【剱岳】21.07.22(河合)
【2021年7月22日~25日】
【メンバー】浅田、古賀、河合、白井、二橋、中川、中村さ
浅田さんの「剱岳八ツ峰VI峰Cフェース・剣稜会ルート」を登りたい。という一言で、今回の計画はスタートした。
今年は、東京オリンピックが1年遅れて開催されるため、7月22日、23日が祝日となり4連休の取得が可能となったため、日程は、7月22日~25日で決定した。
立岩での練習も事前に行い、私は、なまった体を岩に馴染ませた。
それぞれの思いを胸に、先発隊は、21日夜出発。後発隊は22日夜出発。
22日、剣沢まで入山、テント設営。
23日、剣沢~八ツ峰上部~本峰~剣沢。(約15時間)(先発隊:河合、二橋、中川、中村さ)
24日、剣沢~源次郎尾根~本峰~剣沢。(約8時間半)(古賀、河合)
24日、剣沢~剣稜会ルート~剣沢。(約14時間半)(浅田、中川)
24日、剣沢~成城大ルート~剣沢。(約14時間半)(白井、中村さ)
25日、剣沢~室堂~豊川
梅雨明け後の安定した気候となり、4日間すべて晴天に恵まれたが、新型コロナのため、比較的登山者は少なく感じた。
豊川山岳会のメンバー7人が揃って、剣沢での合宿は楽しい。剱岳の景色を見ているだけでも普段の生活から解放された気持ちになる。
それぞれのルートについては、後日、ブログにアップしていただきます。
【八つ峰6峰Cフェース剣稜会ルート】
7月24日 メンバー 浅田、中川
コースタイム BC発3時→取り付き7時半~8時15分→終了点11時45分
第一懸垂下降点12時半→第二懸垂下降点13時→BC17時40分
昨年古希を迎へ若い頃登った剣岳の岩場を、再度登ってみたくなり会の仲間に声を掛けた。
最終的に7名の仲間と剣岳へ行き、目標のCフェース剣稜会ルートを登って来た。
BCを3時に出発しまだ暗い中、剣沢を下っていく。40分程下った所でアイゼンを付けさらに下って行く。源次郎尾根取り付きで河合、古賀、白井、中村と別れて長次郎出合いから取り付きへ向かい、雪渓をひたすら登る。
出会いから2時間半程で取り付きに着くが、4パ―テーが待っていた。取り付きは雪洞の中のようで残雪が覆い被さっていた。
45分程待って中川トップで取り付く。最初の3手が核心で苦労していたが、その後はスムーズにザイルを延ばし確保点へ。
ここでも3パ―テーが一緒となり順番待ちとなる。2P目は浅田がリードで快適に40m登る。途中のランニングビレーは、古いハーケンを使っていく。誰が何時打ったのか想いを寄せる。2Pの終了点でも順番待ちである。
3P目は中川リードでザイルを延ばす。
4P目の核心は浅田リードでリッジを超えて中川を迎える。お決まりのポーズで写真を撮る。
最終5P目は中川リードで終了点へ。最終ピッチフォローで登りながら37年前が蘇ってきた。
中川と握手をして暫し達成感に浸る。
下降は25mの懸垂と50mの懸垂で雪渓へ降りる。
後は長い長次郎雪渓の下りと、剣沢を登りBCへ疲労困憊で着く。
記 浅田