大滝と、10名でワイワイ言いながら登った沢は、やはり楽しい沢登りであった。
記 浅田

この記事を書いた人

愛知県豊川市に拠点をおき、奥三河の山々をホームゲレンデに、四季のアルプスのピークハント、縦走、ロッククライミングから沢登りとオールラウンドな山登りをしています。
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